デイリーニュース

  • ノーム・チョムスキー 「米国が国際法に従ったら素晴らしいのに」と国連で語る

    世界的に著名な学者ノーム・チョムスキーが、10月、国連総会ホールでイスラエル・パレスチナ紛争について重要な演説を行った後、エイミー・グッドマンが800人の聴衆の前でチョムスキーにインタビューを行いました。チョムスキーは「パレスチナ人民の固有の権利行使に関する委員会(パレスチナ委員会)」(United Nations Committee on the Exercise of the Inalienable Rights of the Palestinian People)後援によるイベントで講演を行いました。「米国が取れる重要な行動の一つは、自国の法律に従うことです。もちろん米国が国際法に従うならそれに越したことはありませんが、それは無理な注文かもしれません」とチョムスキーは語りました。

    dailynews date: 
    2014/11/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • ノーム・チョムスキー 国連スピーチで米国のイスラエル支援と パレスチナ国家妨害を激しく非難

    本日は米祭日特別番組として、世界的に著名な反体制派知識人ノーム・チョムスキーの説話を放送します。先日チョムスキーは、「パレスチナ人民の固有の権利行使に関する委員会(パレスチナ委員会)」(United Nations Committee on the Exercise of the Inalienable Rights of the Palestinian People)後援のイベントにおいて、国連総会ホールで講演を行いました。「1976年1月に始まったパターンが今日まで続いています〔訳注:1976年1月国連安全保障委員会にパレスチナとイスラエルの二国家をそれぞれ承認することで紛争を解決する決議案が提出され、アラブ諸国やPLOはこれを支持した〕」と、マサチューセッツ工科大(MIT)名誉教授のチョムスキーは語りました。「イスラエルはこうした条件での和平を拒絶し、長年にわたり軍事、経済、外交、思想面での絶間ない断固とした米国の支持のもと、膨大な資源をつぎ込んでその実現を全力で阻止してきたのです」

    dailynews date: 
    2014/11/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 「空がどのように見えるか、もうわからなかった」:リッキー・ジャクソン 39年服役後無罪に

    犯してはいない罪で39年間服役していたオハイオの男性が釈放されました。59歳のアフリカ系アメリカ人リッキー・ジャクソンは、殺人の罪で1975年から投獄されていました。訴訟は13歳の証人をもとに行われましたが、2011年の調査後、証人は警察の強制によりジャクソンと他の二人を巻き込んだとして、証言を撤回しました。証人のエディ・ヴァーノンは、もし警察に協力しないと両親を逮捕すると脅迫され、警察に供述する内容を伝えられたと語っています。21日、リッキー・ジャクソンは検察当局が訴訟を取り下げたことを受けて釈放されました。40年近くにわたり不当に獄中で過ごしたジャクソンは、無罪釈放された受刑者として米国で最も長期間にわたって投獄された人物となりました。オハイオ・イノセンス・プロジェクト(Ohio Innocence Project)の専従弁護士でジャクソンの代理人を務めるブライアン・ハウとともに、ジャクソンに話を伺います。

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    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ミシシッピー・バーニング:ファーガソン暴動の中、オバマは1964年のKKKに虐殺された公民権運動活動家3人を表彰

    25日に行われた自由勲章の授与式にて、オバマ大統領は50年前にクー・クラックス・クラン(KKK)より殺害された公民権運動家ジェームズ・チェイニー、アンドリュー・グッドマン、そしてマイケル・シュワーナーを表彰しました。彼らは黒人有権者の登録にミシシッピまで向かい、殺害されました。「あのフリーダムサマーで、この3人のアメリカ人は傍観することを拒否しました」とオバマは語りました。「KKKの一団による彼らの残忍な殺人は、我々の国の良心を揺さぶりました。彼らの遺体が発見されるまで44日かかり、主犯格に裁きをかけるまで41年がかかりました」。Neshoba: The Price of Freedom(『ネショバ郡:自由の値段』)の抜粋を流します。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • アル・シャープトン牧師: 公民権運動の遺産が示す 州が出来ないなら連邦が正義をもたらす必要がある

    25日、ファーガソン近くの教会でマイケル・ブラウンの家族の記者会見が行われました。マイケル・ブラウンの父の姿もありましたが何も語りませんでした。彼は息子がダレン・ウィルソン警官に殺害された時に被っていたセントルイス野球帽と似た帽子を被り、『正義無しに平和無し(No Justice, No Peace)』とかかれたTシャツを着ていました。ブラウン家族の弁護士ベンジャミン・クランプとアル・シャープトン牧師はセントルイス郡検察官ボブ・マッカローの大陪審手続きの取り扱い方を非難しています。エイミー・グッドマンはアル・シャープトン牧師に記者会見で、当局が24日の晩ファーガソンの一部が炎上するのを見過ごしたか聞きました。また殺害された3人の公民権活動家たちが24日に自由勲章を受賞したことについて、そしてこの事件でウィルソンが連邦裁判所に訴追される望みがあるかどうかも尋ねました。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 「この国は人々よりも財産を大切にする」:抗議が広がる中、ファーガソンの活動家が語る

    ミズーリ州ファーガソンでは、武器を保持していなかった十代のアフリカ系アメリカ人少年マイケル・ブラウンを射殺した警官ダレン・ウィルソンを起訴しない大陪審の決定をめぐり、連続3日目になる抗議が始まりました。25日、ミズリー州ジェイ・ニクソン知事はセントルイス地区の巡回のため2000人以上の州兵を動員しました。警察はファーガソン市役所近辺の抗議デモを解散させるため、繰り返し発煙弾と催涙ガスを発砲しました。警察は44人が逮捕されたと発表しています。一方マイケル・ブラウン訴訟のデモはロサンゼルスからニューヨークまで全国に拡大しています。ハンズ・アップ・ユナイテッド(Hands Up United)創立者の一人であり、セントルイスを拠点にした黒人闘争のための組織(Organization for Black Struggle)の一員トリー・ラッセルを招き話を伺います。

    dailynews date: 
    2014/11/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 暴動は声を聞いてもらえない人々の言葉:人種間正義を求める闘いで続くファーガソンの抗議行動

    「あなた方の前に立って暴動を非難するだけでは十分ではありません。我々の社会に存在する不確かで耐え難い状況をもまた、同時に非難しなければ道徳的に無責任なことになるでしょう。こうした状況が、世間の注意を引くためには暴力的な反逆行為をするしか他に方法がないと人々が感じる原因をもたらしているのです。そして今夜私は、暴動というのは声を聞いてもらえない人々の言葉なのだと言わなければなりません」。これは、マーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師が、彼が暗殺される数週間前の1968年3月に行った演説の中の言葉です。マイケル・ブラウンを射殺した警官ダレン・ウィルソンの不起訴という大陪審の決定を受けた一晩の抗議行動の後、翌日の11月25日もファーガソンの一部では前夜の火災が治まっていません。ファーガソンにある少なくとも十数の店が押し入られ、火を付けられました。多くの商店は消防隊が到着するまでの数時間燃え続けました。「友和会」(Fellowship of Reconciliation)のオサジフォ・セコウ牧師と、コネチカット大学のアフリカ研究所の所長でニューヨーカー誌の寄稿者であるジェラニ・コブから話を聞きます。「100日以上の間、[ファーガソンの抗議者たちは]この事件に対する姿勢として主に非暴力を貫いてきました」と、セコウは言います。「彼らは体制側にチャンスを与えました。

    dailynews date: 
    2014/11/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「黒人に対する警察の暴力はこれで公式に解禁」:法律専門家が大陪審によるウィルソンの不起訴を非難

    セントルイス郡検事のボブ・マクロックは11月24日、大陪審はマイケル・ブラウンの死亡に関し、警官のダレン・ウィルソンをいかなる犯罪で起訴する「もっともらしい理由は存在しない」と判断したと発表しました。大陪審は3ヶ月間審議し、ウィルソン自身を含む複数の証言を数十時間に渡り聞き取りました。しかし彼らは事件のすべてについてを聞いたのでしょうか? マクロック自身も、大陪審の審議中、警察寄りの偏見や、まるで裁判のような今回の異例の大陪審手続きに対する疑問をめぐり辞任を要求されるなど世間の監視の目にさらされてきました。「憲法上の権利センター」(Center For Constitutional Rights)の代表でファーガソンから戻ったばかりのビンス・ウォーレンに話を聞きます。「不起訴という決定から何も得られるものはありません。黒人に対する警察の暴力がこれで公式に解禁になったという事実以外はね」と、ウォーレンは言います。

    dailynews date: 
    2014/11/25(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 黒人の命も大切:マイケル・ブラウンを射殺した警官、大陪審で不起訴 怒り噴出のファーガソン

    ミズーリ州セントルイスの大陪審は、武器を所持していなかったアフリカ系アメリカ人の十代の少年マイケル・ブラウンを射殺したファーガソンの警官ダレン・ウィルソンを起訴しないことを決定しました。この決定は、9人の白人と3人の黒人の陪審員による3ヶ月間の審議の結論で、この審議ではウィルソン自身も4時間の証言をおこなっています。この大陪審の決定はファーガソンで怒りを噴出させると同時に、ブラウンの殺害を警察全般で起きているによる有色人種への不当な扱いのパターンの一部と見るグループの間にも激しい怒りを引き起こしています。ブラウンの家族は声明の中で次のように述べました。「私たちの子供の殺害者が自分がしたことの報いを受けないことに、私たちは深く失望しています」。セントルイス郡検事のボブ・マクロックの話を聞き、エイミー・グッドマンが昨晩11月24日にファーガソンの街頭でインタビューした抗議者らの声を放送します。

    dailynews date: 
    2014/11/25(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 独房で米国最長の服役を強いられた囚人へ再び釈放命令 それでも彼の釈放を妨げようとする検察

    連邦控訴裁判所は、元ブラック・パンサー党員で、米国最長といわれる40年間以上を独房監禁状態で過ごしたアルバート・ウッドフォックスの釈放を認める下級裁判所の判決を支持し、ルイジアナ州に彼の釈放を命じました。ウッドフォックスと「アンゴラ・スリー」のもう1人の囚人の故ハーマン・ウォレスはアンゴラ刑務所で守衛を殺害した罪で有罪判決を受けました。「アンゴラ・スリー」と彼らの支持者は、彼らの政治的活動を阻止するため濡れ衣をきせられたのだと主張しています。昨年、連邦判事が、再審で人種差別があったことを理由にウッドフォックスは釈放されるべきだという判決を下しました。ウッドフォックスの罪が覆されたのはこれで3度目となりましたが、検察官はそれらの判決に対し幾度となく控訴することで、この判決命令を執行することを阻止してきました。20日に出された第5連邦巡回控訴裁判所による判決は、満場一致でウッドフォックスの釈放命令を是認しましたが、検察側がウッドフォックスを獄中に留めるため控訴し、釈放を遅らせる恐れがあります。本日は、「アンゴラ・スリー」の一員で、彼が犯していない殺人の罪で29年間を独房で過ごしたロバート・キングと、アルバート・ウッドフォックスの弁護人である、スクエア・パットン・ボグス法律事務所のカリーン・ウィリアムズに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/11/24(Mon)
    記事番号: 
    2

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