デイリーニュース

  • フィンケルスタイン:人種差別政策や汚職スキャンダルにも拘わらずイスラエルで権力の座にとどまり続けるネタニヤフ

    イスラエルのベンジャミン・ネタニヤフ首相が国内政治で物議の的になっています。2015年にストリップ・クラブの前でこっそり録音された息子の会話をイスラエルのテレビ局が報道したからです。録音の中で、ヤイル・ネタニヤフは、売春婦について語るとともに、イスラエルのガス開発大企業の大株主の息子に金をせびっています。ヤイルは、「俺の親父はお前の親父に200億ドルの段取りをつけてやった。それなのに、お前は俺に400シェケル払うのを渋るんだ」と話しており、父ネタニヤフ首相が200億ドルの取引の後押しをしてガス産業の大物に利益を与えたことを仄めかしています。折しも、ベンジャミン・ネタニヤフは現在、複数の汚職捜査に直面しています。

    dailynews date: 
    2018/1/10(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 国際刑事裁判所が戦争犯罪の疑いでイスラエルの徹底調査を検討する中 米国は国連のパレスチナ難民救済事業機関への拠出打ち切りへ

    イスラエルは、2014年のガザ攻撃と、現在も進行中の西岸地区での入植地拡大に関して、国際刑事裁判所の戦争犯罪調査を受ける可能性に直面しています。こうした脅威にもかかわらず、イスラエルの国防相は9日、西岸地区での数百の入植者住宅の新たな建設承認を発表しました。一方、スウェーデンは、トランプ政権が国連のパレスチナ難民救済事業への年額数百万ドルに及ぶ支援金拠出の打ち切りを口にしたことを批判しました。パレスチナ立法評議会議員ハナン・アシュラウィは、トランプ大統領が拠出金打ち切りで脅しをかけるのは、脅迫に等しいと述べています。著述家で学者のノーマン・フィンケルスタインが詳細を語ります。フィンケルスタインの新著のタイトルはGaza: An Inquest into Its Martyrdom(『ガザ:その殉難の探求』)です。彼の両親はホロコーストで収容所体験をし、生き残りました。フィンケルスタインには、『ホロコースト産業』、Knowing Too Much: Why the American Jewish Romance with Israel Is Coming to an End.(『多くを知りすぎた:ユダヤ系米国人とイスラエルの蜜月が終わりを迎える理由』)はじめ、数々の著書があります。

    dailynews date: 
    2018/1/10(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ウィリアム・バーバー牧師:トランプは人種差別と外国人嫌悪政策の背後のより深い道徳的弊害の兆候

    ウィリアム・バーバー牧師に、「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)、トランプ大統領の人種差別政策への共和党の歓迎、選挙権に対する脅威、共和党による連邦裁判所の再建について話を聞きます。ウィリアム・バーバー牧師は「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)の代表で、Third Reconstruction: Moral Mondays, Fusion Politics, and the Rise of a New Justice Movement (『3回目の再建:モラル・マンデー、融合政治、新たな正義運動の台頭』)の著者です。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    4
  • バーバー牧師と人種分離主義者ストロム・サーモンドの元見習いが新たな貧者の運動を立ち上げるために結束

    米国が1月第3週のマーティン・ルーサー・キング・デイを迎える準備をする中、現代の公民権運動の指導者は、新たな「貧者の運動」(Poor People’s Campaign)を立ち上げました。これは、キング牧師と南部キリスト教指導者会議によって導かれた歴史的な1968年の運動に触発されたものです。この新たな運動の組織者たちは今後数カ月の間に、組織的人種差別、貧困、戦争経済、環境破壊への注目を呼び掛けるために、全米の州議会議事堂と国会議事堂での6週間の直接的な行動を予定しています。「破れを繕う者たち」(Repairers of the Breach)の代表で上級講師のウィリアム・バーバー牧師に、さらに詳しく話を聞きます。彼は「モラル・マンデー」(Moral Mondays)の指導者で、Third Reconstruction: Moral Mondays, Fusion Politics, and the Rise of a New Justice Movement (『3回目の再建:モラル・マンデー、融合政治、新たな正義運動の台頭』)の著者です。福音派の牧師で、ノースカロライナ州ダーラムの「改宗のための学校」(School for Conversion)の代表であるジョナサン・ウィルソン・ハートグローブからも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 「私たちにとって悪夢」:トランプの一時保護資格打ち切り決定を受け最大25万人のエルサルバドル人に強制送還の恐れ

    トランプ大統領は1月9日ホワイトハウスで、国境の壁の建設資金調達の交換条件として「ドリーマーズ」として知られる約80万人の在留資格を持たない若い移民を保護する、という彼の提案について共和党と民主党の議員たちと会談します。この会談前日、トランプ政権は2001年以来米国で暮らしている最大25万人のエルサルバドル人の「一時保護資格」(temporary protected status)を終わらせると発表しました。TPSとして知られる一時保護資格は、エルサルバドル人に米国で暮らし働く法的許可を与えてきました。TPSは、2001年に破壊的な2回の地震がエルサルバドルを襲った後に施行されました。トランプ政権はすでに、米国で暮らしている数万人のハイチ、ニカラグア、スーダンの移民の一時保護資格を終わらせると発表しています。ストーニーブルック大学の学生で「道を開こうニューヨーク」(Make the Road New York)のメンバーでもある、ロッドマンという名前の男性に、さらに詳しく話を聞きます。彼は米国市民で、彼の両親はエルサルバドル人でTPSの対象となっています。彼は、家族を守るために番組で苗字を出さないでほしいと言っています。「ニューヨーク移民連合」(New York Immigration Coalition)の移民政策部長であるアヌ・ジョシにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • 「彼女の心臓は攻撃された」:ハーレムで数百人がエリカ・ガーナーの葬儀に出席

    ニューヨークのハーレムで数百人が、警察の暴力に抗議してきた活動家エリカ・ガーナーの葬儀に出席しました。彼女は、2番目の子供を出産した4ヵ月後の12月30日、喘息誘発性の心臓発作により27歳で亡くなりました。エリカの父親エリック・ガーナーは2014年、スタテン島で警官に地面にねじ伏せられ、締め技を使われたことによって窒息死しました。

    dailynews date: 
    2018/1/9(Tue)
    記事番号: 
    1
  • Time's Up(時間切れ)! ゴールデングローブ賞授賞式で活動家が女優と登場 ジェンダーと人種への正義を呼びかけ

    ハリウッドで7日夜に行われたゴールデングローブ賞授賞式では、俳優らが「#MeToo」運動への支持を表明し、ハーヴェイ・ワインスタインのスキャンダル後の新たな時代にジェンダーや人種への正義を呼びかけました。8人の女優が社会的正義の活動家とともに登場しました。ミシェル・ウィリアムズは「#MeToo」運動創始者のタラナ・バークと、メリル・ストリープは「全米家事労働者連盟」(National Domestic Workers Alliance)のアイ=ジェン・プーとともにレッドカーペットを歩きました。シェイリーン・ウッドリーはスクアミッシュ族のカリーナ・ローレンスに付き添われ、エマ・ストーンはテニス優勝者でLGBT支持者のビリー・ジーン・キングと、スーザン・サランドンはプエルトリコのメディア正義を求める活動家で米国緑の党の副大統領候補に指名されたことのあるローザ・クレメンテと登場しました。エイミー・ポーラーは「レストラン・オポチュニティー・センター連合」(Restaurant Opportunities Centers United)代表のサル・ジャヤラマンをゲストに招きました。ローザ・クレメンテとサル・ジャヤラマンに詳しく聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/8(Mon)
    記事番号: 
    2
  • オプラ・ウィンフリーがゴールデングローブ賞生涯功労賞を受賞 力強いスピーチを披露

    米国で7日夜、ゴールデングローブ賞授賞式が開かれ、ハリウッド俳優たちが「#MeToo(私も)」運動を賞賛、ジェンダーや人種への正義を求めました。多くの参列者が呼びかけに応え、黒い衣装に「Time's Up!(時間切れ)」と書かれたピンを付けて登場しました。オプラ・ウィンフリーがアフリカ系米国人女性として初めて生涯功労賞を受賞、新たな歴史を刻みました。アフリカ系米国人の同賞受賞は1982年のシドニー・ポワチエ以来です。司会を務めたセス・マイヤーズは冗談めかして、大統領選に出馬してはどうかとオプラに言いました。そのジョークとオプラの力強い受賞スピーチは、オプラが2020年大統領選に本当に出馬するのではないかとの憶測を呼び、熱い期待が寄せられています。オプラの長年のパートナーであるステッドマン・グラハムは、「それは人々にかかっている。彼女ならきっと応えるだろう」と述べています。オプラの受賞スピーチのほか、ゴールデングローブ賞司会者を務めたセス・マイヤーズや『ビッグ・リトル・ライズ』のニコール・キッドマンとローラ・ダーン、『侍女の物語』のエリザベス・モス、『スリー・ビルボード』のフランシス・マクドーマンド、『THIS IS US 36歳、これから』のスターリング・K・ブラウンのスピーチをお送りします。

    dailynews date: 
    2018/1/8(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 最大の秘密:テロとの戦いの影響を受けたNYタイムズ記者時代をジェイムズ・ライゼンが語る

    本日は、8月にニューヨーク・タイムズ紙の記者を辞職し、報道サイト『インターセプト』の国家安全保障担当上級通信員となったジェイムズ・ライゼンと共にお送りします。彼は、The Biggest Secret: My Life as a New York Times Reporter in the Shadow of the War on Terror(『最大の秘密:テロへの闘いの影にあったニューヨーク・タイムズ紙レポーターとしての私の半生』)と題した1万5000語の記事を今週発表しました。この衝撃的な記事には、9/11同時多発テロ後の時期の国家安全保障に関する重要な記事を公表しようと奮闘したことや、米国政府と他ならぬニューヨーク・タイムズ紙の編集部の両者が握り潰していたことが書かれています。その中には後に彼がピュリッツァー賞を受賞したブッシュ政権の令状なしの盗聴プログラムについての報道も含まれています。ライゼンは、ニューヨーク・タイムズ紙の重要編集者たちとCIAやホワイトハウスの幹部たちによる会議についても語っています。ライゼンは情報源を明かすことを拒否したために起訴され、最高裁判所まで争い、あやうく刑務所送りになるところでしたが、オバマ政権が見逃してくれたためにそれを免れました。

    dailynews date: 
    2018/1/5(Fri)
    記事番号: 
    1
  • フォーダム大学の学生「パレスチナの正義を求める学生の会」承認破棄で 言論の自由を理由に提訴

    全米の大学キャンパスで、言論の自由が「パレスチナ問題に関しては適用されていない」と一部が主張しています。その問題の一例として、ニューヨーク市のフォーダム大学リンカーン・センター・キャンパスで「パレスチナのための正義を求める学生の会」(Students for Justice in Palestine)発足の権利を巡り学生が大学を提訴した件を見ていきます。学生の自治会は満場一致で同グループを承認しましたが、学生部長がこれは「賛否両論を引き起こし」「対立をあおる」可能性があるとし却下しました。1月3日、学生らは裁判所に学生自治会の承認を回復させるよう求めました。フォーダム大学卒業生で、現在はラトガース大学法学部の学生であるアハメド・アワドに話を聞きます。アワドは今回の申立人の一人です。「パレスチナ・リーガル」(Palestine Legal)のディマ・ハリディ理事長にも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/1/4(Thu)
    記事番号: 
    3

Pages