デイリーニュース

  • 『アメリカで最も危険な男』 新作ドキュメンタリー映画が語るダニエル・エルズバーグと彼が漏えいしベトナム戦争終結の一助となったペンタゴン・ペーパー

    ダニエル・エルズバーグはかつてスパイ容疑で立件されかかったことがありました。後にペンタゴン・ペーパーとして知られることになる7000ページに及ぶ極秘歴史資料を漏えいしたかどで終身刑の恐れもあったのです。同資料は、アメリカがベトナムにどのように関わっていたかの真相を伝えるものです。エルズバーグのこの行為が、ニクソンの大統領任期とベトナム戦争とを早期に終結させる一助となったのです。彼のその話が新しいドキュメンタリー映画 The Most Dangerous Man in America: Daniel Ellsberg and the Pentagon Papers(アメリカで最も危険な男:ダニエル・エルズバーグとペンタゴン・ペー パーズ)によって語られることになりました。エルスバーグ本人、彼の妻パトリシア、そしって映画の共同監督ジュディス・エーリックに話を聞きましょう。

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    dailynews date: 
    2009/9/16(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 控訴裁判所がマヘール・アラール事件に裁定:特例拘置引渡しの罪なき犠牲者が米国裁判所で訴えを起すことは不可

    連邦控訴裁判所は11月2日、米当局がカナダ国籍のマヘール・アラールをシリアに送還し、拷問を受けさせたことに対するアラールの訴えを棄却しました。第二巡回控訴裁判所は、議会がこうした訴訟を許可したことがないことを理由に、特例拘置引渡しの犠牲者は海外で受けた拷問について米国政府を訴えることはできないという判決を下しました。シリア出身のマヘール・アラールは2002年、チュニジアでの家族休暇からカナダへ帰る途中、ニューヨークで拘束されました。その後のカナダが行った公式調査によって、アラールは、彼がイスラム過激派と関係があるというカナダ当局者の間違った助言によって拘束されたことがわかりました。米当局はアラールをシリアへ送還し、彼はそこで1年間監禁され拷問を受けました。カナダ当局は2007年にアラールの容疑を撤回、拷問したことを謝罪。さらに数百万ドルの示談金を彼に払いました。
    dailynews date: 
    2009/11/3(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 国連調査で明らかに イスラエルがパレスチナの一般市民に「虐待と脅し」 ガザ攻撃時に戦争犯罪行為

    国連の事実調査使節団は、イスラエルが今年初めの3週間のガザ攻撃でパレスチナ人市民に「虐待と脅し」を行っていたと結論づけました。そうしてイスラエル軍がジュネーブ条約に対して重大な違反を犯していた強力な証拠があることを示唆しました。この攻撃で1400人のパレスチナ人が殺され、その約3分の1は女性と子供でした。作家でイスラエル-パレスチナ学者であるノーマン・フィンケルスタインの分析を聞きましょう。

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    ★ DVD 2009年度 第3巻 「パレスチナ」に収録

    dailynews date: 
    2009/9/16(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 発覚 巨大ブルーベリー業者がミシガンの農園で児童就労

    ABCニュースの調査で、米国のブルーベリー栽培農園の最大手の1つが児童就労を行っていたことが明らかになりました。ミシガン州サウスヘイブンのアドキン・ブルー・リボン・パッキング社(Adkin Blue Ribbon Packing Company)がこのスキャンダルの中心です。アドキン社の大手顧客にはウォルマートやクローガー・スーパーマーケット・チェーンがいますが、この件で取引を中止しました。ABC ニュースの主任調査報道記者ブライアン・ロスと、ミシガン移民労働者法律支援(Michigan Migrant Legal Aid)のテレサ・ヘンドリックスに話を聞きます。
    dailynews date: 
    2009/11/4(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 悪賢い巨大金融への道:マクラッチー紙が暴く 住宅市場暴落を見越していたゴールドマン・サックスがいかにして数百億ドルもの抵当証券を販売したか

    マクラッチー紙の5カ月に及ぶ調査取材で、ゴールドマン・サックス社が直近に無価値となることになる、数百億ドル相当の住宅ローン証券を投資家に販売していましたが、それと同時に、秘密裏に住宅市場の下落に賭けていたことが明らかになりました。2006年~2007年にかけ、同社は少なくとも20万件、400億ドル以上の高リスク住宅ローン証券を投資家に売却しましたが、買い手には自社がこっそり米国住宅価格の急落によりこれらの証券価値が下落することに賭けていると言うことを一言も伝えていなかったのです。マクラッチー紙のグレッグ・ゴードン記者に話を聞きます。

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    dailynews date: 
    2009/11/4(Wed)
    記事番号: 
    2
  • グレース・リー・ボッグズ、ジョン・ベラミー・フォスター 金融破綻、社会変革と、民主主義の再定義について討論

    ウォール街が金融破綻からの回復をみせていますが、一般市民の生活はこの危機から抜け出せずにいます。番組では、米国の経済構造の根本的な再考を数十年にわたって訴えてきた二人のゲストを 招きました。デトロイト市在住の哲学者で活動家のグレース・リー・ボッグズ。94歳の彼女は過去70年の間に公民権、ブラックパワー、労働、環境正義、フェミニズム運動といった問題に関わってきました。もう一人のゲストであるジョン・ベラミー・フォスターは、社会主義雑誌マンスリー・レビューの編集に携わる一方、オレゴン大学教授として社会学を教えています。
    dailynews date: 
    2009/9/17(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 2009年選挙:共和党が州知事選で勝利;NY 市長選はブルームバーグが辛勝;民主党は下院補選勝利;メイン州は同性婚合法化を覆す

    ニュージャージーとバージニア両州の知事選でいずれも共和党候補が当選しました。ニューヨーク市長選では富豪マイケル・ブルームバーグが予想外の僅差ながらウィリアム・トンプソンを下しました。ブルームバーグがこの選挙に投入した資金は1億ドルと見られており、大統領選を除いて史上最もカネをかけた選挙となりました。一方、メイン州では同性結婚を認める州法が住民投票により覆されました。
    dailynews date: 
    2009/11/4(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ACORN代表、職員不祥事への対処を約束する一方で、団体への批判を「現代のマッカーシズム」と警告

    貧困団体ACORNは、同団体職員による売春斡旋業者と売春婦へのアドバイスの提供がカメラに収められて以来、批判の矢面に立たされています。大統領選挙に際する有権者登録で不正があったとして、数年にわたって同団体を非難してきた保守派にとって、今回のビデオは格好の材料となりました。共和党は、物件差し押さえ、税金トラブルの解決、有権者登録といった面で貧困者を援助しているACORNへの連邦政府補助金を、すべて停止するように要求しています。 ACORNの代表者バーサ・ルイスに話を聞きました。
    dailynews date: 
    2009/9/17(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グレース・リー・ボッグズが語る オバマ時代の集団抗議行動と人種政治学 デトロイト経済の惨状 米国の社会主義思想の遺産

    デトロイトを拠点に活躍してきた伝説的な活動家でコミュニティ組織者である94歳の哲学者グレース・リー・ボッグズとの会話のパート2をお送りします。過去70年にわたって彼女は公民権運動や黒人たちのブラックパワー運動、労働問題、環境問題における正義のあり方、フェミニスト運動に深く関わってきました。1915年に中国移民の両親のもとに生まれた彼女は、1992年、彼女の街を再建し再生するためにデトロイト・サマー・ユース・プログラムを共同で創設しました。
    dailynews date: 
    2009/9/18(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 「GMの金のなる木」 ブラジルの地方住民の強制退去は「排出量取引」制度の影響を浮き彫り

    コペンハーゲンでの気候変動サミットまであと1ヶ月。新しい調査報道シリーズが、ブラジルの森林をゼネラルモーターズやシェブロンなど世界最大の環境汚染企業の温室効果ガス排出相殺に活用すしようと地元住民を強制退去させる動きを追っています。森林伐採は世界の温室効果ガス排出の5分の1を占めるとされるため、植林と森林保護が環境汚染相殺の鍵となると見られています。調査報道センター(Center for Investigative Reporting)のマーク・シャピロに話を聞きます。ブラジルを取材したシャピロは、「地球上でカーボンフットプリントが最小の人々が、最大のフットプリントを持つ企業によって強制退去させられている」と書いています。

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    ★ ニュースレター第26号 (2010.3.10)

    dailynews date: 
    2009/11/5(Thu)
    記事番号: 
    3

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