米連邦議会では異論の多い税制改革法案の採決準備が進んでいますが、国連は米国の貧困についての辛らつな報告書を発表し、トランプ政権と共和党によって米国が「極端な不平等の世界チャンピオン」にされつつあることを明らかにしました。極度の貧困と人権に関する国連特別報告者であるフィリップ・アルストンは、カリフォルニア州、アラバマ州、ワシントンDC、プエルトリコへの訪問を含む、全米における2週間の実情調査の任務を遂行した後の調査結果を発表しました。アルストンはまた、共和党の税制改革法案は最も高所得の富裕層に莫大な富を移行させる一方、貧困状態で暮らしている4100万人の米国人の生活をさらに困難にすると警告しています。その他のにもアルストン報告の衝撃的な調査結果には、水と衛生設備を使用する権利について米国は世界36位であるという事実も含まれています。ニューヨーク大学法科大学院の教授でもあるフィリップ・アルストンに話を聞きます。