革命的な物理学者スティーヴン・ホーキング博士の生涯と遺産をしのんで、科学界の人々、家族、友人、ファンなどが一同に会する催しが3月30日(土)に開かれます。ホーキング博士は3月14日に英国ケンブリッジの自宅で亡くなりました。享年76でした。ホーキング博士は宇宙の起源について革命的な発見を行い、さらにその理念を科学に詳しくない世界中の何百万人もの人にわかるよう翻訳したことによって、科学者や科学愛好家を何十年にわたり魅了してきました。彼の経歴と生涯そのものが医療の奇跡として世に知れ渡りました。1942年イギリスのオックスフォードに生まれ、21歳の時に通称ルー・ーリック病と呼ばれる神経筋疾患と診断されました。余命はわずか数年と医師に告げられましたが、彼はその後50年以上も生き続け、電動車いすで世界中を旅し、特注のコンピューター音声合成装置で他人とコミュニケーションを取りました。この合成機がアメリカ人アクセントなのが唯一の不満でした。彼はまた、ベトナム戦争やイラク侵攻などアメリカの戦争に反対してきました。