デイリーニュース

  • スティーヴン・ホーキングを偲ぶ 革命的物理学者で気候変動 パレスチナ 平和を説く

    革命的な物理学者スティーヴン・ホーキング博士の生涯と遺産をしのんで、科学界の人々、家族、友人、ファンなどが一同に会する催しが3月30日(土)に開かれます。ホーキング博士は3月14日に英国ケンブリッジの自宅で亡くなりました。享年76でした。ホーキング博士は宇宙の起源について革命的な発見を行い、さらにその理念を科学に詳しくない世界中の何百万人もの人にわかるよう翻訳したことによって、科学者や科学愛好家を何十年にわたり魅了してきました。彼の経歴と生涯そのものが医療の奇跡として世に知れ渡りました。1942年イギリスのオックスフォードに生まれ、21歳の時に通称ルー・ーリック病と呼ばれる神経筋疾患と診断されました。余命はわずか数年と医師に告げられましたが、彼はその後50年以上も生き続け、電動車いすで世界中を旅し、特注のコンピューター音声合成装置で他人とコミュニケーションを取りました。この合成機がアメリカ人アクセントなのが唯一の不満でした。彼はまた、ベトナム戦争やイラク侵攻などアメリカの戦争に反対してきました。

    dailynews date: 
    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    3
  • トランプを提訴した医師ユージン・グー 銃暴力、退役軍人省の民営化、白人至上主義について語る

    銃規制要求デモに参加する若者たちは心肺蘇生術の習得に時間を割いたほうが有益だと発言したリック・サントラム元共和党上院議員が、国中の医師たちから非難を浴びています。バンダービルト大学医療センターのユージン・グー医師はツイッターで、「私は外科医なので、銃で撃たれ他人を手術したことがありますが、弾丸が腸を引き裂き、脊髄を通り抜け、腎臓や肝臓をぐちゃぐちゃにしていました。リック・サントラムが子供たちに、つべこべ言わず心肺蘇生術の授業を受けろと言ったのは許しがたい暴言です」と述べました。銃による暴力、トランプ大統領を相手取った訴訟、白人至上主義との闘いを誓ってひざまずいたことから停職になった理由などについて聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    2
  • シュルキン退役軍人長官の解任はトランプとコーク兄弟による退役軍人医療民営化の最新の動き

    トランプ大統領は28日、退役軍人省のデビッド・シュルキン長官を解任し、ホワイトハウス付きの医師で、海軍少将のロニー・ジャクソンを後任に据えると語りました。ジャクソン医師は大きな政府機関を統率した経験はありません。米国退役軍人省は連邦政府の中でも2番目に大きな機関で、36万人の職員がいます。シュルキン長官は、昨年欧州訪問の際に、妻の飛行機代に公費を充てたことを始めとする様々な倫理規定違反で非難にさらされていました。しかし本人は、解任された理由は退役軍人省の民営化に反対したためだと語っています。同省は1700ヵ所の病院や診療所を運営しています。退役軍人省の民営化を推進しているのは「米国を憂慮する退役軍人の会」(Concerned Veterans for America)と呼ばれる団体で、資金を提供しているのは保守派の億万長者コーク兄弟です。医療ジャーナリストで受賞経験もあるスザンヌ・ゴードンに話を聞きます。著書Wounds of War: Veterans’ Healthcare in the Era of Privatization(『戦争の傷:民営化の時代の退役軍人医療』)が近日出版予定です。

    dailynews date: 
    2018/3/30(Fri)
    記事番号: 
    1
  • サクラメントで殺害されたステフォン・クラークの葬式当日にも 正義を求めるデモは継続

    3月29日、カリフォルニア州サクラメントではステフォン・クラークの葬式が行われますが、彼の死をめぐる大規模な抗議デモは続いています。3月18日にアフリカ系米国人のクラークは、武器を持っていなかったにも関わらず祖母の家の裏庭で警察に射殺されたました。警察は当初、クラークは銃を手にしていたと主張しましたが、その後、死体付近には携帯電話しかなかったことを認めました。サクラメントの「若者の声」(Voice of the Youth)のベリー・アシウスに最新情報を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「私は声を上げます」:ニューヨーク市の教会庇護下にあるグアテマラ人の母親 国境警備隊による性的虐待を告発

    デモクラシー・ナウ! 独占インタビューでグアテマラ人女性アウラ・エルナンデスに話を聞きます。エルナンデスは現在、母国への強制送還を避けるために、ニューヨーク市のマンハッタン、アッパーウエストサイドにあるユニテリアン教会「第4ユニヴァーサリスト・ソサエティ」の庇護下にあります。ヘルナンデスは在米歴13年で、米国生まれの子ども、10歳のビクター・ダニルと、14ヶ月のカミラ・グアダルーペの母親です。現在も在留資格を得るため係争中である彼女は、家族の離散を恐れ数週間前に教会に庇護を求めました。ヘルナンデスによれば、彼女は2005年に米国に入国した際、テキサス州で国境警備隊に勾留され、その最中に性的虐待を受けたといいます。虐待した当局者は、被害を公にすれば彼女を探しに来ると脅しました。このような性的被害の経験を主張するエルナンデスは何年にも渡り、密かに「Uビザ」取得を目指してきました。Uビザは、警察などに協力する、特定の犯罪被害者向けに発行されます。エルナンデスは当局に協力してきたにもかかわらず、国土安全保障省は彼女の「Uビザ」資格を認めようとしないため、米国に居住することを保証されていません。この件について、移民税関捜査局(ICE)はコメントを辞退しました。強制送還を免れるために教会の庇護を求めざるを得なかったヘルナンデスは今回はじめて、沈黙を破りインタビューに応じました。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ニューヨーク市の牧師:移民税関捜査局が教会庇護下にある移民の母を狙うなら 自分が逮捕されることも覚悟している

    数週間前、ニューヨーク市の「第4ユニヴァーサリスト・ソサエティ」教会は、グアテマラ人の母親アウラ・ヘルナンデスの母国への強制送還を避けるために彼女を教会の庇護下におきました。同教会の信徒たちは2017年にこの教会を移民保護の「サンクチュアリ」にすることを投票で決定しましたが、その直後教会の正面扉にナチスのシンボルであるかぎ十字が複数彫られる嫌がらせを受けました。3月27日夜、デモクラシー・ナウ! はこの教会の上級牧師スカイラー・ボーゲル師にインタビューしました。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 北朝鮮が中国 韓国 日本との話し合いに入る中 ボルトンが非核化の進行を妨げる可能性は?

    3月29日、北朝鮮および韓国の首脳陣が4月27日に歴史的な首脳会談を開催すると発表しました。このような会談は10年以上行われていませんでした。このニュースは、今週、金正恩が突然の訪中を果たし習近平国家主席と会談した後に発表されました。この会談で金正恩は北朝鮮が核兵器を放棄する意思があると語ったと報じられています。金正恩は近日中にトランプ大統領とも会談を予定していますが、まだ日程は確定していません。実現すれば、これは現職米国大統領と北朝鮮首脳との初の会合となります。ネイション誌および「韓国調査ジャーナリズム・センター」(Korea Center for Investigative Journalism)のティム・ショロックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/29(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 冷酷な殺害:アルトン・スターリングの家族 射殺警官たちの不起訴決定に抗議

    ルイジアナ州検事総長ジェフ・ランドリーは、2016年にアフリカ系アメリカ人で、5人の子の父親であるアルトン・スターリングを殺害したバトン・ルージュの2人の白人警察官を起訴しないと発表しました。近くにいた人が撮ったビデオには、2人の警官が撃ったとき、スターリングは地面に押さえつけられていたのが映っています。アルトン・スターリングの殺害は全米各地で抗議を呼び起こしました。これは、殺人の証拠となるビデオがあり、殺害の責任を追及する大規模な抗議運動が起こったにもかかわらず、警官による民間人殺害に対する告発を当局が拒否した最新の事例です。アルトン・スターリングの子どもたちの弁護士であるクリス・スチュアートに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    3
  • チェルシー・マニングの米国上院選挙出馬への政綱:移民税関捜査局の廃止 刑務所の解体、国民皆保険

    27日、デモクラシーNOW!はチェルシー・マニングに、テレビで初の生放送インタビューを行いました。マニングは2010年に、イラク戦争とアフガニスタン戦争に関する文書および国務省の文書をウィキリークスに漏洩したことで7年間、服役した後、2017年5月に釈放されました。マニングは現在、メリーランド州の米国上院議員選挙に立候補しています。インタビューの第2部では、米国上院選への立候補について、またトランスジェンダーの権利や内部告発について、マニングにさらに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジャーナリストのアリ・バーマン:国勢調査でトランプの不当介入が許されれば 米国の民主主義すべてが不当介入されるだろう

    米国の2020年度国勢調査をめぐって、新たな戦いが起ころうとしています。次回の国勢調査に市民権に関する質問を追加しようとするトランプ政権の計画に関し、少なくとも12の州が政権を訴えようとしています。投票権活動家たちは、この質問が追加されると移民が国勢調査への参加を避け、大規模な移民コミュニティを持つ州で、膨大な人が集計に反映されなくなると懸念しています。これは、連邦議会選挙区の線引きのやり直しから連邦政府の予算配分まで、すべてに影響を与える可能性があります。27日に、ホワイトハウスの報道官サラ・ハッカビー・サンダースは、国勢調査に市民権に関する項目を追加する決定は、「司法省が有権者を保護するために必要だ」と述べました。共和党と民主党いずれもの大統領の政権下で働いた少なくとも5人の国勢調査局元長官が、市民権に関する質問に反対する書簡を書いています。

    dailynews date: 
    2018/3/28(Wed)
    記事番号: 
    1

Pages