デイリーニュース

  • エクソン社の大いなる気候変動隠蔽工作の内側: 初期の気候変動研究から大規模な気候変動否定派まで

    「インサイドクライメット・ニュース」(InsideClimate News)が作成した新たな報告書は、石油大手エクソンモービル社が、数十年前に独自の研究ですでに化石燃料の使用が地球温暖化につながることを認めていたことを明らかにしました。1977年には、同社の上級専門家が、化石燃料を燃やすことで人類に害を及ぼす可能性があると警告し始めました。当初、同社はこのような研究プログラムに意欲的で、超大型タンカーに空気中および海の二酸化炭素量を調査する機器を装備させました。しかし80年代終わりごろには態度を変え、気候変動否定派の先導をとるようになりました。90年代以来、エクソンモービル社は、自社の専門家が数十年前に認識していた科学を否定するために数百万ドルを費やしています。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    4
  • カトリック労働者運動創始者ドロシー・デイの生涯: 教皇が「4人の偉大な米国人の1人と」と称賛

    9月24日に行われる米議会での演説で、教皇フランシスコは4人の「偉大な」米国人として、アブラハム・リンカーン、マーティン・ルーサー・キング、ドロシー・デイ、そしてトマス・マートンの業績を称えました。そして「社会的問題が重要な今の時代だからこそ、カトリック労働者運動を創設した神のしもべ、ドロシー・デイについて、どうしても言及したい」と語りました。「彼女の行った社会運動、虐げられた者の正義と大儀のために立ち上がった情熱は聖書、そして信仰と聖人を手本としたものでした」。さらに教皇は「リンカーン大統領のように自由を守るとき、マーティン・ルーサー・キングのように、人々が全ての兄弟、姉妹の完全な権利を「夢見」られる環境を育むとき、ドロシー・デイのように虐げられた者の正義と大儀のために不断の戦いを挑むとき、トマス・マートンのように信仰の実が対話と和平を広げる黙想的スタイルを生むとき、その国は偉大だと言えるのです」と言葉を続けました。本日は、「米国カトリック司教会議」(United States Conference of Catholic Bishops)が2012年にその列聖支持を決議したロシー・デイの生涯を振り返ります。デイはカトリック労働者運動をピーター・モーリンとともにはじめました。以来デイは自らの意志で貧困生活を貫き、急進的な政治思想に生涯を捧げました。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 女性司祭がワシントンの教会前で「ダイイン」抗議 教皇フランシスコに女性聖職者を認めるよう求める

    教皇フランシスコの訪米で、教会内での女性の指導的地位を巡る教皇の姿勢が非難されています。ワシントンでは、教皇に女性の聖職位への権利を認めるよう求める活動家7人が、市民的不服従で逮捕されました。逮捕者には、使徒マシュー大聖堂近くで「ダイイン」抗議を行った4人の女性司祭も含まれています。ローマカトリック女性司祭協会(Association of Roman Catholic Women Priests)の叙階司祭であるジャニス・セブレ=ドゥシェンスカに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 「私たちは歴史的に重大な時代に生きている」:ローマ教皇 貧困、移民問題、気候変動を語る

    9月24日、教皇フランシスコはワシントンの連邦議会議事堂を訪れ、ローマ教皇として初めて米議会での演説を行います。23日、教皇はホワイトハウスで演説を行った後、使徒マシュー大聖堂で数百名の米司教を前に演説しました。その後、賛否両論のある18世紀の伝道者フニペロ・セラを列聖しましたが、これに対しては多数の先住民グループが抗議しています。教皇フランシスコはまた、医療費負担適正化法(Affordable Care Act)の避妊医療義務化を巡り連邦政府を訴えたグループ「貧民救済修道女会」(Little Sisters of the Poor)の修道女らへの予定外の訪問を行いました。ホワイトハウスでは、教皇は貧困、移民問題、そして気候変動について演説を行いました。そして「大統領閣下、あなたが大気汚染削減に向けた法案を提出されたことに希望を感じています」と、オバマ大統領に語りかけました。「これは急を要する問題です。気候変動への対応は次の世代まで待つことができないことは明らかです。『みんなの住む家』の保護という点でみれば、私たちは歴史的に重大な時代に生きているのです」

    dailynews date: 
    2015/9/24(Thu)
    記事番号: 
    1
  • ゴミ収集の要求から教会占拠まで ヤング・ロードによる活動の影響は続く

    プエルトリコ人がブラック・パンサー党に倣って設立した先鋭的な運動組織ヤング・ローズ(the Young Lords)を振り返ります。1969年7月後半に、この組織は最初の活動として、スパニッシュ・ハーレムのゴミ収集を強化するようにニューヨーク市当局に要求しました。更に、地域社会計画のためにスペースの解放を求めて教会や病院を占拠して、国中の活動家たちを刺激しました。また、プエルトリコ島の独立、土地や機関に対する地域社会のコントロール、政治犯の解放、そしてベトナム、プエルトリコその他の地域からの米軍撤退に関して、全てのプエルトリコ人に民族自決を求めました。プエルトリコの文化や歴史に対する認識を広める極めて重要な役割も果たしました。1970年代半ばにグループは崩壊しましたが、その影響力は今日も続いています。ブロンクス美術館(The Bronx Museum of the Arts)はヤング・ローズに着目した"¡Presente! The Young Lords in New York"(展覧会: ニューヨークのザ・ヤング・ローズ) を企画し、ニューヨークにある3カ所の文化施設で展覧会を開催中です。本番組の共同ホストで、ヤング・ローズの初代教育大臣でもあるファン・ゴンザレスと、ブロンクス美術館主催"¡Presente!

    dailynews date: 
    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 無届け移民と結婚したがん患者 100名の女性による100マイルの行進に参加してローマ法王に会いに行く

    ローマ法王の6日間の米国滞在が始まる中、多くの不法滞在者を含む100名の女性グループが法王を迎えるために、ペンシルベニア州ヨーク郡の拘置所から100マイルの距離を行進してワシントンに到着しました。この行進はアメリカ家事労働者同盟(the National Domestic Workers Alliance )と全米アジア太平洋アメリカ女性会議(the National Asian Pacific American Women’s Forum)の共同による全国的な運動で、ウィ・ビロング・トゥゲザー(We Belong Together)が主催しています。主催者は、この行進は家族は共にいるべきで、米国の移民政策によって離ればなれにされるべきではないというメッセージを伝えることが目的だと言っています。行進に参加したエズメラルダ・ドミンガに話を聞きます。ドミンガは骨肉種の回復期にあり、彼女の主要な保護者である夫のジーザスは不法滞在者です。

    dailynews date: 
    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    3
  • カリフォルニアのジェノサイドに関わったフニペロ・セラを列聖する教皇フランシスコに先住民が抗議

    18世紀のスペイン人宣教師フニペロ・セラを列聖するというフランシスコ教皇の決断が、多くの先住民グループによる猛烈な抗議を引き起こしました。せラはカリフォルニアで現在の州の基礎となった21の伝道団のうちの9つを設立した人物です。宣教師たちの到着後、何十万もの人々が亡くなりました。歴史家のアルビン・ジョセフィーは、カリフォルニア州で起きたことは、「北アメリカ大陸において、すべての部族民に降りかかった、もしくは今後降りかかるであろう、ジェノサイドに近いものだった」と言います。アマ・ムツン部族代表のバレンティン・ロペスに話を聞きます。ロペスはフニペロ・セラを列聖するという教皇の決定に反対する運動を率いています。

    dailynews date: 
    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ローマ教皇の訪米:慈愛の革命を呼びかけ世界一の金持ち国に降り立つ

    ローマ教皇フランシスコの歴史的な米国巡回の旅が始まりました。6日間の滞在中に、教皇は慈悲と質素を尊ぶメッセージを、世界でいちばん裕福で強力なこの国で説いて回るものとみられます。9月22日、ローマ法王のチャーター機が首都ワシントン郊外のアンドルーズ空軍基地に着陸すると、オバマ大統領とジョー・バイデン副大統領は78歳の教皇を飛行場で出迎えて敬意を表しました。フランシスコ教皇がアメリカの土を踏むのは今回が初めてです。訪米中に教皇を一目でも見ようと多くの信者がワシントンD.C.に押し寄せました。世界12億人のカトリック教徒の最高指導者は本日、オバマ大統領と大統領執務室で45分間の公式会談を行う予定です。24日(木)には、歴代の教皇で初めて、上下両院合同会議で演説する予定です。25日(金)にはニューヨーク市の国連本部で総会演説を行い、その翌日はフィラデルフィアに向かい、150万人の参加が見込まれる屋外ミサを執り行います。訪米の直前に訪れたキューバでは、教皇は締めくくりに「自愛の革命」を呼びかけました。

    dailynews date: 
    2015/9/23(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ノーム・チョムスキー トランプ候補について 「他の候補者たちもそんなに違わないことを認識するべき」

    ノーム・チョムスキーは9月19日、ニューヨークのニュー・スクール大学での講演で、米国の大統領選についての自身の見解に触れました。共和党の候補者ドナルド・トランプについての質問への回答の中で、チョムスキーは政治状況について次のように俯瞰を述べています。「現在の民主党は、かつて共和党員穏健派と呼ばれた立場に近い。共和党は、もうあっちの世界です。彼らは、極端な富と権力のほうに傾倒しすぎたため票を集めることができません。それでどうなったかというと、彼らは、昔から存在している米国の特定グループを動員しました。トランプは喜劇的な息抜きかもしれませんが、主流候補も大差はない。そのことの方がもっと重要だと思います。」

    dailynews date: 
    2015/9/22(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ノーム・チョムスキー:世界平和に最大の脅威をもたらしているのはイランではなく米国

    ノームチョムスキーは9月19日、ニューヨークのニュー・スクール大学での講演で、米国が世界平和に最大の脅威をもたらしていると彼が信じる理由を説明しました。「[米国]は、国際法や国際協定に無関心で、意のままに暴力に訴えることをよしとする、ならず者国家です。例えば、クリントン・ドクトリンがあります。「米国は安全保障上や人道的な懸念がある場合は言うまでもなく、重要市場やエネルギー供給、重要資源への無制限のアクセスを確保するという目的のためにさえ、一方的な軍事力の行使を自由に行うことができる」というものです。このドクトリンはきわめてしっかり守られ、行使されています。それについては、現代史の事実を検証する気のある人々の間では、ほぼ議論の余地はありません」。
    チョムスキーはさらに、米国と、その最も近い同盟国であるサウジアラビアとイスラエルが、中東のにおける平和の展望を損なっていると考える理由を説明しました。「我々が、国際社会はイランの政策に反対しているとか、国際社会はこれこれだというとき、それが意味するのは、米国と、たまたま米国に同調している他国のことにすぎません」。

    dailynews date: 
    2015/9/22(Tue)
    記事番号: 
    2

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