デイリーニュース

  • 世界保健機関(WHO)はエボラ熱の死亡者数を過小評価と警告 深刻な危機に国際社会はどう対処すべきか?

    世界保健機関(WHO)は、西アフリカでのエボラ出血熱の患者数と死亡者数の報道は実際の発生の規模を大幅に過小評価していると述べています。エボラ熱の流行による公式死者数は2月以降で1069 件とされています。ギニアは死をもたらすエボラ・ウィルスの広がりと戦かっていますが、全国規模で保健緊急事態を宣言したアフリカで4番目の国になりまし た。今回は、1976年にこの病気が発見されて以来、最悪の事態です。感染が始まったのはギニアで死者数は377人にのぼっています。以来、リベリア、シ エラレオネ、ナイジェリアに拡がり、このすべてが全国的な保健緊急事態を宣言しています。3人のゲストから話を聞きます。ローリー・ギャレットは、ピュ リッツアー賞受賞ジャーナリストで外交問題評議会の地球規模の保健に関するシニア・フェローです。ローレンス・ゴスティンはジョージタウン大学の公共衛生 法教授、アディア・ベントンはブラウン大学の医療人類学者で数年間にわたりシエラレオネで伝染病の研究を行いました。

    dailynews date: 
    2014/8/15(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 警官か兵士か?国防総省や国土安全保障省が戦闘用装備でファーガソン警察を武装

    ここ1週間のファーガソンでの出来事は、人種プロファイリングと地域警察の軍事化に関する論義に火をつけました。14日、エリック・ホルダー司法長官は「軍事装備と軍車両の配備が矛盾するメッセージを送っていることを深く懸念している」と述べました。しかし、ホルダーが口にしなかったのは、連邦政府が警察への軍隊装備の提供に一役買っていることです。ニューヨーク・タイムズ紙の報道によると、ファーガソンでパトロールにあたった装甲人員輸送車「ベアキャット」の購入代金36万ドルを助成したのは国土安全保障省です。ファーガソンの抗議行動に対処した警官が身につけていたボディアーマー(胴体保護具)の大半も連邦政府の資金で購入さ れました。Rise of the Warrior Cop : The Militarization of America’s Police Forces(『警官戦士の誕生:米警察の軍隊化』)の著者、ラドリー・バルコに話を聞きます。「国内の警察官をまるで兵士のように訓練し、軍の装備を与 え、兵士のような服装をさせ、「犯罪との戦争」、「テロとの戦争」といった表現で「キミたちは戦争を行っているのだ」と言い聞かせれば、彼らは自分たちは兵士なのだと思い始めるようになります」とバルコは語ります。

    dailynews date: 
    2014/8/15(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 全国的な抗議の声でファーガソン警察は射殺への抗議行動を鎮圧する軍隊装備を放棄

    ミズーリ州ファーガソンでは、アフリカ系アメリカ人のティーンエイジャー、マイケル・ブラウンの死をめぐる抗議が続いています。ブラウンは8月9 日、武器を所持していなかったにもかかわらず、警官に射殺されました。ファーガソンの空気は過去24時間で一変し、13日には警察による催涙ガス、スタン グレネード、発煙弾の射撃で、市は戦場とみまがうまでになりました。警察は、セントルイス市会議員1名とジャーナリスト2名を含む、少なくとも10人を逮 捕しました。しかし14日夜には、緊迫感が和らぎました。ミズーリ州のジェイ・ニクソン知事が、ア フリカ系アメリカ人のハイウェイパトロール隊長ロン・ジョンソンをファーガソンの町の警備責任者の任につけたからです。ジョンソンは、抗議者たちと共に行 進し、暴動鎮圧用装備をしまうよう命じました。セントルイスからレニータ・ラムキン牧師が番組に参加します。ラムキン師は13日、抗議行動に参加した際に 警察からゴム弾で撃たれました。ファーガソン・タウンシップの民主党委員会メンバーのパトリシア・バインズの話も聞きます。

    dailynews date: 
    2014/8/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 新設の家族用勾留センターに保釈なしで拘束される亡命申請中の移民女性と子どもたち

    中米から米国に逃げてきた数百人の女性と子どもを収容するため、オバマ政権は新たに2ヵ所の家族用勾留センターを開設しました。これらの移民は母国での暴力から非難してきていると言われています。1月以来、国境付近で拘束された保護者のいない6万3000人の未成年の子どもたちのほとんどは、個々のケースが手続きされるあいだ、親戚の元に送られましたが、母親と共に発見された場合は、保釈なしの拘束がつづいています。ベッド600台の勾留センターは、テキサス州カーネス・シティでGEOグループ(GEO Group)が運営、8月はじめに開設され、報道によればすでに満員だといいます。デモクラシー・ナウ! のプロデューサー、レネ・フェルツが、ニューメキシコ州アーティジアの第二勾留センターを取材、環境は劣悪で、適正な移民手続きは行われず、彼らを支援する弁護士も動員されていません。「子どもたちは食事をしていませんでした。子どもたちはひどく弱っていました」と弁護士のメーガン・ジョーディは言います。「私が目にした子は全員、ひどく痩せていて、空虚な目つきをしていました」

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    2014/8/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 天安門よりもひどい? エジプト軍による反クーデター抗議者800人殺害1周年

    1年前の今日8月14日、エジプト軍は、カイロのラバ・アルアダウィヤ広場で座り込みデモをしていた人々に向け発砲しました。数万人の人々が、民主的に選出されたムハンマド・モルシ大統領追放に抗議して同広場に野営していました。その日1日の間に、エジプト軍により少なくとも817人が殺害され、それは後にラバ大虐殺として知られることになります。今回、ヒューマン・ライツ・ウォッチが新たな報告書を発表し、エジプトの行為は最悪の国際法違反のひとつ、人道に対する罪におそらくあたると結論しました。同報告書はこの虐殺を、中国で、武装していないデモ参加者者が虐殺された、悪名高い天安門広場の事件に匹敵するとしています。ヒューマン・ライツ・ウォッチ事務局長のケネス・ロスに話を聞きます。ロスは、中東部門代表のサラ・レア・ウィトソンと共に、今週はじめエジプトで同団体の調査結果を発表するため入国を試みましたが、拘束され追い返されてしまいました。また、つい最近裁判所により解散を言い渡された、ムスリム同胞団の政治組織である「自由と正義の党」(Freedon and Justice Party)所属の元エジプト国会議員のアブドゥル・マウグド・ダードリ博士にも話を聞きます。ダードリは政変後エジプトを離れ、現在は米国在住です。そしてカイロより、デモクラシー・ナウ! の特派員シャリフ・アブデル・クドゥースにも話を聞きます。

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    2014/8/14(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 軍用武器で武装したミズーリ警察 黒人少年射殺抗議デモに 厳しい取り締まり

    ミズーリ州ファーガソンでは、丸腰の十代の黒人少年マイケル・ブラウンを警察官が撃ち殺したことに対する抗議行動が5日目の夜を迎え、それに対する取締りに警察が催涙弾や手榴弾、発煙弾を発射するなど戦場さながらの光景が展開しました。8月13日には、少なくとも10人が逮捕され、そのなかにはデモの様子のビデオをオンラインにアップロードし、先日デモクラシー・ナウ! にも出演したセントルイス市会議員アントニオ・フレンチも含まれています。今回のデモの前に行われたデモに対し、警察は暴動鎮圧用装備の警官と、巨大な武装車両を送り出すなど、装備を固めて対応しています。13日には、ワシントン・ポスト紙とハフィントン・ポストのジャーナリストも逮捕されましたが、罪状なしで釈放されました。両ジャーナリストは、マクドナルドの支店から記事を配信していたところ勾留されました。ファーガソン警察は、ブラウンを射殺した警官の氏名発表は、安全を保証できない可能性があるとして拒否しています。またデモ参加者には、デモは日中のみ行うよう呼びかけています。セントルイスより、ファーガソンの町委員を務める民主党のパトリシア・バインズに話を聞きます。バインズは毎晩、街頭でのデモをツイッターで実況してきました。

    dailynews date: 
    2014/8/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • グレン・グリーンウォルド スノーデン暴露の影響についての報道でCIA関連企業に頼る 米公共放送を批判

    グレン・グリーンウォルドのウェブマガジン『インターセプト』の最新記事の見出しは、「公共ラジオ局NPRはNSA暴露ニュースに恐怖感を与えようというCIAによる言説を番組に潜ませている」というものです。グリーンウォルドは、8月のはじめにモーニング・エディションというラジオ番組で放送された、NPRの対テロ活動を取材する特派員ディナ・テンプル・=ラストンによる報告を取り上げて批判しています。テンプル=ラストンは番組で、NSAの内部告発者エドワード・スノーデンが、テロリスに、より洗練した暗号プログラム作りを思いつかせることで国家の安全に害を与えた「明らかな証拠がある」とする、レコーデッド・フューチャーという電子技術会社の主張を取り上げました。グリーンウォルドは、NPRがその会社がCIAの資金で運営されていることに言及しなかったことは間違いだったと述べます。「これは完全な、議論の余地のないジャーナリズムの背任行為であり虚偽です。」と非難します。「NPRは何百万という人々をこのレポートで誤った方向に導きました」。

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    2014/8/13(Wed)
    記事番号: 
    4
  • グレン・グリーンウォルド:イスラエルのガザ侵略を可能にする米情報機関が供給する「主要要素」

    今月初めウェブマガジン『インターセプト』は、米国とイスラエル両国の諜報機関の深い関係を示す、エドワード・スノーデンによって暴露された文書を掲載しました。ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドは、最近の記事の中で、国家安全保障局(NSA)とイスラエル同等組織が、「双方が合意した地理的標的」に対して「非常に深い技術的、分析的関係」を結んでいたことが記述されている2013年の文書を引用しました。この協力関係には「日々の分析的かつ技術的な通信とともに生情報の交換」を補助するための「専用通信回線」が含まれています。

    dailynews date: 
    2014/8/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルドが語るイラク: 米国の「人道主義」は石油の豊かな地域を掌握するためのもの

    ピューリツァー賞受賞ジャーナリストのグレン・グリーンウォルドを迎え、イラクの現状について話を聞きます。デジタル・マガジン「インターセプト」の最近記事「米国のイラク『人道的爆撃』:大統領の冗長な祭儀」では、グリーンウォルドはイラクでの過去20年以上におよぶ米軍軍事活動に関連したニュースの見出しを批評します。グリーンウォルドは、1991年のニューヨーク・タイムズ紙の見出し、「米国と同盟国、イラクへの空爆開始:バグダッド爆撃とクエート標的:『軍事力以外に選択肢はない』ブッシュが宣告」や、2003年のCNNの見出し「ブレア、サッダーム・フセインをヒットラーと例える」を取り上げています。また、最近の記事からは、ウェッブニュースのデイリー・ビーストの「国務省の高官『ISISはアルカイダより悪い』と発言」というタイトルを取り上げています。

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    2014/8/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ISIS台頭:米軍のイラク侵攻 海外支援されるシリア反乱兵 ジハード進行をあおる

    イラクでは北部で「イラクとシリアのイスラム国」(ISIS)武力勢力に対する爆撃が続き、バグダッドは政治危機で麻痺してますが、米国はそこに更に130部隊を送りこみました。新著The Jihadis Return: ISIS and the New Sunni Uprising (『ジハードの復活:ISISおよび新スンニ派の蜂起』)の著者であり、経験豊富な中東特派員のパトリック・コウバーンに話を聞きます。コウバーンはバグダッドでの権力闘争、オバマ大統領によるシリアの反政府派支援「失敗」がISISの拡大を促したというヒラリー・クリントンの主張、現在米国が行っている空爆と石油資源の関係、そしてイラクが「ここ10年に見てきたよりもさらに悪化した、一触即発の危機の時代に突入した」のではないかという懸念について語ります。

    dailynews date: 
    2014/8/13(Wed)
    記事番号: 
    1

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