国連の担当官によれは、サウジアラビア主導の連合軍が援助物資の輸送封鎖を解除しなければ、イエメンはここ数十年で世界最大の飢饉に直面することになるということです。連合軍は6日、シーア派の反政府組織フーシがサウジアラビアの首都リヤドに向けてミサイルを発射しそれがリヤド近郊で撃ち落とされた後、イエメンへの陸海空の輸送ルート全てを封鎖しました。サウジアラビアは、イランによるイエメン反乱軍への武器輸送を阻止するために、この封鎖が必要であると主張しています。国連によれば、サウジアラビアによる陸海空全面封鎖の決定について、救済機関は事前に全く通告を受けなかったということです。一方医療専門家は、イエメンで既に90万人以上の人々が発病しているコレラの蔓延が更に悪化すると警告しています。イエメンのフリー・ジャーナリストであり、『サナのレビュー』(Sana's Review)の創設者で編集長でもあるアフラー・ナサールに話を聞きます。彼女は殺害脅迫を受けてイエメンから亡命中ですが、イエメンでの人権侵害、女性の権利問題、報道の自由について報道を続けています。現在、ジャーナリスト保護委員会(Committee to Protect journalists)から「国際報道の自由賞」(International Free Press Award)を受けるため米国に滞在しています。