ここ10年の国連気候変動会議に主席してきた2人の市民団体代表に話をききます。インドの環境保護活動家で科学環境センター(Centre for Science and Environment)長のスニータ・ナレインは「我々は、大きな野心と早急な行動、大気圏の公平な共有に基づいた行動の必要性を強く信じています。なので我々はインド政府に対して、世界が必要としていることに関して強硬な立場をとり、 会議から退場することを望むと伝えました。話し合いの時間はもうすぎました。具体的な行動が必要です」と語ります。もうひとりは、 先住民協議会長で先住民環境ネットワーク(Indigenous Environmental Network)代表のトム・ゴールドトゥースです。「ドーハで強力な合意が形成される保障はありません。ですので、我々は米国先住民として、 帰国した後にオバマ大統領と閣僚たちを相手にトップレベルの政府間交渉を行い、気候変動問題に関する彼の公約について説明責任を問うつもりです」とゴールドトゥースは語ります。