アメリカ先住民スタンディングロック・スー族は最近、総工費38億ドルのダコタ・アクセス・パイプラインを閉鎖に追い込む可能性がある大きな法的勝利を連邦裁判所で勝ち取りました。トランプ大統領は米陸軍工兵司令部に優先的に審査を行い、許可を出すよう命じていましたが、ジェイムス・ボースバーグ連邦地方裁判所判事は6月14日、トランプ政権はパイプラインの十分な環境監査を行っていないとの判決を下しました。判事は、原油流出による漁猟権や環境正義への潜在的な影響に関して全面的な調査が完了するまではパイプラインの操業を停止させるべきか否かに関し、追加の状況説明を来週行うよう要請しました。スタンディングロック・スー族をはじめ、南北アメリカ大陸にまたがる何百もの先住民部族の代表、そして先住民以外の支持者がダコタ・アクセス・パイプラインの建設に反対し、何か月にもわたり大規模な抗議を続けています。スタンディングロック・スー族首長のデイブ・アーチャンボルト2世と、サンダーバレー地域開発会社代表でサウスダコタ州パインリッジ居留地のオグララ・ラコタ族の一員であるニック・ティルセンに話を聞きます。