米最高裁判事に指名されたブレット・カバノーの承認公聴会は6日、一連の劇的な展開を迎えました。民主党上院議員たちが、カバノーがジョージ・W・ブッシュ政権のスタッフとして作成した秘密文書を公開し始めました。またニューヨークタイムズ紙も同日に大型記事を掲載し、カバノーはホワイトハウス秘書官だった2003年に、妊娠中絶の権利を保障したロー対ウェイド事件の最高裁判決を「法的な決着」とは思わない旨を記していたことを明らかにしました。「必ずしも全ての法学者がロー判決を最高裁レベルの法的な決着としているとは言い切れない。最高裁はいつでも判例を覆すことが可能であり、3名の現職最高裁判事がその意思を持っているからだ」。このような新事実の暴露は、トランプ政権がカバノーの履歴に関する10万ページ以上の記録を大統領特権を盾に非開示にしている中で起こりました。「法令に基づく公民権のための弁護士委員会」(Lawyers’ Committee for Civil Rights Under Law)の代表で事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。
9月6日、マイク・ポンペイオ国務長官とジム・マティス国防長官は、両国の軍事および貿易関係の強化について話し合うため、インドのニューデリーを訪問します。インドは世界最大の武器輸入国です。この訪問の前週、インド政府は著名な人権保護活動家、弁護士、詩人など、モディ政権の批判者を標的とした手入れを行い、少なくとも5人が逮捕されています。今回の逮捕は、総選挙を来年に控え反対派の口を封じようとする、モディ政権の広範囲な計画の一部であると反対派は主張しています。賞に輝く作家で活動家のアルンダティ・ロイに話を聞きます。ロイは1997年に処女作『小さきものたちの神』でブッカー賞を受賞しました。最新作はThe Ministry of Utmost Happiness(『『至福を司るもの』)です。
ニューヨークタイムズ紙が9月5日、トランプ政権の高官を名乗る匿名の論説を掲載したことで、ホワイトハウスは忠誠心のない大統領側近をあぶり出そうと躍起になっています。この論説によれば、トランプ政権内部では大統領が衝動的で最悪の行動をとることを抑えようとする「静かなる抵抗」が進行中だということです。この前代未聞の匿名論説で、この政権高官は「政権内の多くの上級職員は内部で、大統領の計画の一部と、彼の性格の最悪の部分を抑えようと努力している」と書いています。「憲法上の権利センター」(Center for Constitutional Rights)」のビンス・ウォーレン理事長に話を聞きます。
スクープ:アマゾンの倉庫で身元を隠して実動・取材したレポーターが 虐待的な労働条件とトイレ休憩なしの実態を 独立系のバーニー・サンダース上院議員は、米国での賃金格差拡大の一端を担っているとして、アマゾンをターゲットにしてきました。サンダースは今週、アマゾンなどの大企業の雇用主に、連邦政府が支払っている従業員への公的支援を負担するよう要求する法案を発表する予定です。ジャーナリストのジェームス・ブラッドワースは、アマゾン受注センターで1か月間、身分を隠して「ピッカー」(商品運び)として働き、労働者たちが、トイレ休憩がなかなか取れないために、ボトルに排尿していることに気づきました。彼の新刊書は、Hired: Six Months Undercover in Low-Wage Britain(『雇われてみて:英国低賃金の6カ月潜伏労働』)です。