デイリーニュース

  • アンジェラ・デイビス:アレサ・フランクリンは「私たちの集団的な変革への願望を永遠に鼓吹するだろう」

    オーティス・レディングの「リスペクト」カバーが国際的大ヒットとなった1967年、アレサ・フランクリンは公民権運動の代弁者となりました。フランクリンは、その長期にわたる華麗なキャリアを通じ、一貫して公民権運動を支持してきました。フランクリンは1968年に暗殺されたマーティン・ルーサー・キング師の葬式でも歌いました。ジェシー・ジャクソン師によれば、フランクリンは数十年にわたり匿名で公民権運動に資金を提供してきました。ジャクソン師は「キング師が存命の頃、アレサは何度も経済的に助けてくれた……アレサはアーティストとして常に社会問題に強い興味を持ちつづけ、ただのエンターテイナーではなくインスピレーションとなる存在だった」と語っています。作家でカリフォルニア大学サンタクルーズ校教授で活動家のアンジェラ・デイビスに詳しい話を聞きます。コロンビア大学の比較英文学およびアフリカ系米国人研究教授のファラ・ジャスミン・グリフィンと、デューク大学アフリカ人・アフリカ系米国人研究を専門とするジェームズ・B・デューク記念教授マーク・アンソニー・ニールにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/17(Fri)
    記事番号: 
    3
  • アンジェラ・デイビス:アレサ・フランクリンは私の保釈金を提供し「これから黒人は自由になる」と言った

    1970年、捏造された容疑で拘束されたアンジェラ・デイビスの保釈金支払いをアレサ・フランクリンが申し出ました。同年、フランクリンはジェット誌に「父に、私はよく分からずに行動していると言われた。父の意見は尊重するけど、私は自分の信念を貫きます。アンジェラ・デイビスは釈放されるべき。これから黒人は自由になるのです。私も(デトロイトで治安を乱した容疑で)収監された経験がありますが、自分が除外されている平穏なら乱すしかありません。投獄は最悪な経験です。米国の司法に正義があるならアンジェラは釈放されると私は信じています。私が共産主義者だからではなく、アンジェラが黒人女性で黒人の自由を求めているからそう思うのです。私には彼女の保釈金を賄う資産がありますが、それを与えてくれたのは黒人ファンです。私はそれを黒人の仲間を助けるために使いたいのです」と語りました。活動家で学者のアンジェラ・デイビスに、アレサ・フランクリンと関係について話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/17(Fri)
    記事番号: 
    2
  • リスペクト:アレサ・フランクリン追悼 公民権運動とフェミニズム運動の女神

    「ソウルの女王」アレサ・フランクリンが8月16日にデトロイトの自宅で亡くなりました。76歳でした。フランクリンは数十年にわたりジャンルを超えた米国最高の歌手として尊敬され、ソウル・ミュージックの誕生に貢献し米国の音楽の伝統を書き換えました。1987年、フランクリンはロックの殿堂入りした初の女性となりました。フランクリンはビルボード・トップ100にチャート入りした曲数の最多記録を40年間にわたり保持していました。ローリングストーン誌は時代を超えた偉大な歌手100人の一位に選出、彼女を「神の贈り物」と呼びました。フランクリンのヒット曲「リスペクト」は公民権運動のテーマ曲にもなり、彼女自身、同運動を陰で支えたのでした。デューク大学のマーク・アンソニー・ニール教授と、コロンビア大学のファラ・ジャスミン・グリフィン教授に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/17(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「メガホンを持って議会に行く」:初のイスラム教徒の女性連邦議員となるラシーダ・タリーブ

    デトロイトの下院議員候補であるラシーダ・タリーブは、先週ミシガン州のジョン・コニャーズ下院議員の元選挙区で民主党予備選に勝利しました。中間選挙本選では対立候補がいないため、彼女はパレスチナ系米国人女性初、そしてイスラム教徒の女性として初の連邦議会議員になると見られています。タリーブは社会民主主義者で、パレスチナ人帰国の権利および1国家案を支持し、国民皆保健、最低賃金15ドル、そして移民関税捜査局(ICE)廃止への支持を表明しています。タリーブは移民2世で、トランプ政権の入国禁止令にも反対しています。この歴史的勝利と、議会での抱負についてラシーダ・タリーブに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/16(Thu)
    記事番号: 
    3
  • 「この教会は犯罪組織だ」:自らも被害を受けた元神父 ペンシルベニア州カトリック教会における性的虐待を語る

    ペンシルベニア州大陪審の衝撃的な新報告書で、300人以上のカトリック神父が70年以上に渡り、子供1000人を性的に虐待したことが明らかになりました。被害者は更に数千人単位で存在する可能性があります。教会の指導者層はその事実を隠蔽、コミュニティには嘘をつき、加害者である神父を解雇せずに異動ですませ、虐待の報告があっても「秘密のアーカイブ」と呼び隠蔽してしまうなどの行為を繰り返しました。ペンシルベニア州の神父に性的虐待を受けたサバイバーのショーン・ドハーティに詳しい話を聞きます。ドハーティの証言は8月14日の大陪審報告書にも含まれています。ドハーティはペンシルベニア州アルトゥーナ=ジョーンズタウン教区の神父に10歳のときから3年間、性的に虐待されました。犯人の神父ジョージ・コハルチックは聖職から追放され、FBIがコハルチックを小児性愛犯罪者と認定したにも関わらず、時効が成立していたため法的な裁きは受けませんでした。元カトリック神父で性的虐待被害者支援団体「回復への道」(Road to Recovery)共同創設者で代表のボブ・ホートソンにも話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/16(Thu)
    記事番号: 
    2
  • カトリック教会による隠蔽:ペンシルベニア州で神父300人が子供1000人を虐待

    ペンシルベニア州大陪審の報告書で、300人以上のカトリック教会の神父が70年以上に渡り、子供1000人に性的虐待を加え、教会の指導者層がその事実を隠蔽してきたことが明らかになりました。被害者は更に数千人単位で存在する可能性があります。8月14日、同州検事総長ジョシュ・シャピロは、神父たちが幼い少女や少年をレイプした痛ましい事件の詳細を説明、中には扁桃腺手術後に病院で少女が神父にレイプされた事件や、神父が少女を妊娠させ、中絶手術を手配した事件もありました。今回の報告書で、カトリック教会が広範囲に渡り組織的に性的虐待の事実の隠蔽を画策したことが明らかになりました。それはコミュニティに対し神父が教区から移動になった理由を偽り、加害者である神父を解雇せず異動ですませる、虐待の報告があれば「秘密のアーカイブ」と呼び隠蔽してしまうことなどが含まれます。

    dailynews date: 
    2018/8/16(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 軍による隠蔽か?数百人の移民が アリゾナのバーリー・ゴールドウォーター爆撃演習場の大規模墓場で死亡した可能性

    トランプ政権が国境での移民に対する取締を継続し、国境で難民申請者は米国への入国が許可されるまで、数日間、あるいは数週間も待つように命じられています。調査報道記者ジョン・カルロス・フレイによれば、こうしたやり方のために、ますます多くの移民が、砂漠を通って入国するという命をかけた危険なルートを辿ろうとする結果をもたらしています。非営利報道機関ザ・マーシャル・プロジェクトの記者からバーリー・ゴールドウォーター爆撃演習場について詳しく聞きます。この演習場は、メキシコのノガレスから国境を越えて広がる広大な土地にあります。この地域は信じられないほど危険な移民ルートの一部ですが、支援者たちはこの地域に入ることを許されていません。フレイの推定によれば、数百人の移民がこの地で命を落とした可能性がありますが、遺体は収容されていないとのことです。

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    2018/8/15(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 調査報道記者のジョン・カルロス・フレイ トランプ政権は今なお国境で家族を離散させていると訴える強制送還された親たち

    米国・メキシコ国境で強制的に離散させられた家族の3か月以内の再会を政府に命じた判決が出され、その実行期限から3週間近くがたちましたが、トランプ政権は、559人の子どもたちが依然として政府の拘置施設に収容されていることを認めています。このうち360人以上の子どもたちは、米国政府により強制送還された親から引き離された子どもたちです。国境で引き離された家族のほとんどは、故国であるエルサルバドル、ホンジュラス、グアテマラでの暴力から逃れるための亡命を求めています。ところがこうした親たちは違法に国境を越えた犯罪の容疑で連邦裁判所に告発され、刑務所や拘置所に収容されています。子どもたちは国内各所にある施設に送られていますが、その中には乳児も含まれています。全ての離散家族の再会をトランプ政権に命じる判決を下したダナ・サブラウ判事は、「親がどこにいるか分からなければ、永遠の孤児が生まれてしまうことになる。その責任は100%米国政府にある」と述べました。ジョン・カルロス・フレイ記者から詳しく聞きます。フレイは非営利報道機関マーシャル・プロジェクトの(the Marshall Project)調査報道記者として受賞歴があり、PBS放送のニュース報道番組であるニューズ・アワー(PBS NewsHour)の特別記者を務めています。彼は、ガテマラやメキシコのノガレスへの調査旅行から戻ったばかりです。

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    2018/8/15(Wed)
    記事番号: 
    2
  • フロリダ州パークランドの銃撃事件で命を落としたホアキン・オリバーの両親: 芸術を活用して銃暴力の根絶を訴え

    フロリダ州パークランドのマージョリー・ストーンマン・ダグラス高校では、夏休みが終了し、物々しい警備のなか生徒たちが学校に戻ってきました。6カ月前の2月14日、同校の元生徒が半自動のAR-15銃で武装し、17人の生徒、職員、教員を僅か3分間で射殺しました。これは米国の歴史上最悪の銃撃事件の一つでした。 この恐るべき銃撃事件の後、この事件を生き残った生徒の多くが銃規制をめざす活動でリーダー的役割を担うようになりました。ホアキン・オリバーは、同校の事件で命を失った生徒の一人です。デモクラシー・ナウは14日、彼の両親であるマニュエルとパトリシアから話を聞きました。二人は非営利法人“チェンジ ザ レフ(Change the Ref)”を立ち上げ、銃撃事件の悲惨な結果を白日の下にさらすため、都市芸術を利用して非暴力で創造的な銃問題との対決をおしすすめようとしています。

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    2018/8/15(Wed)
    記事番号: 
    1
  • AP通信による調査で判明 イエメン戦争の舞台裏での米国支援のサウジ連合軍とアルカイダの協力関係

    イエメンで米国が支援するサウジアラビア主導の連合軍は、アルカイダと繰り返し密約を結び、町から撤退する際や連合軍に参加する際に戦闘員たちに金を支払いさえしている、とAP通信の爆弾記事が明らかにしました。APの調査は、米国は、イエメンででアルカイダと闘っていると主張してきたにも関わらず、同国の反政府武装組織フーシとの闘いではこの過激派組織と協力していると非難しています。部族指導者の1人はAPに対し「アルカイダは負けたわけじゃない。最初から闘っていなかった」と言っています。U.S. Allies Spin Deals with al-Qaida in War on Rebels(「反政府勢力との戦闘で米の同盟国はアルカイダと取引している」)という題名で記事を発表したAP通信の3人の記者の1人マギー・マイケルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2018/8/14(Tue)
    記事番号: 
    4

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