1981年12月9日未明、白人警官ダニエル・フォークナーがフィラデルフィアの街頭で銃撃され死亡しました。この件でジャーナリストのムミア・アブ・ジャマールが逮捕され殺人罪で起訴されました。翌年、白人が圧倒的に多い陪審団が彼に死刑を言い渡します。28年後の現在もまだ正義が成ったか否かの論争は熱を帯びたままです。その論争が昨日21日、フィラデルフィアの映画館のスクリーンにも登場しました。フォークナー殺害の夜に何が起きたのか、ムミア・アブ・ジャマールの殺人罪公判で何があったのか。これらを説明する、相反する立場の新作映画が2本、同時公開されたのです。