デイリーニュース

  • 「ここは安全だと思ったのに...」 国連避難所で20人のガザ住民がイスラエルの爆撃で死亡

    これまでで最も激しかった48時間にわたるガザ地区への攻撃で何十人ものパレスチナ市民が殺されました。少なくとも50人のパレスチナ人が昨日のうちに亡くなり、3週間に及ぶイスラエル攻撃による死者数は1250人以上になりました。30日、ジャバリアで国連が国連学校内でパレスチナ人難民のために使用していた場所が、二回の爆撃を受け、医者と幼児も含むおよそ20人のパレスチナ人が殺され、多数が負傷したと報じられています。国連はイスラエルが学校を襲撃したことを非難しています。国連避難所が攻撃されたのは、23日前に始まったイスラエルの攻撃以来6回目になります。爆撃を受けた学校から戻ったばかりのデモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブゥル・クドゥースに、ガザ地区から現状を伝えてもらいます。

    dailynews date: 
    2014/7/30(Wed)
    記事番号: 
    1
  • ジャーナリストと弁護士を対象にした大規模な米国の監視がアメリカの民主主義の脅威に

    ヒューマン・ライツ・ウォッチとアメリカ自由人権協会は新たな報告の中で、「大規模な監視が米国を拠点とするジャーリストと弁護士の仕事を深刻に妨害している」と警告しています。この報告は、数十人の記者と弁護士へのインタビューを基にしています。彼らは、ジャーナリストが取る煩雑なセキュリティーの手続きによって取材が遅れがちになっているというメディアの現状について語っています。攻撃的な訴追が政府職員らを怖がらせて黙らせる中、情報筋は機密扱いされていない問題についてさえ話したがりません。弁護士たちにとって、監視の脅威は、顧客のプライバシーの権利を守ることができないという恐怖を煽り立てています。一部の被告人は、彼ら自身の弁護人に対しても率直に話すことを恐れており、弁護士が可能な限りの最良の弁護をすることをできなくさせています。今回の報告With Liberty to Monitor All: How Large-Scale U.S. Surveillance is Harming Journalism, Law, and American Democracy(『全ての人を監視する自由と共に:大規模な米国の監視がジャーリズム、法律、アメリカの民主主義にいかに悪影響を与えているか』)の著者であるアレックス・シンハと、国家安全保障を取材している記者ジャレミー・スケイヒルに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ジェレミー・スケイヒル:漏えいされた全米テロリスト監視対象規則書が明らかにする「世界的な路上尋問(Stop and Frisk)プログラム」

    オバマ政権が、誰がテロリスト監視の対象となりうるかついての幅広いガイドラインを承認するし、全米テロリスト注意人物リストのシステムが拡張されました。漏えいした政府による秘密のマニュアルのコピーは、「テロリスト」の対象と見なされるために「動かぬ証拠や具体的な事実は必要ない」ことを明らかにしています。「公認」そして「疑わしい」容疑者はどちらも追跡されます。また、テロリズムは非常に広く定義され、例えば政府や金融機関の所有物損壊容疑者も含まれます。監視対象に含めることを正当化できる他の要因には、ソーシャルメディアへの投稿や、すでにテロリストと見なされた親戚がいることが含まれています。ウェブメディア「インターセプト」(The Intercept)の調査報道記者であるジェレミー・スケイヒルとライアン・デブローに話を聞きます。彼らは7月第4週、新記事The Secret Government Rulebook For Labeling You a Terrorist(『あなたにテロリストのレッテルを貼る極秘政府規則書』)と共に、米国極秘文書を公表しました。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    3
  • パレスチナ人ジャーナリスト、モハメド・オマール:ガザ地区封鎖解除はハマスの要求ではなく、人権の問題だ

    イスラエルによるガザ攻撃が22日前に開始されて以来最大級攻撃が24時間続き、パレスチナ人の死者数は1100人を超えました。死者のほとんどは一般市民です。ガザへの攻撃が始まって3週間の間に18万人以上のパレスチナ人が住む家を失いました。この数は、ガザ地区の人口の約10%です。ガザ市から、受賞歴のあるパレスチナ人ジャーナリストのモハメド・オマールに話を聞きます。「イスラエルは、民衆が抵抗運動に反感を持つように仕向けたいのだと思います。」とオマールは言います。「しかし、民衆が抵抗運動に反対することは決してありません。実際、逆のことが起こっています。街頭の人々は、我々は抵抗運動を支持する、なぜならそれが占領を終わらせる唯一の方法だからだ、と言っています。私が恐れているのは、ガザにより過激な世代が出現する可能性です。私は、ガザの将来、ヨルダン川西岸の将来を心配しています。そして、もし国際社会がガザの封鎖と軍事行動を終わらせるために今何もしないのであれば、この地域の将来を不安に思います」。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 逃げ場なし:イスラエルが「長期」攻撃を明言する中、過去最大級の爆撃に苦しむガザ地区

    国連安全保障理事会による停戦要求にもかかわらず、イスラエルはガザ地区への攻撃を強化し、「長期戦」を警告しています。7月28日の夜はこれまでで最も激しい爆撃だったという人々もおり、パスチナ当局者らはその攻撃のあった過去24時間に110人以上が殺されたと言っています。この「24時間」に、イスラエルはガザ地区の唯一の発電所と、ハマスの放送本部や他の多くのアラブ系衛星報道チャンネルが入ったメディアセンターを含む150ヶ所以上を攻撃しました。7月28日朝、ガザ市のシャティ難民キャンプの海辺にある公園での爆発で、10人が死亡し、そのうちの8人は子供でした。また、40人が負傷しました。犠牲になった子供たちは、爆撃されたとき、運動場のブランコで遊んでいたと言われています。イスラエルはこの攻撃は行っていないと言っていますが、目撃者らは、爆発はイスラエルによる空爆が原因だと述べました。イスラエルが、ガザの主要病院であるアル・シファの外来病棟を爆撃したとも報道されています。一方、7月28日には、10人のイスラエル兵が死亡しました。今回の攻撃開始以来、53人のイスラエル兵、2人のイスラエル市民、1人のタイ人農業労働者が死亡しています。ガザ市から、デモクラシー・ナウ!の特派員シャリフ・アブドゥル・クドゥースに話を聞きます。「[イスラエルは]複数の病院や国連学校を砲撃しています。

    dailynews date: 
    2014/7/29(Tue)
    記事番号: 
    1
  • イラン・パペ教授:イスラエルは米国の支持を受け「人種差別主義のアパルトヘイト国家」になることを選んだ

    ガザ地区のパレスチナ人死者が1000人を超える中、イスラエルのハイファから、歴史学者のイラン・パペ教授に話を聞きます。「2014年のイスラエルは、民主主義国家ではなく、人種差別主義者のアパルトヘイト(人種隔離政策)国家になったほうがいいという決断を下したと思います。イスラエルは今でも、米国がこのイスラエルの決断を承認し、どこのパレスチナ人に対してもその方針を実施することを認める含意を含むような、イスラエルの政策継続に対する免責を与えることに期待している」とパペは話します。歴史学の教授でエクセター大学の欧州パレスチナ研究センター長のパペは、近著The Idea of Israel: A History of Power and Knowledge(『イスラエルの思想:力と知識の歴史』)を始めとする数々の本を執筆しています。

    dailynews date: 
    2014/7/28(Mon)
    記事番号: 
    3
  • ガザ住民の身に起きていること 兄弟2人といとこ4人を亡くしたパレスチナ人学生が体験を語る

    5年前、パレスチナ人学生のアメル・シュラブはイスラエル軍の「キャストレッド作戦」(2009年ガザ紛争)により兄弟2人を亡くしました。そして先週、シュラブはガザ地区に住む4人のいとこがイスラエルの攻撃により死亡したことを知りました。2009年1月、住んでいた村から避難していたアメールの父親と兄弟たちは車で村に戻る途中、イスラエルの銃撃を受けました。28歳のカサブは、車を逃がそうとして銃弾の雨に撃たれ亡くなりました。アメルの別の兄弟、18歳のイブラヒムは、銃撃では一命を取り留めましたが、イスラエル兵が20時間後まで救急車の到着を認めませんでした。その頃には時すでに遅く、イブラヒムは父親の目の前で多量の出血で死亡しました。カリフォルニア州にあるモントレー国際大学院の大学院生のアメル・シュラブは、全米中の学校や地域集会の場で兄弟や他のパレスチナ人の身に起きたことを話しています。「イスラエルは、攻撃開始時から意図的に市民を狙っている。彼らは人々を脅えさせ服従させるために家を爆撃し一家皆殺しをしている」と彼は語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/28(Mon)
    記事番号: 
    2
  • 短い停戦 破壊され、がれきの下に遺体が横たわる居住地区に戻るガザ地区住民

    パレスチナ人死者数が1000人を超える中、国連安全保障理事会は、ガザ地区での「人道目的のための即時無条件の停戦」を求める議長声明を発表しました。イスラエルとハマスは先週末、停戦宣言を相次いで宣言しました。26日には12時間の停戦が行われ、ガザ地区のがれきの中から130人の遺体が収容されました。停戦が行われる直前にはイスラエルがハーンユーニスの民家を攻撃し、一家12人を含む20人が死亡しました。27日は、当初は停戦を拒否していたハマスが「ラマダン明けの祝日」を祝う24時間の停戦を呼びかけました。現時点で、パレスチナ人の死者数は1031人となり、そのほとんどが一般人で、少なくとも226人の子どもが犠牲になっています。イスラエルは軍兵士43人が死亡し、イスラエル領内で民間人3人が死亡したと伝えています。国連は、18万人以上のパレスチナ人が避難し国連の避難所で生活をしていると発表しています。ガザ市から、デモクラシー・ナウ!特派員アブドゥル・クドゥースが、自宅に戻り、がれきと化した町内の姿を目の当たりにした避難住民について報告します。「人々は自宅から回収できるものは回収しようとしています。多くの人は何も回収できないままでいます。爆撃の中、彼らは衣類だけを背負って避難しました。停戦でも不安な状態にあり…人々は爆弾がいつまた落ちてくるのか様子をうかがっています」とクドゥースは語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/28(Mon)
    記事番号: 
    1
  • 医師:「すべてを失った」ガザ住民、紛争がガザ包囲を終結させるという希望にすがる

    ガザ市からガザ最大のシファ病院のベラル・ダブール医師の声をお届けします。ダブールは、7月8日に開始されたイスラエル軍の攻撃以来、シファ病院が能力の限界を超え、頻繁な停電と老朽化した機器にもかかわらず、数千人の被害者の治療に奮闘している様子を語ります。また、今回の紛争がイスラエルによる8年間にわたるガザ包囲の終結をもたらすのではないかという患者のガザ住民の希望についても話します。「8年がたち、暮らしは耐え難くなっています。人々に希望はありません。包囲が終わるまで将来のどんな繁栄の兆しも不可能だと感じています」とダブールは述べます。

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    2014/7/25(Fri)
    記事番号: 
    4
  • 転換点?パレスチナの西岸地区でここ数十年間で最大の抗議運動 第3次インティファーダの予兆

    イスラエルのガザへの攻撃で、ここ数年来で最大の西岸での抗議運動がまきおこりました。24日、1万5000人移住がラマラからエルサレムに向けて行進しました。イスラエル軍兵士が実弾を発射したため、パレスチナ人2人が殺害され、200人以上が負傷しました。西岸地区にいるイスラエル人ジャーナリストのアミラ・ハスに話を聞きます。ハスはイスラエル占領下のパレスチナ領に常駐するハアレツ紙の通信員です。「家族総出の人たちがいました。男性も女性も、伝統的な人もモダンな人も、中流層も労働者もいました。誰もがもうたくさんだということを示そうと決意を固めていました」とハスは語ります。

    dailynews date: 
    2014/7/25(Fri)
    記事番号: 
    3

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