デイリーニュース

  • ガーディアン紙記者ジャック・シェンカー、エジプトの抗議運動を語る「恐怖の壁は破れた」

    エジプトでの前例のない抗議運動が2日目を迎えています。26日、デモ参加者たちは、政府の集会禁止令に反して街頭に繰り出し、ホスニ・ムバラク大統領に対する過去30年間で最大の抗議行動をおこないました。 カイロにいるガーディアン紙の記者、ジャック・シェンカーと話します。 「恐怖の壁が破れたようにみえます。抗議行動をしているのは概して安寧な生活を享受している、いわば中流階級の人たちです。 失なうものをたくさん持っているにもかかわらず、街頭に出てきて、殴られ放水砲に打たれ、砂漠に連れて行かれることをも覚悟しています。 現在起きている出来事の背後には、多くの活力と機運が満ちています。 明日もまた、大勢の人々の姿を街頭で目にすることになるでしょう」とシェンカーは語ります。

    dailynews date: 
    2011/1/27(Thu)
    記事番号: 
    2
  • エジプトの抗議行動参加者と共に逮捕・殴打されたガーディアン紙の記者、顛末をひそかに録音

    エジプトでの警察と反政府抗議者たちとの争いは、27日早朝まで続きました。警察は、多くのジャーナリストを含む1200人を逮捕しました。 ガーディアン紙の記者、ジャック・シェンカーもその一人です。 シェンカーは25日夜に私服警官により逮捕、殴打され、ほかの数十人とともトラックに放り込まれました。 ボイスレコーダを取り上げられることを免れた彼は、トラックでカイロ郊外へと運ばれる途上、事の顛末を録音しました。 ドラマチックな録音の一部を紹介し、シェンカーと電話で話します。

    dailynews date: 
    2011/1/27(Thu)
    記事番号: 
    1
  • エジプトで大規模な抗議行動 ムバラク政権30年で最大の民衆の異議申し立て

    エジプト全土で何万人もの民衆が街頭抗議に立ち上がっています。ホスニー・ムバラク大統領の30年におよぶ長期政権で最大の民衆抗議行動です。先日のチュニジアでの民衆蜂起に刺激されて、カイロのタハリール広場には推計で15000人の群衆が詰め掛けました。カイロから、独立系ジャーナリストでブロガーのホッサム・エルハマラウィに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/1/26(Wed)
    記事番号: 
    5
  • ハリー・ベラフォンテのオバマ評 「彼がこのゲームを続けていられるのは貧困層の状態を自分への脅威と感じていないからだ」

    伝説的な歌手で俳優、人道主義者で活動家のハリー・ベラフォンテと話をします。「思うに(オバマは)貧困層への懸念が明らかになっているのに、それを彼にとっての脅威だと感じていないから自分のゲームを続けてられる」とベラフォンテは言います。「黒人層の困窮もどんどん大きくなっているのに、それを危険であるとは見ていない。いろいろとアメリカの立場への批判を口にする国際社会へ向けてより壮大な政策が必要となってきていて、それを変えていかなくてはならないのに、それも脅威と感じることはない。この状態が続く限り、われわれはこの政権が実行する政策に永遠に失望し続けるだろう。」

    dailynews date: 
    2011/1/26(Wed)
    記事番号: 
    4
  • ガワンデ医師 オバマの「苛立たしい」医療保険改革とメディケア成立時のジョンソン大統領の指導力を比較

    一般教書演説でオバマ大統領は自らの医療保険改革法の正しさを訴え、共和党議員たちにもこの法律に必要な修正を加えて前進できるよう手助けしてほしいと求めました。ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院の現役外科医でニューヨーカー誌のスタッフライター、かつハーバード大学医科大学院の准教授でもあるアトゥール・ガワンデに話を聞きます。「一般の人々に、この政策の意味するところと、それがどんな価値を持つかを説明するリーダーシップが必要」「なのに(オバマは)敵対勢力がこれらの政策を失敗だとレッテルを貼るのを許している。可決したのは彼らなのに。」とガワンデは言います。

    dailynews date: 
    2011/1/26(Wed)
    記事番号: 
    3
  • 一般教書演説への反応 消費者運動家ジョーン・クレイブルック ソルトレイクシティ前市長ロッキー・アンダーソン

    オバマ大統領の2回目となる一般教書演説はアリゾナで銃撃されたガブリエル・ギフォーズ下院議員へのお見舞いの言葉で始まりましたが、銃規制問題に関しては触れずじまいでした。クリーン・エネルギーの必要性についても話しましたが「気候」という単語は一言も発せられませんでした。経済に関して話しても住宅の差し押さえには触れませんでした。この一般教書演説に対する感想を、長年、消費者運動家として活動しているジョーン・クレイブルックとソルトレイクシティの前市長で現在は人権団体「人権への至高の道(High Road for Human Rights)」代表であるロッキー・アンダーソンに聞きます。

    dailynews date: 
    2011/1/26(Wed)
    記事番号: 
    2
  • オバマ一般教書演説 歳出凍結と法人税減税を訴え

    オバマ大統領は25日、彼にとって2回目となる一般教書演説を行いました。中間選挙を経てねじれ国会となった上下両院議員を前に、大統領は米国がいま21世紀版の宇宙競争の時代にあること、科学研究分野での雇用創出は世界的競争の時代にあることを述べました。中でも強調したのは雇用問題ですが、さらに国内プログラムに関する5年間の歳出凍結など、様々な赤字削減の方法を提案しました。

    dailynews date: 
    2011/1/26(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 映画『ホットコーヒー』であきらかに 医療過誤補償支払い制限で納税者が肩代わりする負担

    衝撃的な新ドキュメンタリー映画Hot Coffee(『ホットコーヒー』)を取り上げた特集の最後として、同映画で取り上げられている家族に話を聞きます。リサとマイクのゴーリー夫妻には、コリンとコナーという双子の息子がいます。コリンは出産時の医療ミスのため、脳性まひで生まれました。ネブラスカ州の陪審によって、医療費として560万ドルがコリンに支払われることが決定しました。しかし州が定めた上限によって、実際に支払われる額は80%減額されて120万ドルとなりました。その結果納税者が負担しなければならなくなったコリンの高額な医療費について、そして医療過誤訴訟における法定上限が、自らがもたらした損害に対しての責任を負うべき加害者をいかに救済しているかについて、ゴーリー夫妻に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/1/25(Tue)
    記事番号: 
    4
  • 映画『ホットコーヒー』:“不法行為法改正”に反対の判事らを退任させるための商工会議所キャンペーンを描く

    ドキュメンタリー映画Hot Coffee(『ホットコーヒー』)は、ミシシッピ州最高裁の元判事オリバー・ディアスの話を描いています。大企業の激しい反対にもかかかわらず、ディアスは判事職への再選を勝ち取りました。『ホットコーヒー』では、名声を傷つける目的のぬれ衣で、ディアスが刑事責任に問われた過程を明らかにしています。彼は3年間職を追われて、ぬれ衣を晴らすために闘い、無実を勝ち取りました。

    dailynews date: 
    2011/1/25(Tue)
    記事番号: 
    3
  • 映画『ホットコーヒー』:米国の民事裁判制度を変えるために企業が数百万ドルを使い、作り話をする過程を検証

    サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画Hot Coffee(『ホットコーヒー』)は、負傷被害について法廷で争うことを阻まれ人生が滅茶苦茶になった4人の話を検証しています。同映画は、企業が不法行為法の改正のために事件を利用しようと数百万ドルを費やした事実を描いています。

    dailynews date: 
    2011/1/25(Tue)
    記事番号: 
    2

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