デイリーニュース

  • 米国の債務不履行が間近に? 赤字削減交渉の難航は「火遊びしているようなもの」

    財政赤字削減策の合意を目指す民主党と共和党の交渉が5日目を過ぎ行き詰まっています。米国の財政は債務残高が議会が定める上限(14兆3000億ドル)に達しており、8月2日までに上限が引き上げられないと、新規の国債発行が出来なくなります。今週、スタンダード&プアーズが米国債の格付けを債務不履行の恐れがあるとして引き下げ方向で見直すと発表しました。主要格付け機関としてはムーディーズに次ぎ2社目の引き下げとなります。民主党は企業や富裕層への増税を望むと言っているのですが、共和党は大規模な歳出削減を主張しており、オバマもその多くに賛同しています。ニュースクールのシュワルツ経済政策分析センター政策研究部長でAge of Greed: The Triumph of Finance and the Decline of America, 1970 to the Present(『強欲の時代:金融の勝利とアメリカの衰退、1970年から現在まで』)の著書を持つジェフ・マドリックに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2011/7/15(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ポール・ファーマー医師 新たに明るみに出た、クリントン財団による粗悪で有毒なシェルターの供給についてコメント

    ポール・ファーマー医師は、クリントン財団が資金供給したシェルターが、カビ、粗悪な構造、そしてひとつの場合には、懸念されるレベルのホルムアルデヒドを含有するなどの問題を抱えるトレーラーだったとする、ネイション誌の最新レポートについてコメントします。これらのトレーラーを建設したのは、ハリケーン・カトリーナによって住まいを失った人々に、ホルムアルデヒドで汚染されたトレイラーを供給したとして現在、米国で訴えられている、クレイトン・ホームズ社でした。デモクラシー・ナウ!では、この調査記事を書き、調査結果への反応を聞くためにクリントン財団を訪問したイザベル・マクドナルドとイザボー・ドゥーセットに先日、話を聞きました。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    4
  • ポール・ファーマー医師、ビル・クリントンのハイチの米作農業破壊への謝罪について:「救われる思いがした」

    ハイチへの国連特使就任後まもなく、ビル・クリントン元米大統領は、大統領時代に、政府援助を受けた米国からの輸入米への関税を撤廃するようハイチに強制したことを謝罪しました。この政策により、ハイチの米作は一掃され、ハイチの自給能力は重大な損害を受け、ハイチの強制的な都市化が促進されました。これにより、地震の被害が高まった可能性があります。ハイチでクリントンの代理を務めている、ポール・ファーマ医師は、「謝罪を聞いて救われる思いがしました。米国人として、ありがたかった」と語ります。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    3
  • ファーマー医師:米国が糸を引いた社会不安がハイチにもたらした民主主義と公衆衛生の弱体化

    ハイチで30年近く仕事し、現在はハイチへの国連副特使を務めるポール・ファーマー医師は、米国が糸を引いたクーデターと新自由主義政策がハイチの民主主義の妨げとなったばかりでなく、公衆衛生を著しく弱体化したと言います。ファーマー医師は、最近ウィキ・リークスによって公開された、ハイチでもっとも人気のある政党ファンミ・ラバラスが排除されていたにも関わらず、米国が最近の選挙を支援したことをのべた機密外交公電を引き合いに出し、米国のハイチへの影響について語ります。この外交文書はまた、ハイチの最低賃金をあげようという努力の妨害に米国が舞台裏で一役買ったことについて述べています。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    2

    http://www.democracynow.org/(〜記事のアドレス)

  • ポール・ファーマ医師が語る地震後のハイチ:「この混乱を収束するよりよい方法とは?」

    今から18ヶ月前の2010年1月12日、ハイチは死者30万人、負傷者数十万人、そして百万人以上が住居を失うという、壊滅的な地震にみまわれました。地震発生時すでに、ハイチは西半球の最貧国で、復興への苦闘はいまなお続いています。30年近くハイチで仕事し、2009年以降は、ビル・クリントン元大統領の下でハイチへの国連副特使の任についている、ポール・ファーマー医師に、番組の時間いっぱいを使って、話を聞きます。ファーマー医師が20年以上前にその設立を手助けした慈善団体パートナーズ・イン・ヘルス(Partners in Health )は、当初ハイチ中央部で医療を無料で提供していましたが、現在では、さらに世界各地の9カ国で医療援助活動を行っています。ファーマー医師はハイチに関して何冊か本を書いていますが、このたび新刊Haiti After the Earthquake(『地震後のハイチ』)が出版されました。

    dailynews date: 
    2011/7/14(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 革命の進展に対する不満が高まる中 エジプトで大規模なデモ

    カイロのタハリール広場では、1週間にもわたる大規模なデモが続いています。これはホスニ・ムバラク前大統領を辞任に追い込んだ民衆蜂起からの5ヶ月間で 最大の規模です。抗議運動は沿岸都市アレクサンドリアとスエズでも行われています。人々は、ムバラク政権のメンバーの追放を含む、エジプト革命におけるすべての要求が満たされることを望んでいます。昨日、ナイフや棒で武装した30人の男達が広場のデモ隊のキャンプを襲い、6人が負傷しました。 エジプト軍は抗議者たちにデモを止めるよう要求しましたが、それは昨夜のデモを更に大きくする効果しかありませんでした。カイロにいるデモクラシー・ナウ!の特派員であるシャリフ・アブドゥル・クドゥースは「エジプト革命は、重要な転機を迎えた。人々は、今の状況はこの革命で自 分たちが戦って勝ち取ったものではないし、多くの人々はこのために死んだのではない、と言う思いが強い。だから今、街頭でデモを繰り返しているのだ」と言い ます。

    dailynews date: 
    2011/7/13(Wed)
    記事番号: 
    5
  • 「 マードック帝国の崩壊?」 英国での電話盗聴事件が米国でも刑事捜査の対象となる可能性

    ルパード・マードックのメディア帝国による英国での電話盗聴事件は、海を渡って、彼の米国での多くの利害関係に影響を与えそうな気配になってきました。 政府監視団体である、ProtectOurElections.org(我々の選挙を守れ)は、FBIと米国証券取引委員会(SEC)に刑事事件と民事事件両方の捜査を要請し、最終的には英国で始まったスキャンダルを、米国で海外不正行為防止法(Foreign Corupt Praqctice Act) 違反で起訴するよう要求しました。米国のこの法律は、米国企業が外国の公的職員に対して、賄賂を贈ったり、賄賂を贈ろうと試みたりすることを禁じています。マードックの利益の 半分以上は米国に拠点をおくフォックス・テレビ(Fox TV) から来ており、同局は米国に少なくとも27局あるフォックス・ネットワークを通して、1億もの米国世帯で視聴されています。我々の放送の直後、マードックが所有 するニュース・コーポーレーションは、政府や世間の圧力に屈して、テレビ放送網BスカイBの完全買収を断念し、テレビ業界での急速な勢力拡大への望みが挫折しました。

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    2011/7/13(Wed)
    記事番号: 
    4
  • 赤十字 CIAが使用のソマリアの秘密監獄の情報を提供される

    デモクラシー・ナウ!の特派員で、ネイション誌の調査報道記者でもあるジェレミー・スケイヒルが、赤十字国際委員会の報道官に対し、CIAが使用している秘密監獄の場所の情報を提供しました。これは、スケイヒルがソマリアの首都モガディシュで発見したもので、赤十字はそのような監獄が存在していることさえ知らなかったと言うことです。スケイヒルによれば「この秘密監獄には、多くの人々が罪状もなく監禁されており、書類から判断するだけでも、18ヵ月以上も監禁されている」ということです。「赤十字はこの監獄へのアクセスを強く要求すべきです。監獄は実際ソマリア政府の建物内にあるのです。」

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    2011/7/13(Wed)
    記事番号: 
    3
  • ソマリアの飢饉 このアフリカの角 は 「世界でも最悪の人道主義的危機」状況

    国連事務総長、潘基文は、過去数十年間で最悪の干ばつによって、1100 万人の人命援助が必要とされているソマリアの危機に関して、緊急のアピールを行ないました。国連はソマリアの飢饉は世界でも最悪の人道上の悲劇であるとし、また国連高官であるヴァレリー・アモスは、この干ばつが気候変動と関連性があることを世界が認識すべきだと主張しました。長期にわたるこの飢饉によって、毎日3千人が隣国のケニアやエチオピアへ逃げ出していると予想されています。本日は、2週間前にモガディシュを訪問した、ナイロビの赤十字国際委員会のイブ・バン・ローと、最近ソマリアでの仕事を終えて帰国した調査報道記者、ジェレミー・スケイヒルに話を聞きます。

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    2011/7/13(Wed)
    記事番号: 
    2
  • ジェレミー・スケイヒル ソマリアのCIAの秘密監獄の存在を暴露 壊滅的状況の国で拡大する米国の秘密作戦

    フリーのジャーナリストで、デモクラシー・ナウ!の特派員でもあるジェレミー・スケイヒルは、ネイション誌に掲載された新しい調査報道記事で、CIAがソマリアの首都モガディシュにある秘密施設を、テロ対策施設として、また秘密監獄として使用していることを暴露しました。スケイヒルによれば、CIAは新しいソマリアの部隊を訓練しており、これらは、戦闘派組織アル・シャバブ が支配する地域やモガディシュでの軍事作戦にあたる予定だといいます。米当局はネイション誌に対し、この監獄はCIAが経営しているものではないと述べましたが、そこで働くソマリア人工作員の給料はCIAが支払っていることを認めました。

    dailynews date: 
    2011/7/13(Wed)
    記事番号: 
    1

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