デイリーニュース

  • アラン・ネアン東ティモールへ戻る 270人以上が米国製の武器で殺されたディリ虐殺25年周年

    今週土曜日は、1991年11月12日のサンタクルス事件から25年周年です。東チモールのディリにあるサンタクルス墓地で、平和的な追悼行進にインドネシア軍の兵士が発砲した事件です。当時、ジャーナリストのアラン・ネアンとエイミー・グッドマンは、虐殺の現場にいました。兵士たちはアメリカ製M16自動小銃で武装し、東ティモールの住民270人以上を殺害しました。東チモールにいるアラン・ネアンと話します。彼は若者たちによって再演された大量虐殺の現場から戻ってきたばかりです。「嘆きもありましたが、自分たちの力に対するお祝いでもありました」とネアンは話します。この攻撃に対するティモール人の対応が国際世論に火をつけ、連帯運動の盛り上がりによって米国はインドネシアへの軍事支援の打ち切りを余儀なくされ、結果として東ティモールは独立を手にいれたのです。「ここの人々は、自分たちの力を過小評価してはいません。アメリカ人も自分たちの力を過小評価していはいけません」。

    dailynews date: 
    2016/11/11(Fri)
    記事番号: 
    5
  • トランプの移民取締りは軍や民営刑務所請負業者の「現金支払い機」となるのか?

    世界の金融市場はトランプ勝利のニュースによる急落から回復しており、一部の株式は急騰しています。例えば、最大手の民営刑務所請負業者コレクション・コーポレーション・オブ・アメリカは最近コア・シビックと企業名を変更しましたが、トランプの勝利で株価が43%値上がりしました。別の民営刑務所請負業者GEOグループは、21%の上昇です。一方、レイセオン、ジェネラル・ダイナミクス、ロッキード・マーチンそしてボーイングといった軍需企業の株も多くが値上がりしました。この問題について、国際政策研究所の武器取引専門家ウィリアム・ハートゥングと、民間勾留施設を取材し続けている調査基金( The Investigative Fund)のセス・フリード・ウェスラー記者に話をききます。

    dailynews date: 
    2016/11/11(Fri)
    記事番号: 
    4
  • どこに向かう?元バーニー・サンダース顧問&メキシコ系アメリカ人女性運動家が大規模組織を呼びかけ

    次期大統領トランプに抗議するデモが全米各地で2夜連続で行われています。ラティーノ、イスラム教徒、アフリカ系アメリカ人、LGBTの人たちに対する脅迫事件のニュースも増えており、多くの人はトランプの発言が原因だと感じています。トランプの勝利に対する活動家やオルガナイザーの反応について、ベッキー・ボンドに話を聞きます。彼女は古くからの進歩主義活動家でバーニー・サンダースの選挙運動のためにボランティア動員の顧問を務めました。新著はRules for Revolutionaries: How Big Organizing Can Change Everything(『革命家のためのルール:どれだけ大きな組織が全てを変えられるのか』)です。また、ジョージア州アトランタで行われたフェイシング・レース会議の会場から、メキシコ系アメリカ人フェミニストで社会運動戦略家でデモスの副理事長を務めるジョディーン・オルグイン=テイラーにも話を聞きます。彼女はニューヨークのトランプタワーで行われたデモの組織に携わりました。彼女は大統領選前後に行われたニューヨークでのデモの主催に参加しました。

    dailynews date: 
    2016/11/11(Fri)
    記事番号: 
    3
  • 選挙人団は一般投票の勝者クリントンを大統領職につけよ 数百万人が署名 

    2016年の民主党大統領候補ヒラリー・クリントンは、一般投票では数十万票の差をつけて勝っていましたが、大統領選挙人の獲得数で共和党のドナルド・トランプ候補に敗北しました。このような結果が出たのは、ブッシュとゴアが争った2000年の選挙以来です。こうした中で選挙制度改革の構想を推進する人々は、各州単位で「全国一般投票」法案を採択するよう働きかけています。これが法制化されれば米国の大統領選出の方法が変わる可能性があります。全国一般投票の協定では、各州が全米の一般投票で勝利を収めた候補者に自州の選挙人団が投票することを誓約します。もし十分な数の州がこの協定に参加すれば、米国の大統領選挙は全米で最大得票を得た候補者が必ず大統領に選ばれるようになります。過半数となる270票を越える選挙人票が確保できるだけの州が協定に署名すれば、協定は有効になります。国民投票の責任者ジョン・コザに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/11(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 「ことの重要性を、彼らは知っている」:2016年のラティーノの投票率はオバマ選出の時より高かった

    デモクラシーナウ!の共同司会者でジャーナリストのフアン・ゴンザレスは、 「今回の選挙で投票した人の数は2012年の選挙よりも少なかった」と指摘した上で、 しかしながらヒスパニック系の世論調査会社ラティーノ・ディシジョンズ(Latino Decisions)のデータによると、フロリダや他の重要州では、ラティーノの投票率は2012年時よりも高かったという事実を指摘します。マイアミ・デイト郡などの多数の選挙区で、オバマの選挙のときの投票率よりもヒラリーの選挙のときのほうが約2倍に達するほど多かったのです。「ラティーノたちは、この選挙に何がかかっているかを、はっきり自覚している」とゴンザレス話します。

    dailynews date: 
    2016/11/11(Fri)
    記事番号: 
    1
  • ビル・マッキベン:待ったなしの地球温暖化が進む真っ最中に トランプ政権が誕生する

    ドナルド・トランプが大統領選を制した日に、世界気象機関(World Meteorological Organization )が、2011~15年の5年間が記録上最も暑い期間であり、人的活動による地球温暖化の影響とみられる原因から数十万人が死亡したという報告書を発表しました。同報告書によれば、人的活動が引き起こす気候変動は、25万人が死亡した2011年の東アフリカの干ばつおよび飢饉、そして2012年に670億ドル相当の被害をもたらした米国のスーパーストーム「サンディ」を含む異常気象に直接関係しています。モロッコのマラケシュで行われている国連気候変動サミットに出席中の各国代表団は、11月9日の選挙結果に対してパニック状態であることを表明、次期ドナルド・トランプ政権が、壊滅的な気候変動のペースを遅らせるための将来的国際合意を妨害する可能性を懸念しています。トランプは「パリ気候変動協定を無効とし、米国の税金を使った国連気候変動プログラムへの支払いを全て停止する」と発言しています。トランプはまた、石炭発電およびフラッキング(水圧破砕法)の推進を約束しており、連邦政府の所有地内での石油や天然ガス掘削も許可する予定です。トランプは更に、トランスカナダ社にキーストーンXLパイプライン建設許可書を再提出するよう申し出るつもりだと約束しています。

    dailynews date: 
    2016/11/10(Thu)
    記事番号: 
    6
  • 「本当に恐ろしい」:トランプ政権へ ペイリン ジュリアーニ ボルトンが入閣する可能性について グリーンウォルドが語る

    トランプの次期大統領就任が決まり、トランプの政権移行作業チームはトランプ政権閣僚候補のショート・リストを作成しています。司法長官候補には元ニューヨーク市長ルーディ・ジュリアーニ、ニュージャージー州知事クリス・クリスティなどの名が挙がっています。クリスティ知事は、ミルウォーキー警察署長デヴィッド・クラークらとともに国家安全保障省長官の候補にもなっています。内務長官候補は、元アラスカ州知事サラ・ペイリンおよび石油会社重役のフォレスト・ルーカスなどです。元国連大使ジョン・ボルトンおよび元下院議長ニュート・ギングリッチは国務長官候補となっています。ドナルド・トランプはまた、アントニン・スカリアが亡くなり空きとなった最高裁判事の席に、保守派の候補者を早期に指名すると見られています。

    dailynews date: 
    2016/11/10(Thu)
    記事番号: 
    5
  • グリーンウォルド:「米民主党 トランプ そして英国のEU離脱から学ぶことを拒否する現在の危険な傾向」

    11月9日早朝、ドナルド・トランプ当選の衝撃が世界中に広がり中、株価は下落し、マスコミ各社は事前予想では多くが不可能としていた大統領選の結果への説明に必死でした。しかし、トランプの勝利は本当に予測不能だったのでしょうか? ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストで、”Democrats, Trump, and the Ongoing, Dangerous Refusal to Learn the Lesson of Brexit"(「米民主党、トランプ、そして英国のEU離脱から学ぶことを拒否する現在の危険な傾向」)と題された記事を執筆したグレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/10(Thu)
    記事番号: 
    4
  • グレン・グリーンウォルド: バーニー・サンダースの方がトランプに対して強力な対抗馬だったはず

    11月9日、ドナルド・トランプ当選が確定した数時間後、バーニー・サンダース上院議員は今回の選挙結果に対する声明を発表しました。「ドナルド・トランプは、低迷する中産階級の、経済的、政治的な既得権層(Establishment)や既存メディアに対する怒りをうまく活用したのです。人々は低賃金で長時間働くこと、高賃金の仕事が中国や他の低賃金国に流れてしまうこと、億万長者が連邦所得税を支払わないこと、子どもを大学に進学させてあげられないこと、一方で、金持ちが更に金持ちになるという現状に疲れているのです」と記しています。サンダース議員は更に「トランプ氏が、米国の勤労者世帯の生活を改善させる政策を真剣に推し進めるつもりであれば協力する」つもりだが、トランプが「人種差別的、性差別的、ゼノフォビア的、そして反環境保護的政策を推し進めるのであれば反対する」と記しています。ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストで、調査報道サイト「ジ・インターセプト」の共同創設者グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/11/10(Thu)
    記事番号: 
    3
  • グレン・グリーンウォルド:トランプ勝利の理由? 米民主党の政策失敗が批判されるべき

    次期大統領となるドナルド・トランプは11月10日、ホワイトハウスでオバマ大統領と会見する予定ですが、大手既存メディアでは、データを元にはじき出した「データ・ジャーナリズム」の予測がこれほどまでに間違っていたことに驚いています。8日朝の時点ではニューヨークタイムズ紙を含む多くのメディアが、8割の確率でヒラリー・クリントン候補が大統領選を制すと予測していました。しかし、夜になり投票所での開票結果が報告され始めると、当初の予測は消えてなくなりました。データ・ジャーナリズムおよび米民主党の失敗について、ピュリッツァー賞受賞のジャーナリストで、調査報道サイト「インターセプト」の共同創設者グレン・グリーンウォルドに話を聞きます。グリーンウォルドの最新記事は、”Democrats, Trump, and the Ongoing, Dangerous Refusal to Learn the Lesson of Brexit”(「米民主党、トランプ、そして英国のEU離脱から学ぶことを拒否する危険な傾向」)というタイトルです。

    dailynews date: 
    2016/11/10(Thu)
    記事番号: 
    2

Pages