デイリーニュース

  • 憲法学者: ミシガン州で判事が大統領選投票の再集計を阻止したのは「違法行為」

    12月7日、連邦判事がミシガン州選挙管理委員会に対し同州での投票再集計を停止するよう命じました。地方裁判所のマーク・ゴールドスミス判事は、米緑の党の大統領候補ジル・スタインは投票再集計の要求をできないとする連邦裁判所の判決に従うと発表しました。ゴールドスミス判事は「監査としての投票の再集計を、裁判所が支持した前例はない」と結論づけています。スタインは、これからも再集計を求めていくと誓っています。ミシガン州は、スタインが投票再集計を求めた接戦の3州のひとつです。これら3州ではドナルド・トランプが、民主党選出の対抗馬ヒラリー・クリントンを僅差で破っています。弁護士で、米憲法および投票の権利を専門とする政治活動家ジョン・ボニファスに話を聞きます。ボニファスは、ウィスコンシン州、ミシガン州、ペンシルベニア州で再集計を求める、著名な弁護士とコンピュータ科学者グループのひとりでした。

    dailynews date: 
    2016/12/8(Thu)
    記事番号: 
    3
  • トランプへの投票拒否宣言した共和党の選挙人にインタビュー

    共和党の選挙人団の一人が、12月19日に行われる大統領選挙人団の投票では、次期米国大統領に選出されたドナルド・トランプに票を投じるつもりはないと表明しました。テキサス州の救急隊員であり、選挙人の一人であるクリストファー・スープランは5日、ニューヨークタイムズ紙に寄稿した論説で、トランプは大統領職を「務める資格がない」と記しました。スープランはさらに「次期大統領の選挙は、まだ決定したわけではない。良識ある選挙人は、今からでも祖国のために正しい行動をとることができる。大統領選の選挙人には、それぞれが良心に従い票を投じる、法的な権利および憲法上の義務があるのです」と綴っています。共和党支持者の選挙人で、トランプへの投票拒否を表明したのはスープランが初めてですが、民主党の選挙人の1グループは、現在、合意に向け調整中の共和党候補への投票を、全米各州の超党派選挙人に呼びかけることで、トランプ就任を阻止しようと試みています。このグループは、建国の父アレクサンダー・ハミルトンにちなんんで「ハミルトン選挙人団」と名のっています。ハミルトンは大統領職を保護するために選挙人方式を導入したとされています。クリストファー・スープランに話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/8(Thu)
    記事番号: 
    2
  • EPAの終焉? トランプ 気候変動否定派で化石燃料支持派スコット・プルーイットをEPA長官に指名

    次期米国大統領ドナルド・トランプは、オクラホマ州の検事総監スコット・プルイットを米環境保護局(EPA)長官に指名すると発表しました。プルーイットは、化石燃料産業とも近いと見られています。2014年にはニューヨークタイムズ紙が、プルーイットをはじめとする複数の共和党派検事総監が、オバマ政権の環境保護に向けた対策に対抗するために、同紙の表現によれば「前例のない秘密同盟」を大手エネルギー企業と結んだと明らかにしました。バーニー・サンダース上院議員は「プルーイットのこれまでの実績は、気候変動否定派であるだけでなく、米国を化石燃料依存から脱却させるどころか、さらに依存させるために同業界と密接に運動してきたことだ」と語っています。環境保護運動組織「350アクション」(350 Action)のメイ・ボーヴィー事務局長と、「フード&ウォーター・ウォッチ」(Food & Water Watch)のウィノナ・ハウター事務局長に話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/12/8(Thu)
    記事番号: 
    1
  • 住宅政策専門家:トランプ 次期住宅都市開発長官にベン・カーソンを指名 貧困は自分で選びとったものという恐しい考えの持ち主

    ドナルド・トランプは元神経外科医のベン・カーソンを住宅都市開発省(HUD)長官に指名しました。住宅問題にも都市政策にも経験ゼロの医師を選んだのです。カーソンは先月、ワシントンポスト紙の取材で、「率直に言って、私を連邦政府の官僚に選ぶのはまったくの場違いだと思う」とコメントしたばかりです。ニューヨーク市の 45 地区代表の市議会議員で、同市の住宅・建築委員会委員長のジュマニ・ウィリアムズをゲストに迎えています。彼は就任以来、手の届く価格の住宅政策に熱心に取り組んでいます。

    dailynews date: 
    2016/12/7(Wed)
    記事番号: 
    2
  • 対談 ノーム・チョムスキーとハリー・ベラフォンテ~トランプ サンダース KKK 体制批判者の志  

    5 日、デモクラシーナウ!放送開始の 20 周年を祝い、マンハッタンにあるリバーサイド教会は 2 千人を超える人々であふれました。ノーム・チョムスキーとハリー・ベラフォンテが初めて一緒に演壇にのぼり対談を行なう歴史的な機会にもなりました。長年にわたり社会正義のために闘ってきた二人です。チョムスキーは世界的に知られた言語学者で体制批判者、著作者です。1960 年代にベトナム戦争と米国の帝国主義を批判して名を馳せました。マサチューセッツ工科大学(MIT)で 50 年以上教壇に立ち、現在は同大学の名誉教授です。ハリー・ベラフォンテは年季の入った公民権活動家で、かつては大人気のシンガーで俳優でした。マーティン・ルーサー・キングが信頼を寄せた友人の一人で、1963 年のワシントン大行進の企画・実行を支援しました。

    dailynews date: 
    2016/12/7(Wed)
    記事番号: 
    1
  • パティ・スミス:オークランドの火災の犠牲者と闘争の最前線で亡くなった若者たちに曲を捧げる

    伝説的な歌手で詩人、作家のパティ・スミスは12月5日夜、リバーサイド教会でのデモクラシー・ナウ!20周年記念祝賀会で、2曲を演奏しました。彼女がまず歌ったのは、2003年にガザでイスラエルのブルドーザーに轢き殺された米国人活動家レイチェル・コリーのために作った曲Peaceable Kingdom(『平和の王国』)でした。スミスはこの曲を、12月2日のオークランドの火事で亡くなった若いアーティストたちと、殉職した若いジャーナリストと活動家たちに捧げました。

    dailynews date: 
    2016/12/6(Tue)
    記事番号: 
    8
  • フアン・ゴンザレス デモクラシー・ナウ!の20年と反体制オルタナティブ・ニュースを存続させる意義を語る

    数々の賞を受賞したジャーナリストで長年の活動家のフアン・ゴンザレスは、20年以上前の放送開始以来、デモクラシー・ナウ!にとって欠かせない存在です。かつて政治団体「ヤングローズ」(Young Lords)を主催し、ニューヨーク・デイリー・ニュース紙の記者を長年務めたフアン・ゴンザレスは12月5日夜、ニューヨーク市の歴史的建造物リバーサイド教会でのデモクラシー・ナウ!20周年記念祝賀会で、オルタナティブニュースを存続させる必要性について話しました。

    dailynews date: 
    2016/12/6(Tue)
    記事番号: 
    7
  • 俳優で活動家のダニー・グローバー:マーティン・ルーサー・キング牧師の精神の下で団結しよう

    俳優で活動家のダニー・グローバーは12月5日夜、リバーサイド教会でのデモクラシー・ナウ!20周年記念祝賀会で演説しました。同教会は公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が1967年、ベトナム戦争に反対する歴史的な演説をした場所です。ダニー・グローバーは2000人以上の前で演説し、マーティン・ルーサー・キング牧師の精神に沿って、聴衆や米国がもう1度団結することを求めました。

    dailynews date: 
    2016/12/6(Tue)
    記事番号: 
    6
  • ハリー・べラフォンテからオバマ大統領へ:先住民活動家レナード・ペルティエを今すぐ釈放せよ

    伝説的なミュージシャンで俳優、活動家のハリー・べラフォンテは12月5日夜、ニューヨーク市の歴史的なリバーサイド教会で、デモクラシー・ナウ!の20周年を祝うための祝賀会に参加しました。彼は壇上で、ノースダコタ州スタンディングロックで繰り広げられている予算38億のダコタ・アクセス・パイプライン計画に反対するアメリカ先住民の闘いの、最近の勝利を祝いました。また、オバマ大統領に対し、任期を終える前に先住民の活動家レナード・ペルティエを釈放することを求めました。

    dailynews date: 
    2016/12/6(Tue)
    記事番号: 
    5
  • 「第四帝国へようこそ」 伝説的な俳優ハリー・べラフォンテが語るドナルド・トランプ当選

    著名なミュージシャンで俳優、活動家のハリー・ベラフォンテが12月5日夜、ニューヨーク市の歴史的に重要なリバーサイド教会で、デモクラシー・ナウ!の20周年を祝うために集まった2000人以上の人々を前に講演しました。同教会は、マーティン・ルーサー・キング牧師が1967年、ベトナム戦争反対を表明した場所です。ベラフォンテはジャマイカ移民の息子で、ハーレムとジャマイカのストリートで育ちました。彼は1950年代、カリプソの大ブームを巻き起こした中心的アーティストで、レコード業界史上初のミリオンセラーのアルバムを出しました。ベラフォンテは世界的なスターダムを駆け上がると同時に、公民権運動に深く関わるようになり、キング牧師の親友の1人でもありました。ベラフォンテはドナルド・トランプの当選について語りました。

    dailynews date: 
    2016/12/6(Tue)
    記事番号: 
    4

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