米軍のイラク占領が6年目に突入する中、数万人といる米兵負傷者について、ある1人の人物に焦点をあてたドキュメンタリーを取り上げました。ドキュメンタリー『Body of War(ボディ・オブ・ウォー)』は映画監督エレン・シャピロと米国テレビの顔のひとりフィル・ドナヒューの共同監督作品です。このドキュメンタリー作品では、ひとりのイラク帰還兵、トーマス・ヤングが取り上げられます。イラク赴任5日目の2004年4月4日、ヤングの所属部隊はバグダッドで交戦状態となり、ヤングは負傷、2度と歩くことが出来なくなりました。3か月間の入院期間の後、ヤングは「Iraq Veterans Against the War(反戦イラク帰還兵の会)」に参加し、活発な活動を行うようになりました。『Body of War(ボディ・オブ・ウォー)』から一部を放映し、トーマス・ヤングと、監督のエレン・シャピロ、フィル・ドナヒューに話を聞きました。
数百人の自宅所有者が今日、マンハッタンのベア・スターンズとJPモルガン・チェースの事務所前で、「公的資金注入を行う一方で、差し押さえに直面している数百万人の自宅所有者への解決策を提示しなかった政府と連邦準備理事会(FRB)」に抗議するデモを行う予定です。住宅ローン問題などに取り組むコミュニティ支援団体「Neighborhood Assistance Corporation of America」の設立者で、今回のデモを計画したブルース・マークスに話を聞きました。
イラク戦争が6年目を迎える中、亡命イラク人のアフメッド・チャラビという人物を取り上げた新著「The Man Who Pushed America to War」(米国を戦争へ踏み切らせた男)を取り上げました。イラク開戦前にブッシュ政権は、戦争への機運を高めるためにサダム・フセインが大量破壊兵器を所有しており、アルカイダと関係していると主張しましたが、チャラビはそれに協力した人物です。著者のアラム・ロストンに、チャラビの経歴や、米政権との親交、米国のイラク侵攻における彼の役割などを聞きました。
ボストン発のデモクラシー・ナウ!の特別配信です。同市に住む反体制の旗手のお2人、ノーム・チョムスキー氏とハワード・ジン氏がめずらしくいっしょのインタビューに応じてくれました。チョムスキー氏はケンブリッジにあるマサチューセッツ工科大学で言語学を教えて50年以上。その著書は言語学のみならず米国外交政策にも及び数十冊を数えます。ジン氏は米国で最も広く読まれている歴史家で、彼の古典的著作「民衆のアメリカ史(A People's History of the United States)」は150万部を売り、アメリカの歴史の教え方を変えました。そのチョムスキー氏とジン氏がベトナム、アクティビズム、歴史、イスラエル・パレスチナ問題などについて語り合いました。イラクの現状をチョムスキー氏は「軍事・政治史において最悪の惨事の1つ」と呼びます。