デイリーニュース

  • 近年最大規模の米国労働者実力行使 3 万 9 千人のベライゾン労働者スト 6 週目に突入

    マサチューセッツからバージニアに至る東海岸で、4 万人近くのベライゾン労働者が米国で近年最大のストライキに突入してから今日で 6 週目になります。8 月にベライゾンが年金に上限を設け、福利厚生を切り詰め、業務のメキシコ、フィリピン、ドミニカ共和国への外注を試みて以来、労働者は契約のない状態に置かれています。24 日、ベライゾンの最高経営責任者ロウエル・マクアダムは、インターネットや電話の新規設置作業のストライキによる遅延のため同社の第二四半期の利益に大きな影響が出る可能性を認めました。金融アナリストたちは、このストで今年ベライゾンの利益は 2 億ドル減少し、第二四半期だけでも収益で 3 億 4,300 万ドルの損失が生じると予測しています。ベライゾンのストを組織しているのは、米国通信労働組合と国際電気工組合という 2 つの組合です。ベライゾン労働者のパメラ・ギャルパーン、そして米国通信労働組合副議長補佐のボブ・マスターから話を聞きます。

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    2016/5/25(Wed)
    記事番号: 
    2
  • クーデターの証明:ジルマ・ルセフ追い落とし陰謀の証拠山積みで深まるブラジル危機

    衝撃的な通話内容が暴露され、ブラジル暫定政権の要人が辞任しました。ブラジル最大の新聞、「フォルハ・デ・サンパウロ(Folha de Sao Paulo)」が掲載した通話の書き起こしは、当時上院議員だったロメロ・ジュカが、自身を捜査対象とする 汚職捜査を阻止するため、 ジルマ・ルセフ大統領の追い落としを謀ったようすを明らかにしています。ブラジル下院がルセフ大統領弾劾を可決する数週間前の 3 月に録音されたこの会話は、ルセフ追放後に企画大臣に就任したジュカが、元石油会社重役セルジオ・マシャドと取り交わしたものです。両者ともマネーロンダリング(不正資金浄化)および国営石油公社ペトロブラス汚職事件をめぐる「ラバジャット(洗車)」捜査の対象でした。会話の中で、二人はルセフ大統領を失脚させることが汚職捜査を阻止する唯一の手段だという点で同意しています。書き起こしではジュカが「流血を止めるために政権交代が必要だ」と述べており、これを受けてマシャドが、「一番簡単な解決策はミシェルを政権につけることだ」と述べたと報じられています。ミシェルとは、当時の副大統領でルセフ弾劾後に大統領となったのミシェル・テメルのことです。ブラジルの「社会正義と人権ネットワーク(Network for Social Justice and Human Rights)」代表マリア・ルイサ・メンドンサから話を聞きます。

    dailynews date: 
    2016/5/25(Wed)
    記事番号: 
    1
  • 「ウィルディンを釈放せよ」:高校に行く途中で移民税関執行局に連行された10代少年、ホンジュラスへの強制送還に直面

    ノースカロライナ州ダーラムのリバーサイド高校の生徒たちは5月24日、移民書類のない同級生で19歳のウィルディン・アコスタの釈放を求めて連邦議事堂に集まっています。アコスタは2016年1月、通学途中に複数の移民局職員に拘束されました。彼には犯罪歴はなく、高校の最後の学期中でした。アコスタの家族はホンジュラスのオランチョ出身です。そこは、同国で最も暴力的な地域の1つで、世界で最も殺人発生率が高い場所の1つです。ウィルディンは3月に強制送還される予定でしたが、彼の先生たちや同級生たちが集まり、徹夜の抗議行動を行い、地元代議員たちにロビー活動を行い、ソーシャルメディアに訴えました。ウィルディン・アコスタはジョージア州にある悪名高いスチュワート拘置所に今でも拘束されています。彼は、オバマ政権の「国境監視者作戦」(Operation Border Guardian)の一環である移民税関執行局(ICE)の職員によって標的にされた、しばしば「ノースカロライナの6人」(NC6)と言われるノースカロライナ州の何人かの10代の1人です。ちょうど時期を同じくして、ICEは、書類を持たない、特に中米からの母親と子供の移民を検挙し強制送還することを目的にした、真新しい1カ月間の強制捜査運動を立ち上げると報じられています。

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    2016/5/24(Tue)
    記事番号: 
    4
  • ヒラリー・クリントンは2009年のクーデターへの自己の関与を弁護、米国によるホンジュラス支援は「火に油」を注いでいるのか?

    ホンジュラスの大統領マヌエル・セラヤを追放した2009年のクーデターで、国務長官としてヒラリー・クリントンが果たした役割についてアニー・バードから話を聞きます。「2009年に何が起こったかについて、法的根拠がない軍事クーデターという以外に分類する方法はありません」と、バードは言います。「米国はホンジュラスへの支援を打ち切るつもりはありませんでした。そしてそれが、この出来事をクーデターまたは軍事クーデターと呼ばなかった唯一の理由です。当時、ベルタのような活動家たちは支援の打ち切りを求めました。そして今では彼女の後継者たちが支援の打ち切りを求めています。なぜなら、米国による支援は実質的に、火に油を注ぎ、クーデターの背後にいた人々の経済的関心を掻き立てているからです」。

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    2016/5/24(Tue)
    記事番号: 
    3
  • ベルタ・カセレスの死における米国の関与をめぐる疑問が高まる中、ホンジュラス軍への資金提供を止めるようオバマに要求

    米国土安全保障省長官のジェイ・ジョンソンは、テグシガルパ訪問から帰米しました。彼はそこで、ホンジュラスの大統領フアン・オルランド・エルナンデスと、移民と安全保障について会談しました。ジョンソンのホンジュラス訪問と前後して、ホンジュラスと米国ではホンジュラス軍への米国の資金提供停止を求める活動家たちが増え続けています。ホンジュラスの治安部隊による人権侵害、違法な殺人、そして国際的に有名な環境活動家ベルタ・カセレス殺害関与を弾劾しているのです。ベルタが殺される前、彼女と彼女の組織「ホンジュラス民衆と先住民の国民協議会」(Civic Council of Popular and Indigenous Organizations of Honduras:COPINH)は、ホンジュラス治安部隊の上層部と自警団的組織によって長い間、抑圧の標的になってきました。5月初旬、彼女の殺人に関係したとして4人が逮捕され、その中には陸軍少佐マリア―ノ・デイアス・チャベス、退役大尉と報じられているエディルソン・デュアルテが含まれていました。複数のメディアは、デイアス・チャベスは米国のレンジャー部隊員が支援するホンジュラスの高名な特殊部隊コースTESONを卒業したと報じ、ベルタの殺人を実行するのに米国で訓練された部隊が関係していたかどうかについて疑問を提起しました。

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    2016/5/24(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 牧師:フレディ・グレイ事件無罪判決で浮き上がる黒人社会の法制度への深い不信

    ボルチモアの警察官がひとり、フレディ・グレイの逮捕に関わり問われていたすべての罪状で無罪になりました。グレイは2015年、逮捕され警察車両で移送された直後、脊髄損傷で死亡しています。警官エドワード・ネロは、軽罪である第二級暴行罪と過失傷害致死、2つの職権乱用罪に問われていました。ネロはグレイの死で起訴された6人の警官のうちの1人でした。バリー・ウィリアムズ判事は5月23日、非陪審審理で、「合理的疑を越えて」ネロの罪を立証する「責任を州が果たさなかった」とする判決を言い渡しました。州当局による立証が一番弱いと言われていた今回の裁判で、この判決はコミュニティからはほとんど驚きの声なく迎えられました。フレディ・グレイの家族の弁護士で、最近この家族のためにボルチモア市から640万ドルの和解金を勝ち取ったビリー・マーフィーと、プレゼント・ホープ・バプティスト教会の牧師で「ボルチモア・ユナイテッド・フォー・チャージ」(Baltimore United for Change)のメンバーであるハーパー・ブラウン3世から話を聞きます。

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    2016/5/24(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 米国防総省がいかに内部告発者の人生を狂わせたか それがスノーデンの漏洩の布石となったことが明らかに

    今日は特別番組として、国防総省の元高官をゲストに招き、浪費や不適切管理、監視についての内部告発で重要な役割を果たした国家安全保障局(NSA)の職員を彼の上司らが法を破って罰した経緯について聞きます。彼の証言は、エドワード・スノーデンがいかにそしてなぜ、米国政府が世界中で数億人もの人々を監視していることを暴露することになったのかに光を当てるものともなります。ジョン・クレインは25年にわたって国防総省の監察総監室に勤務していました。連邦職員による不正告発を手助けする部門です。クレインは、内部告発者には体制の外に出る以外にほとんど選択肢がないと語り、国内監視の違法なプログラムが幅広く存在することを内部告発したNSAのトーマス・ドレイクに起こったことについて説明します。クレインはまた、ドレイクの弁護団が2010年12月に監視総監に訴えた事実にふれ、ドレイクが受けた罰は内部告発の報復であり、ドレイクが起訴された犯罪は「部分的に、または完全に」、彼が国防総省の監視総監に提供した情報に基づいていたことを主張したものだったと述べます。

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    2016/5/23(Mon)
    記事番号: 
    1
  • カナダの占拠:先住民運動と「黒人の命も大切」の運動が団結して暴力と軽視に抗議

    カナダの先住民活動家と「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)活動家が結束して、国家の暴力や軽視の問題を主張し、その活動を報道機関に取り上げさせる方法について、トロント市からの放送で座談会を主催します。先月、ファースト・ネーションズ (先住民族)活動家 がカナダの先住民問題省の事務所を占拠し、彼らのコミュニティ内で起きている自殺問題と水質と住居の危機的状況に対し措置を講じるよう要求しました。抗議のきっかけは、アタワピスカット川のクリー族コミュニティが自殺未遂について非常事態を宣言したことでした。デモ参加者は、トロント市、レジャイナ市、ウィニペグ市、ガティノー市、ケベック市内にあるカナダ先住民・北方問題省の事務所内外を占拠しました。ここトロント事務所の占拠に参加した者の中には、昨年7月に南スーダンからの難民アンドリュー・ロクを射殺した警官が無罪になるとの報道が出たのを受け、15日間にわたり警察本部外で数週間前に15日間の野営キャンプを行った地元の「黒人の命も大切」活動家もいました。トロント警察本部外の野営キャンプに参加した大勢の人の中にはファースト・ネーションズの活動家がいました。

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    2016/5/20(Fri)
    記事番号: 
    2
  • 370人を乗せた移民船「駒形丸」の上陸拒否事件から100年 カナダ政府が人種差別を謝罪

    本日はカナダのトロント市からお送りします。今週、カナダ首相ジャスティン・トルドーが「駒方丸事件」について公式な謝罪を行いました。これは1914年に、シーク教徒、イスラム教徒、ヒンドゥー教徒を含む370人以上のインド人の移住を阻むためにカナダ政府が日本船籍の蒸気船の上陸を拒否した事件です。その目的は、インド人をカナダに入れないことだったと、広く認識されています。当時のブリティッシュコロンビア州首相リチャード・マクブライド卿は、「そして、この国を白人の国に保つ必要性を常に考えておかなければならない」と発言しました。駒形丸事件を描いて賞を受賞したドキュメンタリー映画Continuous Journey(『無寄港旅行』)の一部を紹介します。また、このドキュメンタリーの監督であり、Undesirables: White Canada and the Komagata Maru(『好ましくない人々:白人のカナダと駒形丸』)の著者であるアリ・カズィミに話を聞きます。現在のカナダの難民政策についても、勾留施設内で起きた一連の死亡事故を踏まえて、監督が話します。

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    2016/5/20(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 反骨の記者:詩人で活動家の故ジョン・ロスを振り返る 独立系記者についての新刊

    メキシコのエンリケ・ペニャ・ニエト大統領は、5月半ば同性婚を全国で合法化する法案を提出しました。現在は一部の州およびメキシコシティでのみで認められています。この発表は、2014年9月に学生43人が行方不明になった事件について、最近、大統領に対し圧力が再び高まっている中で行われました。この事件については、複数の報告が連邦当局の関与を指摘しており、学生らはドラッグ組織に殺害されたとする政府の主張に疑問を呈しています。フリーランス記者で活動家、詩人でもあった故ジョン・ロスは、正にメキシコの美しさと矛盾を理解していた一人でした。ロスはメキシコおよびラテン・アメリカの社会運動を50年近く取材し、2011年に亡くなるまでにノンフィクションを10冊、詩集を10冊執筆しました。ロスがジャーナリズムを学ぶ学生に、取材の仕方と、変化を起こすやり方を教える講義の一部を収めた新書が発売されました。Rebel Reporting: John Ross Speaks to Independent Journalists(『反骨の記者――独立系記者へのジョン・ロスの教え』)というタイトルです。同書を共著したノーム・ストックウェエルに話を聞きます。ストックウェルは、ウィスコンシン州マディソンのWORTコミュニティ・ラジオの運営管理も行っています。

    dailynews date: 
    2016/5/19(Thu)
    記事番号: 
    5

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