エジプトでの前例のない抗議運動が2日目を迎えています。26日、デモ参加者たちは、政府の集会禁止令に反して街頭に繰り出し、ホスニ・ムバラク大統領に対する過去30年間で最大の抗議行動をおこないました。 カイロにいるガーディアン紙の記者、ジャック・シェンカーと話します。 「恐怖の壁が破れたようにみえます。抗議行動をしているのは概して安寧な生活を享受している、いわば中流階級の人たちです。 失なうものをたくさん持っているにもかかわらず、街頭に出てきて、殴られ放水砲に打たれ、砂漠に連れて行かれることをも覚悟しています。 現在起きている出来事の背後には、多くの活力と機運が満ちています。 明日もまた、大勢の人々の姿を街頭で目にすることになるでしょう」とシェンカーは語ります。