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2020年9月1日(火)

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  • 米国内で確認されたCOVID-19の感染者数は600万を超え、死者は18万3000人以上となっています。一方、トランプ政権は新型コロナウイルスに関する規制を緩めると同時に、ワクチンの性急な認可に向けて安全性テストを無視しようとしています。さらには、トランプの医療顧問幹部のひとりが、問題視されている「集団免疫」戦略の採用を推し進め、公衆衛生担当官たちの間に不安を引き起こしています。ワシントンポスト紙の保健担当記者ヤスミーン・アブタレブは、スコット・アトラス医師は疫学者でもなく、トランプ大統領の「脅威は減少しており米国は経済活動を再開すべきである、というパンデミックの進行状況についての」見解を支持するであろうという理由だけで連れてこられた、と指摘します。米国はすでに「暗黙の」集団免疫政策に従っていると主張するイェール大学の疫学者グレッグ・ゴンサルべスにも話を聞きます。「彼らはそれが政治的に有害と認識しているので、その言い回しを使おうとはしませんが、同じことで、もしそれがアヒルのように歩き、アヒルのように鳴くのなら、それはアヒルなのです」とゴンサルべスは言います。

  • ウィスコンシン州ケノーシャで起きたジェイコブ・ブレークへの警察の発砲によって、2018年の別の事件が改めて注目されていることを取り上げましょう。黒人の十代の少女クリストル・カイザーの事件です。彼女は、まだ17歳だったときに、彼女を性的人身売買の対象にしたとされる34歳の白人男性を殺害した罪に問われています。裁判記録によると、ランドール・ボラーには未成年の黒人少女たちを性的に虐待した前歴があり、そのことはケノーシャ警察が把握していましたが、彼は数ヶ月にわたって放任されていました。カイザーは2018年6月、ボラーが彼女に薬物を飲ませ強姦しようとしたので、自己防衛のためにボラーを射殺したと述べています。カイザーは40万ドルの保釈金で2020年6月に釈放されましたが、依然としてこの事件と闘っています。「この事件は、彼の地の警察と検察について本当に多くのことを語っています」と、ワシントポスト紙の記者ジェシカ・コンテラは言います。「クリストルを取り巻くこの事件は、実に多くの若い黒人少女たちが人身売買の被害にあって経験する性的なトラウマについて、全てのことを物語っています。」

  • ルイジアナ州の移民拘束施設の囚人たちは、ハリケーン「ローラ」による大打撃後の劣悪な環境と不当待遇の継続を報告しています。ラサールとジャクソン郡拘置所に収容されている移民たちは、嵐の後、この2つの施設で糞尿があふれ出し、電気と清潔な食料と水が不足していると言っています。こうした状況に抗議している人々の多くはカメルーン出身で、「カメルーン・アメリカン審議会」(Cameroon American Council)を含む難民の権利団体は状況の調査を要求しています。「現在の移民制度の基礎は、400年にわたる白人優越主義と人種差別の実践にあります」と、米国の黒人とアフリカ系コミュニティと協力する主要な移民擁護団体の1つであるカメルーン・アメリカン審議会の設立者シルビー・ベロは言います。彼女は、この「人種問題見直し」の時代に、移民税関捜査局(ICE)に拘束されている黒人移民たちのために闘うことは極めて重要だと言います。

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