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2020年8月28日(金)

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  • ウィスコンシン州のACLU(アメリカ自由人権協会)は、ジェイコブ・ブレイクに対する警官の発砲の事件を受けて、ケノーシャの法執行機関のトップに辞任を求めています。ブレイクは白人警官によって背中を7発撃たれ、腰から下が麻痺しました。この発砲事件で、ケノーシャをはじめ全米各地で大規模な抗議行動が起こり、ケノーシャ郡警察における人種差別と暴力に改めて注目が集まっています。そんな中でケノーシャ郡保安官デイビッド・ベスの唾棄すべき映像が浮上してきました。彼は2018年の記者会見の中で、万引きや盗難車の衝突事故で訴えられた黒人について 「コミュニティを埋め尽くすゴミのような人間は、社会の癌である」と表現しています。ウィスコンシン州のACLUの事務局長クリス・オットに話を聞きます。彼は、ベス市とケノーシャ市の警察署長を兼ねるダニエル・ミスキニスは更迭されるべきだと言います。「警官や法執行機関が、このように軍隊まがいの、強圧的なやり方で地域社会に入っていけば、緊張を煽り、事態を悪化させ、危険な新たな状況を作り出すだけです」。

  • 武装を持たないアフリカ系アメリカ人の父親ジェイコブ・ブレイクが警察に射たれた事件を踏まえ、ケノーシャ郡警察の過去の不祥事を振り返りましょう。2004年、ケノーシャ警察は21歳の白人マイケル・ベルを彼の母親と妹の前で殺害しました。ケノーシャ郡警察は自ら事件の検証を行い、2日もしないうちに関係した警察官たちの容疑を完全に取り下げました。ベルの父親であるマイケル・ベル・シニアは、独立した調査を依頼し、警察の説明が法医学的に不可能であることを明らかにしました。「制服を着た人間がそんなことをするとは信じられませんでした」とマイケル・ベル・シニアは言い、ケノーシャ郡警察が「事件の真相を隠蔽した」と主張しています。

  • ドナルド・トランプ大統領は木曜日、ホワイトハウスの南庭の芝生に集まった約1,500人の観衆の前で、共和党の候補者指名を正式に受諾しました。ソーシャルディスタンスのガイドラインに背いて、出席者は肩を並べて密に座り、マスクをつけている人はほとんどいませんでした。コロナウイルスによる米国の死者数が180,000人に達し、総計で世界で最高となった中で、トランプ大統領は政府のパンデミック対応を繰り返し擁護しました。トランプ大統領は、民主党のジョー・バイデン候補が大統領になったなら、混沌と暴力が米国を支配すると警告しましたが、ウィスコンシン州ケノーシャ郡での警官によるジェイコブ・ブレイク射殺事件や、17歳のトランプ支持者がケノーシャで2人の抗議者を殺害した事件については言及しませんでした。歴史家のリック・パールスタインに話を聞きます。彼はトランプ氏が「現実とは似ても似つかない世界」を描き、人々を暴力的な行動に駆り立てていると言います。

  • ハリケーン・ローラは非常に危険なカテゴリー4の暴風雨となって湾岸に上陸し、風速毎時150マイル(240キロ)の勢力を維持しています。ルイジアナ州を襲ったハリケーンとしては過去100年以上で最も強いローラは、ルイジアナ州とテキサス州の境界付近に上陸しました。少なくとも6人の死亡が確認されています。レイク・チャールズ近郊の住民は、バイオラボ社の工場で化学物質の火災が発生したため、窓とドアを閉め切って屋内に留まるように指示されました。「電力と開発のコミュニティ協会」(Community In Power and Development Association)の事務局長ヒルトン・ケリー,, 地域社会はハリケーンによる大きな被害の中で、複数の危機と闘っていると言います。「人々は、飛び散った危険な有毒物質を摂取させられ、同時にコロナ禍と極度の暑さにも対処しなければなりません」。

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