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2020年7月22日(水)

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  • 新型コロナウイルスの感染が、南アフリカ共和国で急増し、今や感染者数は世界で5番目の多さです。病院の受け入れ態勢もきびしい状態となっています。「ほんとうに南アフリカ社会の不平等をなんとかしなければいけないときが来ていると思います。アパルトヘイト後の南アフリカにある、民主主義を断絶するものすべて、さらには、社会における不平等と暴力が、実はいま問題になっているのです」。「健康の正義のためのイニシアチブ」(Health Justice Initiative)で活動する人権派弁護士のファティマ・ハッサンは、こう指摘します。

  • アフリカ大陸では、ほとんどの国が、新型コロナウイルスによるパンデミックの最悪の事態には至ってはいません。しかし、アフリカでも感染の拡大がいつ加速してもおかしくないと、世界保健機関(WHO)は、警告しています。「アフリカでは、新型コロナウイルスのパンデミックが遅れて発生すること、アフリカが感染の流行から免れるなどということはないと、以前からはっきりと言っています」と、アフリカ疾病管理予防センター所長のジョン・ヌケンガソンは言います。

  • 新型コロナウイルスの新規感染と入院者数が米国全土で急増していますが、カリフォルニア州などの地域でとりわけ感染がひどいのが、ラティーノのコミュニティです。カリフォルニア州で、ラティーノの労働者の多くは、社会に不可欠な農場や精肉産業の仕事をこなしています。「ラティーノや非白人系の人々の仕事は、単純作業ですが、州の運営を支え、州の経済を維持しているのです。ところが、その資源から彼らに還元されるものほとんどありません」と、デビッド・ヘイズ・バウティスタは指摘しています。UCLAデビッド・ゲッフェン医学部のラテン健康文化研究センター所長でもある、バウティスタは、最近の研究で、感染によって死亡する割合のうち、50歳から64歳までのラティーノ系カリフォルニア州民は、同じ世代の白人の5倍を超えることを、明らかにしています。

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