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2020年6月2日(火)

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  • 警察の暴力に反対する歴史的な1週間の蜂起が続き、全米各地で夜間外出禁止令が発令されていますが、トランプは自らを「法と秩序の大統領」と宣言し、街頭に数千人の重武装の兵士を配備すると威嚇しました。「トランプ大統領の演説は米国民に対する宣戦布告とほぼ同じことです」と、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表クリステン・クラークは言います。長年軍事関係の取材をしてきた記者のウィリアム・アーキンにも話を聞きます。アーキンは、国防総省の職員からトランプが「何の抵抗」も受けていないことに注意を喚起します。

  • ロサンゼルスでは数千人が警察の残虐行為に対する抗議を続け、大勢が逮捕されています。一方で、エリック・ガーセッティ市長はロサンゼルス市警察の予算を増やしたことについて批判を受けています。抗議運動の組織者たちは、警察への資金を大幅に削減し、その代わりにコミュニティサービスに投資する「人民予算」(People’s Budget)を施行することを市議会に求めています。「私たちは警察に極度に依存し、他のなによりも彼らの資金、予算、ニーズを優先するシステムを作り出しました」と、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)と「LA刑務所改革」(Reform L.A. Jails)の共同創設者パトリス・カラーズは言います。「私たちは今こそ、資材を私たちのコミュニティに向け直すときです」。

  • 2つの検視結果が、ミネアポリス警察の手にかかったジョージ・フロイドの死は殺人であると合意しました。「郡の検視官が、ジョージ・フロイドの死亡理由を、警察の関わりから離れたところに求めたことに驚かない人は多いと思います」と、公民権弁護士、活動家で「人種正義ネットワーク」(Racial Justice Network)創設者、全米黒人地位向上協会(NAACP)ミネアポリス支部の元支部長のネキマ・レビィ・アームストロングは言います。アームストロングは、地元の警察がどのような責任の取り方をしてきたかについての歴史も話してくれます。「今回の事件は警察が郡の検視官事務所と検事局と協力しているへネピン郡に存在する汚職を浮き彫りにしています。その結果、最終的には警察によって殺された人には正義がもたらされないということになるのです。」

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