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2020年2月28日(金)

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  • シリアでは27日(木)、反政府勢力の拠点イドリブ県で、ロシアに支援されているシリア政府軍の空爆が大規模に行われ、33人のトルコ軍兵士が死亡しました。トルコは同等の報復を明言していますが、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は「更なる戦闘拡大の可能性が刻々と増大している」と警告し、即時停戦を要求しています。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領とトルコのレジェプ・タイイップ・エルドアン大統領は28日(金)、NATOが迅速な鎮静化を求める中、電話会談でこの危機について話し合ったと伝えられています。シリア政府による全面攻撃は、9年に及ぶ内戦のなかで単独の作戦としては最大規模の避難民を生み出しています。シリアの内戦では1300万人が難民となり、数十万人が亡くなっています。12月以降だけでも、約90万人がシリア北西部から避難を余儀なくされ、少なくともその半分は子供です。人道危機が深刻化し、支援団体職員は現場の混乱ぶりと荒廃を伝え、気温が氷点下に下がる中で家族がシェルターを奪い合う様子を語っています。米国の国境なき医師団の事務局長を務めるアブリル・ブノワに話を聞きます。

  • 全米各地で、当局はコロナウイルスの検査キットの深刻な不足を報告しています。ニューヨーク州当局は、疾病対策センターから配布されたキットが検証テストに失格した後、独自のキットを用意しているところだと言います。一方、コロナウイルスは世界中で新しい症例が発生し続けています。ナイジェリアでも最初の症例が報告され、イランでは副大統領の1人が陽性と診断されました。米国の国境なき医師団がどうコロナウイルスに対応しているかを、同団体事務局長のアブリル・ブノワと話します。

  • 米国の国境なき医師団の最新報告が、米国とメキシコが課した移民政策によって中米からの移民が危険な状態に閉じ込められている状況を明らかにしています。No Way Out(『出口なし』)と題された報告書は、中米からの移民や避難民を対象とした500件に近い聞き取り調査に基づいて作成されています。調査対象の多くは、故郷を離れる前に、もしくはメキシコ経由の移民ルートをたどる途中で、過激な暴力の被害を受けていたと語っています。移民を阻止するための「移民保護プロトコル」と呼ばれる制度により、米国の保護を求めてやってくる人々はしばしばメキシコに留め置かれ、犯罪グループの標的にされることが多いと報告されています。

  • ドミニカ共和国では27日(木)、数千人が首都サントドミンゴの街頭に繰り出し、独立記念日を祝うと同時に、今月予定されていた地方選挙の唐突な延期に抗議しました。抗議行動は2月16日から続いています。地方選挙の投票が始まって4時間後に、政府が選挙を中断したためです。理由は電子投票機に「技術的な不具合」があったためとされています。この機器は前回2019年10月の選挙でも使われており、政府には約1900万ドルの費用がかかっています。ドミニカ共和国の人々は、いわゆる技術的な不具合というのは、与党のドミニカ解放党が、国民の支持を失った後も権力にしがみつこうとして主張しているに過ぎないと考えています。抗議者たちは現在、独立した機関による調査で地方選挙で何が起こったのかを明らかにすることと、ドミニカ共和国の選挙管理委員の辞任を求めています。これに連帯する数十件もの抗議行動が、スペイン、フランスからニュージャージー、そしてここニューヨークまで、世界中で起きています。ドミニカ系米国人ジャーナリストでデジタルメディアLatino USAの編集者であるアマンダ・アルカンタラに、最新の情報を聞きます。

  • ニュージャージー州では火曜日の夜、ニューブランズウィック地区教育委員会の会合に数百人が集まり、公立学校を取り壊して跡地にロバート・ウッド・ジョンソン病院とラトガース大学の新しいガンセンターを建設する計画に反対を表明しました。抗議には30人以上の子供たちや家族も参加しており、「学校を救え!」「ジェントリフィケーション(再開発による高級化)をやめろ」というプラカードを掲げていました。この計画が承認された場合、リンカーンアネックススクールの3年生から8年生までの760人の生徒は、代替となる校舎が建設されるまでの間、町のはずれにある、かつて倉庫だった建物に移動させられます。更に悪いことに、新校舎の用地として提案された場所は「ブラウンフィールドサイト」の一画で、有害化学物質による汚染の可能性があります。この反対運動を密着取材してきた、デモクラシー・ナウ!の共同司会者でラトガース大学教授のフアン・ゴンザレスに話を聞きます。

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