デイリーニュース

  • オクテイヴィア・バトラーを回顧:発掘された2005年のインタビューで黒人SF作家が警告的な物語を共有

    【21/2/23/2】デモクラシー・ナウ!は放送開始25周年を迎えました。番組の歴史からの最も素晴らしくインパクトの強い瞬間のいくつかを再訪します。その中には、先見性のある黒人SF作家オクテイヴィア・バトラーの最後のテレビインタビューの1つも含まれます。バトラーは、2006年2月24日に58歳で亡くなるほんの3か月前、2005年11月にデモクラシー・ナウ!のインタビューにこたえています。バトラーは、サイエンスフィクション作家に授与されるヒューゴ賞とネビュラ賞を受賞した最初の黒人女性で、マッカーサー「天才」奨学金を授与された最初のSF作家です。彼女の最もよく知られている作品には、古典の『キンドレッド―きずなの招喚』や、未完となった3部作の2編、Parable of the Sower(『種蒔く人の寓話』)、Parable of the Talents(『才能ある人たちの寓話』)があります。彼女の作品は新世代の黒人SF作家たちを刺激し、彼女は「アフロフューチャリズムの母」と呼ばれました。彼女のデモクラシー・ナウ!との2005年のインタビューは、ハリケーン「カトリーナ」がニューオーリンズを破壊した直後、ジョージ・W・ブッシュ大統領が米国のイラク戦争とアフガン戦争を先導している最中に行われました。

    dailynews date: 
    2021/2/23(Tue)
    記事番号: 
    2
  • 米国のCOVID死者数が50万を超えるなか 貧困国に何も残さず富裕国がワクチンを買い占め

    【21/2/23/1】米国ではCOVID-19の死者が50万人を超えました。これは世界でも群を抜いて高い死者数です。このぞっとするような節目を迎える一方で、新たなCOVID-19感染者数は全米で減り続け、ワクチン接種も加速しています。しかし、世界保健機関(WHO)の事務局長は、富裕国に対し、数十億回分のワクチンを買い占めることで貧困国へのワクチン供給の取り組みの邪魔をしないよう呼び掛けています。一部の富裕国は自国民全員に1回以上のワクチン接種ができる量を注文しています。「私たちがここで目にしている不平等は、本当に驚くべきものです」と、コロンビア大学医療センターの国際緊急医療部長クレイグ・スペンサー医師は言います。彼はパンデミックをより早く終わらせるために、先進国にワクチンの備蓄を貧困国と共有することを求めています。「そのことは私たちの公衆衛生のためであり、経済の利益のためになるのです。そして私が最も重要だと思うに、そうすることは本当に我々にとって倫理的、道徳的に正しいことなのです。」

    dailynews date: 
    2021/2/23(Tue)
    記事番号: 
    1
  • 暖房も水もない トイレは溢れている 食事は最悪 テキサス州の刑務所は嵐で「ますます悪化」

    【21/2/22/3】冬の嵐に襲われたテキサス州では、多くの受刑者が暖房も水もないまま日々を過ごしています。数千人の受刑者にとって、もともと酷かった状態がさらに耐え難いものになっています。州当局は、33の刑務所が停電し、州の電力供給が止まった後20の刑務所で水不足が起きていると述べています。これに職員の不足が重なり、氷点下の監房内でも暖をとるための毛布は提供されず、食べ物はとても食べられないものだったと言う受刑者もいます。報道機関マーシャル・プロジェクトの記者ケリ・ブラッキンガーは、「テキサスの刑務所の状態はひどい状態からさらに悲惨な状態になりました」と言います。「自由世界の刑務所ならあるはずのインフラが、ここの刑務所にはありませんでした」。

    dailynews date: 
    2021/2/22(Mon)
    記事番号: 
    3
  • 規制緩和とはこういうことだ テキサス州で電気代が1万ドルに上昇した人も 多くの人々は今も闇の中

    【21/2/22/2】テキサス州では異常寒波のため数百万人が停電に見舞われるなか、幸運にも電気をつけ続けることができた人々がいました。しかし彼らはわずか数日間の電気使用で数千ドルを請求されるという天文学的な高騰に直面しています。パブリック・シチズンのエネルギー部門責任者タイソン・スローカムは、電気代の急騰は州が長年にわたってエネルギー市場の規制緩和を推進した結果だと述べています。「規制緩和の環境では、多くの世帯が契約書の細目を理解できず読みもしないだろうという前提で、悪徳企業が彼らを食い物にしているのです」とスローカムは言います。テキサス州に住むアキラー・スコット・アモスは、嵐の最中に電気代が11,000ドルを超えました。「私は自分の公正な分担金を支払うことに問題はありません。しかしこれは公平ではありません」。

    dailynews date: 
    2021/2/22(Mon)
    記事番号: 
    2
  • ナオミ・クラインが語る化石燃料ショック・ドクトリン 死を招く規制緩和 テキサス州がグリーン・ニューディールを必要とする理由

    【21/2/22/1】厳しい寒波に襲われたテキサス州では現在も停電と断水が続いており、数百万人が苦しんでいます。約800万人が水を煮沸した後に使用するよう命令を受けており、3万世帯にはまだ電力がありません。この寒波によるとみられる死者は約70人、少なくとも12人が暖房を失った後に自宅で亡くなっています。テキサス州の共和党議員たちの危機対応に批判が集まっています。長年、同州のエネルギー制度の規制緩和を推進し、再生可能エネルギーとグリーン・ニューディールに対するいわれのない攻撃を続けてきました。報道サイト「インターセプト」の上級特派員でラトガーズ大学教授のナオミ・クラインに聞きます。クラインは、共和党議員たちの反応は自らの過失責任に対する「パニックのせい」だと言います。「グリーン・ニューディールは、テキサス州および全米に山積する問題を解決できる法案です。一方、共和党が提供できるのは、さらなる規制緩和、さらなる民営化、さらなる緊縮財政だけです」。バイデン政権の気候危機に関する初期の政策、化石燃料の開発を継続することの危険性、新刊How to Change Everything(『すべてを変える方法』)についても聞きます。

    dailynews date: 
    2021/2/22(Mon)
    記事番号: 
    1
  • デモクラシー・ナウ!25周年記念:最前線からの独立系ニュースの四半世紀を振り返る

    【21/02/19/1】デモクラシーナウ!の第一回放送は1996年2月19日、ニューハンプシャー州の大統領候補者予備選の前夜に行われました。放送されたのは、たった9つのコミュニティラジオ局でした。この最初の放送から25年の間に番組は大きく成長し、今日では世界各地の1,500以上のテレビ局やラジオ局で放送され、オンライン配信は何百万人にも届いています。この「戦争と平和の報道」の25周年を記念して、1時間の回顧番組を放送します。初期の報道のハイライト、物議を醸したインタビュー、東ティモール、スタンディングロック、西サハラなど見過ごされてきた地域の問題の草分け的な報道などが含まれています。

    dailynews date: 
    2021/2/19(Fri)
    記事番号: 
    1
  • 「ヘイトにノー! 恐怖にもノー!」デモクラシー・ナウ! 共同司会者ネルミーン・シェイクの戦争と平和報道10年

    【21/02/18/1】デモクラシー・ナウ! は放送開始から25周年を迎えようとしていますが、ネルミーン・シェイクの共同司会10周年を記念して、当番組における彼女の多くのハイライトの中から、トランプ政権のイスラム教徒入国禁止に反対するニューヨークJFK空港でのデモ取材を放送します。

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    4
  • 「ローンを減免しないのは彼の選択」:公約だった学生ローンの減免を渋るバイデン大統領

    【21/02/18/3】学生、活動家と民主党上層部は、ジョー・バイデン大統領に行政権限で少なくとも1人5万ドルの学費ローンを減免することを推奨してきました。米国における学生ローン額は現在1.7兆ドルに上り、約4500万の人々の借金となっています。ドキュメンタリー作品監督で「借金共同体」(Debt Collective)オーガナイザーのアストラ・テイラーは、バイデンに学生ローンを減免できる法的権限があるのは明白だと言います。「実行しないのは、彼の選択です」とテイラーは言います。「借金共同体」デジタル・ストラテジストのブラクストン・ブリューウィントンは、学生ローンの減免は政治的にも賢いことだと言います。「バイデン大統領にとってこれは、普段なら政策について協力し合わないであろう人々が、広範囲に連携できるユニークな機会なのです」(Image Credit: Facebook: Debt Collective)

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    3
  • COVID-19感染防止とワクチンの効果を上げるためのマスクの付け方と二重マスクが必要な場面

    【21/02/18/2】COVID-19の感染率と入院者数は減少しつつありますが、米国で人々がマスクなしで安全な日常生活を送れるようになるまでには、まだ長い道のりがまっています。感染病医師でカリフォルニア大学サンフランシスコ校医学部教授ドクター・モニカ・ガンディーは、ワクチン接種が進展しても気を抜いてはならないと言います。「感染者数を最小限に抑えることで、ワクチンの効果も最大にできるのです」

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    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    2
  • 機能不全となった州:テキサス州の送電網が崩壊 数百万人に影響も 黒人や他の少数派コミュニティに最大の打撃

    【21/02/18/1】テキサス州は大寒波に見舞われたことで州の送電網が崩壊し、数百万人が凍えるほどの寒さと暗闇の中で過ごすことを余儀なくされています。1200万人以上が断水に直面し、水道水も安全のため煮沸してから消費するよう指示され、一部の地域では水道が完全に止まっています。また、テキサス州では大雪のためサプライチェーンにも支障が生じ食料も底をつきつつあります。グレッグ・アボット知事をはじめとする州の共和党指導者たちは、今回の停電を再生可能エネルギーのせいだと偽りの主張をし、グリーン・エネルギーへの移行の危険性を警告しましたが、州のエネルギー当局によれば、停電の主な原因は天然ガス、石炭、原発の発電所施設が凍結したためだと言います。今回の危機にも関わらず、州の指導者たちはテキサスの送電線を他の州と統合しないと主張しています。「寒波の影響は停電と不便だけにとどまりません」と、テキサス・サザン大学のロバート・ブラード教授は言います。今回の危機で生じる追加コストで、最も悪影響を受けるのは、黒人、ヒスパニックやアジア人など少数派コミュニティだろうとも言います。「不平等の上にさらに不平等が重なるということです」

    dailynews date: 
    2021/2/18(Thu)
    記事番号: 
    1

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