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2017年8月30日(水)

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  • ハリケーン「ハービー」がもたらした被害はいまも続き、テキサス州とルイジアナ州では、これまでに少なくとも30人の死亡し17,000人以上の人々が避難所に身を寄せています。米国で史上最多の降雨量が記録される中、数十万人が避難命令を受けました。テキサスでは、ヒューストンが位置するハリス郡の3分の1が、現在、冠水しています。ヒューストンでは、0時から午前5時までの夜間外出禁止令が出ています。エクソンモービル社によると、少なくとも同社の2つの石油精製所が被害を受け、数千ポンドという大量の化学物質が、大気中に放出されました。テキサス州クロスビーの住民は、「ハービー」による損害で化学工場が爆発する危惧があるため、避難中です。シエラクラブの「汚れた燃料を超えて(Beyond Dirty Fuels)」キャンペーンとテキサス環境正義提言サービス(t.e.j.a.s)で活動するブライアン・パラスに話を聞きます。

  • ハリケーン「ハービー」により、テキサス州では少なくとも5つの刑務所が6,000人近くの収容者を避難させました。が、そんな中で29日、ハリス郡保安官事務所は、ヒューストン中心地域の、増水したバッファロー・バイユーに近接する拘置所の避難はおこなっていないとツイートしました。一方、現地警察当局は、9月1日に「反聖域都市(Anti-Sanctuary)法」[在留許可のない移民を取り締まる連邦法を執行しないなど、地方自治体が寛容な対応を行うことを禁止する州法]が発効するにも関わらず、在留許可のない移民も恐れずに助けを求めるよう促しています。刑事裁判担当通信員のルネ・フェルツに最新情報を尋ねます。

  • 8月29日、世界気象機関が、ハリケーン「ハービー」による壊滅的被害は気候変動と繋がっている、と発表しました。すでに史上最多の降雨量を記録したこの破壊的な暴風雨は、今後数日にわたって、ルイジアナ州とテキサス州ではさらに降雨をもたらすと予想されています。にもかかわらず、メディアは、この記録破りの嵐を、気候変動と関連してとらえることを避けています。メディアの災害報道を、This Changes Everything: Capitalism vs. the Climate (『これがすべてを変える:資本主義と気候の対決』)はじめ、何冊ものベステセラーをもつ作家、ナオミ・クラインと共に検証します。

  • ジェームズ・ハンセン博士は、「気候変動への気づきの父」と呼ばれています。1988年ハンセンは、米国議会での証言で、地球温暖化の危機について初めて警告した人物です。当時、彼はNASA(米国航空宇宙局 )主席気候学者でゴダード宇宙科学研究所ディレクターでした。世界に名だたる気候学者ジェームス・ハンセンに、暴走するハリケーン「ハービー」の登場に気候変動がどのような役割を果たしたかを尋ねます。

  • ハリケーン「ハービー」で、12年前の8月29日にニューオーリンズを襲ったハリケーン・カトリーナが比較の対象とされています。壊滅的だったカトリーナは、1800人の死者を出し、100万人以上が避難を余儀なくされました。いずれのハリケーンでも政府、および赤十字などの主要救援機関は、大災害への対応が不適切だったとして広く非難を浴びました。しかしその代わりに、地元住民たちが自主的にたちあがり、「コモン・グラウンド・コレクティブ」(Common Ground Collective)のような、救援と再建そして互助活動に取り組む組織を立ち上げました。赤十字の失敗と地元住民による救援の市民活動について、ハリケーン・カトリーナ後のニューオーリンズで「コモン・グラウンド・コレクティブ」の設立を助けた作家でアナキストのスコット・クロウと、AP通信の前ハイチ特派員で、デューク大学「メディアとジャーナリズム・イニシアチブ」所長のジョナサン・カッツに話を聞きます。カッツは、The Big Truck That Went By : How the World Came to Save Haiti and Left Behind a Disaster 『通り過ぎていった大きなトラック:ハイチを救いに来て、災難を残して去った世界』)の著者であり、「赤十字はヒューストンを救わない」というタイトルの最新記事も書きました

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