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2017年8月25日(金)

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  • 8月初めにバージニア州シャーロッツビルで死傷者を出した白人至上主義者による暴行事件にトランプ大統領が迅速に批判するのを拒否したことに抗議して、国務省の科学特使ダニエル・カーメンが辞職しました。カーメンは辞表の中でトランプ大統領に言及し、「あなたがホワイトハウスにいることが国内でも国外でも米国の利益を損ない、地球上の生命を脅かしています」と記しました。辞表の各段落の最初の文字を拾うと、Impeach (弾劾する)という言葉が浮かび上がります。カリフォルニア大学バークレー校のエネルギー学教授ダニエル・カーメンに話を聞きます。

  • テキサス州では24日、何万人もの住民が沿岸地域から避難を開始しました。ハリケーン「ハービー」が「カテゴリー3」に勢力を強め25日夜遅くに上陸すると予想されるからです。メキシコ湾岸では、降雨量が1000ミリに達する地域もあると予想され、生命にかかわる危険があります。沿岸部の複数の郡が避難命令を出し、テキサス州知事グレッグ・アボットは、州兵700人を召集しました。ハリケーンの中心はコーパスクリスティ市付近に上陸すると予想され、ジョ―・マコーム市長は自主避難を呼びかけています。国務省の科学特使を辞職したばかりのダニエル・カーメンに話を聞きます。

  • 1987年に男性2人を殺害した53歳の男性死刑囚に対し、フロリダ州は薬物注射による死刑を執行しました。24日夜に執行された処刑では、今まで米国の死刑執行で使用されたことのない強力な薬品が使用されました。麻酔薬エトミデートは、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のジャンセンという事業部で開発されたもので、死刑執行に使用できる実証がないと批判されていました。これへの回答として、ジョンソン・エンド・ジョンソンは、「薬物注射による死刑に弊社の薬品を使用することは認めていない」としています。米国での死刑執行に自社の医薬品が使用されることに反対を表明している製薬会社の中にジョンソン・エンド・ジョンソンも名を連ねています。欧州の製薬会社が死刑執行に使用される薬品の販売を拒否し始めたため、米国の州政府の多くは未試験の混合剤や一般的でない方法で入手した薬に頼っていました。今回使用されて物議をかもした混合薬は、これまで少なくとも1人の囚人に使用されて溺死と同等の肉体的苦痛を伴う死をもたらしました。死刑反対運動を行っている国際貧困救援組織「リプリーブ」(Reprieve)の責任者マヤ・フォアに話を聞きます。

  • ミズーリ州のエリック・グレイテンズ知事は、マーセラス・ウィリアムズ死刑囚に対し、22日夜に予定されていた死刑執行の数時間前になって執行停止を命じました。殺害に使用された凶器に付着していたDNAとウィリアムズのDNAが一致しないという証拠が出てきたためです。アフリカ系アメリカ人のウィリアムズは2001年に、元『セントルイスポスト・ディスパッチ』紙記者で白人のリーシャ・ゲイルを強盗の折に殺害したとして、有罪判決を受けました。判決を下したのは白人11人、黒人1人の陪審員で、彼らが選出されるまでに6人の黒人陪審員候補が検察側によって排除されていました。ウィリアムズは一貫して無罪を主張していました。現在、アムネスティ・インターナショナルと他団体は、ウィリアムズに特赦を与えるようミズリー州知事に要請しています。マーセラス・ウィリアムズ代理の刑事事件弁護士ケント・ギプソンに話を聞きます。

  • 米軍から性転換者を締め出すよう要請するトランプ大統領の国防総省向けの覚書をホワイトハウスが準備していると報じられています。この覚書は国防総省に対し、性転換者の入隊を拒否することと、現在従事している性転換者への医療費の負担をやめるように指示しています。この覚書について最初に報道したウォールストリートジャーナル紙によると、国防総省はこの禁止令の実施までに6カ月の猶予を与えられています。この報道に対し、イリノイ州上院議員でイラク戦争を経験し、重症を負った退役軍人のタミー・ダックワースはトランプが発表したこの禁止令を止めるよう議会に要請する声明を出しました。性転換を行った軍人5人は、この禁止令をめぐりすでにトランプを告訴しています。何千人もの性転換者が現在米軍に従事しています。アメリカ自由人権協会の専従弁護士チェイス・ストランジオに話を聞きます。

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