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2017年8月16日(水)

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  • 死傷者が出たバージニア州シャーロッツビルでの白人ナショナリスト集会からたった2日後の14日、ノースカロライナ州ダラムで活動家のグループが南北戦争時の南軍兵士像を引き倒しました。群衆が「私たちは革命!」と叫ぶなか、ティキヤ・トンプソンという名の大学生が梯子を登り、ダラムの旧郡庁舎前に立つ南部連合兵士像に縄をかけ、地面に倒しました。彼女は翌日、騒乱煽動で2件の重罪ならびに像の破損など軽犯罪3件の嫌疑で逮捕されました。トンプソンは15日夜、一万ドルの保釈金(無担保保証書に署名する形式)の手続きを取り釈放されました。16日朝予定されている法廷審問の前に、本人から14日の行動について語ってもらいます。

  • 2015年、ブリー・ニューサムはサウスカロライナ州の州議事堂の敷地に掲げられていた南軍の旗を、9メートルの旗竿を登って引き降ろし、南部連合の記念碑やシンボル、そして現代米国社会におけるそれらの役割について、国民的な議論に火をつけました。ニューサムがこの行動をとったのは、白人至上主義者がサウスカロライナ州チャールストンの教会で銃を乱射し、9名のアフリカ系アメリカ人教区民の命を奪った大量殺人事件からまもなくのことでした。警察官が降りるよう叫ぶなか、ブリー・ニューサムは南軍旗をつかんでこう言いました。「あなたが増悪を以って私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。この事件の動画はネットで瞬く間に広がり、世界中の人々が見ることとなりました。その翌月、高まる抗議を受けて州議会は、南軍旗を恒久的に撤去することを評決しました。アーティストであり活動家であるブリー・ニューサムに、週末のバージニア州シャーロッツビルでの死傷者を出した集会後、南部連合のシンボルの撤去を求め米国全土で新たに拡がっている取り組みについて話を聞きます。シャーロッツビルでの事件は、白人ナショナリストやオルタナ右翼グループのメンバーたちが、繁華街の公園にあるロバート・E・ リー将軍(南北戦争で南部連合軍を指揮した人物)の像を、市が撤去するとした決定に抗議するため集結した時に起きました。

  • バージニア州シャーロッツビルで白人至上主義者の抗議行動をめぐる衝突で死者が出たことについての、トランプ大統領の直近のコメントに対し、批判が噴出しています。大統領は15日、トランプタワーでの会見で、「オルタナ左翼(alt-left)」という新語を使い、暴力の一端は白人至上主義者に対抗する反対派が引き起こしたと述べました。大統領のコメントに、非難が沸き起こっています。共和党の元大領領候補ミット・ロムニー議員は、ツイッターで「いや、同じではない。一方は人種差別主義で偏見に満ちたナチ。もう一方は、人種差別や偏狭な敵対感情に反対する人々。倫理的にまったく異なる世界だ」とつぶやきました。街頭で白人至上主義者たちと対峙したグループの一つ、アンティファ(antifa) という名で知られる反ファシズムの人々に目を向けましょう。新刊書Antifa:The Anti-Fscist Handbook(『アンティファ:反ファシズム・ハンドブック』)の著者、マーク・ブレイに話を聞きます。(注: 「アンティファ」という表記が一般的なようですが、ゲストはむしろ「オンティファ」に近いと言っています。)

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