« 前  

2017年8月2日(水)

  次 »
  • 8月1日、米上院は、クリストファー・レイの連邦捜査局(FBI)長官就任を承認しました。しかし、上院議員5人が承認に反対票を投じたのは前例がないことです。これまで、FBI長官指名候補に反対票を投じた上院議員は、一人しかいませんでした。さらに今回、3人の上院議員が、棄権しました。レイの承認に反対票を投じたロン・ワイデン上院議員は、その理由として、政府による監視に関するレイの姿勢を挙げ、次のような声明を出しました。「クリス・レイは公私にわたる発言のなかで、米国政府がバックドアを利用して米国の個人のデバイスに侵入することに異議を唱えず、暗号化にまつわる事実を認めようとしませんでした。これは、自由か安全保障かという問題ではなく、安全保障が強まるか弱まるか、という問題なのです」。アメリカ自由人権協会もまた、レイがジョージ・W・ブッシュ政権下で米国の拷問プログラムに関与したことを批判しています。独立系ジャーナリストのマーシー・ウィラーと経済専門家のジェームズ・ヘンリーに話を聞きます。

  • FOXニュースの元コメンテーターが大変な火ダネとなりそうな裁判を起こしました。Foxニュースがコメントをねつ造し、ホワイトハウスと直接結託して、昨年起きたDNC(民主党全国委員会)のスタッフ、セス・リッチ殺人事件とウィキリークスを結びつける陰謀説をでっちあげ、フェイク・ニュースを展開したというのです。DNCで働いていたリッチは、2016年7月に銃撃を受け死亡しました。今年5月、Foxニュースは、「首都ワシントンでの殺人の謎:殺されたDNCスタッフはウィキリークスの情報提供者だったと語る捜査官」という記事を出しました。記事は、DNCの内部メールをウィキリークスに提供した情報源は、ロシア人ではなくリッチだったと報じました。その記事の中でたった一人、発言が引用されたのは、ワシントンDCの元刑事で、Foxのコメンテーターでもあるロッド・ウィーラーでしたが、彼はFoxが彼の発言として偽りのコメントをねつ造したと主張しています。ウィーラーはまた、この記事にはホワイトハウスが直接関与したとも、述べています。独立系ジャーナリストのマーシー・ウィーラーに話を聞きます。

  • 米税関・国境警備局職員が、サン・ディエゴの国境検問所で、16歳のメキシコ人、クルス・ベラスケスに、ボトルにはいったメサンフェタミン溶液を飲むよう命じている場面が写ったビデオ映像が公表されました。液を飲んだクルスは激しい急性薬物中毒に陥り死亡しました。2013年にクルスは、リンゴ・ジュースだと称する2本のボトルを手にティファナからカリフォルニアへと国境を超えようとしました。ビデオには、液体がメタンフェタミン溶液ではないかと疑う国境警備官たちが、嘘ではない証明として液体を飲んでみせるようクルスに執拗に迫るようすをとらえています。液体を口にしてから数分後に、身体が激しい痙攣を起こし、クルスは「心臓が!」とスペイン語で叫びました。その後まもなく、彼は死亡しました。警備官らは、クルスが液体を何口か飲み過剰な薬物摂取状態となってから、ようやく液体の検査を行いました。警備官らは、一切、懲戒処分を受けませんでした。国境係官たちによる虐待と職権濫用はまん延しており、ベラスケスのケースはその最新の一例に過ぎないとする批判の声があがっています。エミー賞を2度受賞したジャーナリストでドキュメンタリー映画製作者のジョン・カルロス・フレイに話を聞きます。彼の最新調査のタイトルは、『国境での生と死(Life and Death at the Border)』で、このプロジェクトは、ABC放送の番組"20/20"との共同で行われました。

Syndicate content