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2017年5月5日(金)

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  • 共和党のオバマケア撤廃の企ては、4日に下院議会が辛うじて法案を承認して一歩前進しました。この法案が成立すれば、富裕層に大幅な減税を受ける一方、何千万もの人々が健康保険を失うことになります。しかし法案の成立は、上院の共和党が独自の医療保険法案の起草にこだわっているため、いまだ成り行きがわかりません。主だった医療関係機関やAARP(アメリカ退職者協会)は、この法案は患者に深刻な被害を与え、医療費が跳ね上がると警告しました。連邦議会予算事務局はこの法律を「評価する」時間を十分に与えてもらえませんでした。つまり、下院は法案の予想される影響も知らないまま採決したということです。この法案は、病院、医師、医療保険会社そして消費者団体をはじめとする保健医療業界のほぼすべての部門から反対を受けています。この法案は、メディケイド(低所得者用医療扶助)のもとでの国民1人あたりの連邦政府支出(高齢者や子どもを含む)に上限を設け、女性に避妊策を提供する「家族計画連盟」への払い戻しにメディケイドの資金が使われるのを阻止します。「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ」と「ヘルスケア・フォー・アメリカ・ナウ教育基金」の共同常任理事マルガリーダ・ジョージと、非白人女性の性と生殖に関する健康(リプロダクティブ・ヘルス)の共同体「シスターソング」の事務局長モニカ・シンプソンに話を聞きます。

  • フランス大統領選挙は、元投資銀行家エマニュエル・マクロンと極右政治家マリーヌ・ルペンの決戦投票を7日に控えています。マクロン候補は4日、フランス有権者に恐怖を煽る政治を拒否するよう呼びかけるオバマ前大統領の支持を得ました。ルペン候補はあからさまな外国人嫌悪と人種差別の政策を掲げて選挙運動を行ってきましたが、4日にブルターニュ地方のトラック運送会社で選挙活動を行った際に、抗議に直面しました。「有権者が選択を迫られているのは、白人とキリスト教徒の優位を約束してフランス憲法や政教分離の伝統を無視するマリーヌ・ルペンのような公然とした人種差別主義の候補者が、それとも若い政治家エマニュエル・マクロンのどちらかです。マクロンが掲げているのは、企業家精神を通して人々に権限を持たせる政策のようです。ただ問題は、彼のいう社会は、会社を経営するように国を運営することです。そして問題は、彼の政策には労働者階級に寄り添うものが1つもないことです」とパリから出演のゲスト、ヤーセル・ルアティは言います。ルアティはフランスの人権と市民的自由の活動家で研究者です。

  • 全米黒人地位向上協会(NAACP)は、2016年に警官に射殺されたアフリカ系アメリカ人で5児の父親のアルトン・スターリングに発砲した警官に対して徹底的な調査と立件を行うようルイジアナ州政府に呼びかけています。これは、トランプ政権の司法省が二人の警官ブレーン・サラモニとハウイー・レイクに対して連邦法で起訴するのを見合わせたことへの反応です。「恐ろしいのは、州政府と連邦政府の両方の捜査が、危険な沈黙と危険な憶測の空気の中で行われていることです」とNAACP会長でCEOのコーネル・ウィリアム・ブルックスは言います。「同僚の不祥事に口を閉ざすという警官の間での不文律が、目撃者が名乗り出るのを妨げています。これによって、実際に起きたことについて、自由で率直な議論や証言が妨げられています」。

  • ダラス郊外ボルチスプリングスで4月29日、15歳のジョーダン・エドワードがパーティーから帰る車の中で、警官ロイ・オリバーによって頭を撃たれて死んだ事件について、全米黒人地位向上協会(NAACP)会長でCEOのコーネル・ブルックスが話します。オリバー巡査は5月2日に解雇されました。「米国の民主主義のため、改善を呼びかけるだけでなく、要求するべき時がきました。すなわち、悪い警官たちの罪を暴き、起訴する検事たちの努力だけでなく、活動家が街頭に出て重大な市民的不服従を行い、通常の業務を大きく混乱させ、警察の不祥事や暴行を横行させるシステムを文字通り停止させることが必要です」とブルックは語ります。

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