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2016年7月15日(金)

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  • フランス南部のリゾート地ニースでフランス革命記念日の祝日を祝う人々が襲撃され、84人超が死亡しました。目撃者の話では、大型トラックに乗った男が祝祭の花火見物に集まった群衆に突っ込み、人々をなぎ倒しながら1マイル(2キロ弱)走行を続けました。この襲撃に関しどの組織も犯行声明を出していません。フランスのメディアによると、トラックを運転していたのはニース在住でチュニジア系フランス人のモハメド・ラフエジ・ブフレルです。15日未明、フランソワ・オランド仏大統領は、8カ月前に130人の犠牲者を出したパリ同時多発テロ後発令された非常事態宣言を延長すると発表しました。フランスのニースからパレスチナ系アメリカ人劇作家イスマイール・ハリディ、パリからはフランス人の人権と市民的自由を擁護する活動家ヤッサー・ローアティが番組に参加します。

  • 6月30日、オバマ大統領は、米連邦政府が任命する監理委員会を設立し、広範な権力を付与してプエルトリコ経済を運営させるPROMESA(プエルトリコ監視・管理・経済安定化)法案に署名しました。同法案支持者は、これによりプエルトリコは720億ドルにのぼる債務を秩序だって再編することができ、壊滅的な債務危機への対処に役立つと主張しています。一方で、プエルトリコ住民から民主的な管理権限を奪い、旧式な植民地支配へ逆戻りさせると批判する声もあります。プエルトリコには本当に720億ドルの債務があるのでしょうか。だとしたら、誰に?リファンド・アメリカ・プロジェクト(ReFund America Project)が発表した新たな報告書によると、プエルトリコが抱える債務の半分近くは、この自治領が実際に借りた金ではなく、ゴールドマン・サックス、シティグループ、メリル・リンチ、モルガン・スタンレーをはじめとするウォール街の大企業が裏書きした債券に投資した投資家への金利です。プエルトリコ住民が大規模な緊縮財政に直面する中、債券所有者らはぺイデイローン・スキーム(アメリカの消費者金融が給料を担保に提供するローンサービス。金利が非常に高い)まがいの信じられないほどの利益を得ようとしています。プエルトリコのサン・フアンから弁護士兼政治家で独立運動リーダーのカルロス・ガリサが詳細を話してくれます。そしてニューヨークのスタジオではリファンド・アメリカ・プロジェクト責任者でルーズベルト・インスティテュート研究員のサキブ・バッティに聞きます。新報告書Puerto Rico’s Payday Loans(「プエルトリコのぺイデイローン」)の共同著者です。

  • ここ数週間、「黒人の命も大切」(Black Lives Matter)の抗議が全米に広がっています。本日の番組の締めくくりは、イェール大学の皿洗いの物語です。彼は、同大学の人種差別の歴史を自らの手で、正確には手にしていたほうきの柄で破壊しようと決めました。イェール大学で8年間近く働いてきたコーリー・メナフィーは、6月、イェール大学の学生寮カルフーン・カレッジの食堂を掃除していた時、テーブルの上にあがり、奴隷にされたアフリカ人が大きな綿花の梱包を運んでいる姿を描いたステンドグラス窓をほうきの柄で破壊しました。メナフィーはこの絵は人種差別的で屈辱的で、毎日目にするのが嫌になったと主張しました。カルフーン・カレッジの名は史上最も顕著な奴隷制擁護者の一人だった、ジョン・C・カルフーン米副大統領に由来しています。長年にわたり、学生たちは大学当局に対し、建物の名を変えるように要求してきました。イェール大学警察はメナフィーを逮捕し、無謀な危殆化罪(他者を死または重大な障害の危険にさらしうる無謀な行為)と器物損害で提訴しました。しかし、13日、イェール大学の学生と地域社会の人々がメナフィー支援のデモを行った後、大学当局は彼を不起訴処分としました。コーリー・メナフィーとEbony & Ivy: Race, Slavery, and the Troubled History of America’s Universities.(『エボニーとアイビー:人種、奴隷制、そしてアメリカの大学の問題ある歴史』)の著者クレッグ・スティーブン・ワイルダーに話をききます。

  • イェール大学の事件は、ジョージタウン大学が過去の奴隷貿易への関与の清算に取り組む中で起こりました。1838年、ジョージタウン大学は、カトリック教会の将来への基礎固めの資金を得るため、著名なイエズス会司祭たちに所属し奴隷状態にあったアフリカ系アメリカ人272人を売却しました。最近、同校はワーキンググループを設立し、売却された奴隷の子孫に対し、どのような義務を負っているのか検証を開始しています。Ebony & Ivy: Race, Slavery, and the Troubled History of America’s Universities.(『エボニーとアイビー:人種、奴隷制、そしてアメリカの大学の問題ある歴史』)の著者クレッグ・スティーブン・ワイルダーに話を聞きます。

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