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2016年7月11日(月)

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  • 警察の横暴に対する抗議活動が先週末、全米十数都市で沸き起こりました。数万にのぼる人々が街に繰り出し、道路や橋、ハイウェイを封鎖しました。逮捕者は全米で数百人に上っています。抗議活動は、2人のアフリカ系アメリカ人の男性が先週、警官によって殺されたことで火が付きました。ルイジアナ州バトン・ルージュではアルトン・スターリングが、ミネソタ州のファルコン・ハイツではフィランド・カスティルが殺されました。しかし全国のメディアでほとんど注目されていないもう一つの警官による射殺事件があります。7月4日、この日非番だったニューヨーク市の警官ウェイン・イサクが、武器を持っていなかったアフリカ系アメリカ人男性、デルローン・スモールを射殺した事件です。警察当局は当初、運転をめぐっていさかいとなったスモールが、警官のイサクの顔を殴ったと主張しました。しかし公開されたばかりの監視カメラの映像はその主張と食い違います。映像には、非番の警官が、スモールが車両に近付いて1秒もしないうちにスモールを撃つ姿が映っていました。デルローン・スモールの遺族を代弁する弁護士、ロジャー・ウェアラムに詳細を聞きます。

  • 警察の横暴に対する抗議活動が全米に広がる中、ニューヨーク・タイムズ紙と「ザ・マーシャル・プロジェクト」(米国の刑事司法制度を扱う非営利オンラインメディア)によるショッキングな共同調査の内容が明らかになりました。刑事司法制度の知られざる一面に注目したこの報道は、身の毛がよだつと同時に、時には人命にもかかわる、民間の拘束者刑務所移送産業を調査したものです。毎年、数万人にのぼる逃亡犯や容疑者の移送が――多くは一度も有罪判決を受けていない人々です――、人間の移送を全米で展開する一握りの中小移送専門業者に委託されています。数千にのぼる裁判資料を調べ、現職のまたは辞職した警備員や幹部50人以上に取材した「ザ・マーシャル・プロジェクト」の2人の記者は、穿孔性潰瘍による2件の死亡例、性的暴行を受けた1人の女性、糖尿病の合併症の放置が原因で両足を切断しなければならなかった男性のケースを明らかにしました。調査を行った2人の記者、エリ・ヘイガーとアリシア・サントと、レンタカー返却の遅延で2014年に逮捕されたロベルタ・ブレイク、元民間刑務所警備員のフェルナンド・コロンに詳細を聞きます。

  • ルイジアナ州バトン・ルージュではアルトン・スターリングが、ミネソタ州のファルコン・ハイツではフィランド・カスティルが警官に射殺された事件を受け、全米十数都市で、警察の横暴に対する抗議活動が沸き起こっています。先週末には、抗議活動で300人以上が逮捕されました。フィランド・カスティルの死は、ミネソタ州で昨年起こったもう一つの警官による射殺事件をめぐる大規模な抗議活動が冷めやらぬうちにやって来ました。警官によるジャマー・クラークの射殺事件です。当局は、クラークは、襲撃の報告を受けて駆けつけた警官らとの乱闘の末に頭を撃たれたと発表しました。しかし複数の目撃者が、クラークは手錠をかけられた状態で撃たれたと証言しています。ミネソタ州選出の民主党下院議員キース・エリソンに話を聞きます。エリソンは、民主党全国委員会の綱領起草委員会のメンバーとしてバーニー・サンダースが選んだ5人のうちの一人でもあります。

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