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2015年10月26日(月)

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  • シリア戦争終結に向けた新たな国際会合が早ければ今週中に始まるとみられています。4年にわたるこの戦争で30万人以上が死亡、700万人を超える人々が家を失いました。ジョン・ケリー国務長官は10月23日、ウィーンでサウジアラビア、ロシア、トルコの外相たちとシリア危機について会談を行いました。ケリー国務長官は24日にはサウジアラビアを訪問、首都リヤド郊外でサルマン国王とも会談しました。同日、ケリー国務長官とセルゲイ・ラブロフ露外相は電話会談をしています。ラブロフ外相は、ロシアはシリアに議会選挙と大統領選挙の実施を求めると述べましたが、この数日前、シリアのバッシャール・アサド大統領はモスクワを電撃訪問しています。ラブロフ外相はまた、ロシアは欧米が後ろ盾となっている反体制派自由シリア軍を支援する用意があると述べ、「自由シリア軍の居場所が分かりさえすれば」と付け加えました。元ABCニュース中東主任特派員でシリアとイラクから帰国したばかりのチャールズ・グラスに話を聞きます。グラスはSyria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)の著者です。

  • 英国のトニー・ブレア元首相は25日、インタビューに応え、サダム・フセインの排除がISIL誕生の要因になったとする主張には「いくぶんかの真実がある」と認めました。「2003年にサダムを排除した我々が、2015年の状況に何の責任もないとは言えない」とブレアはCNNで述べました。チャールズ・グラス記者に最近のイラク訪問、そして新著Syria Burning: ISIS and the Death of the Arab Spring(『燃え上がるシリア:ISISとアラブの春の死』)について話を聞きます。

  • イスラエルでは連日、パレスチナ人による殺傷事件とイスラエル政府の取り締まり強化による緊張が続いています。10月1日以降、殺傷現場およびヨルダン川西岸地区とガザでの抗議行動の最中に射殺されたパレスチナ人は58人に上っています。イスラエル警察は、パレスチナ人に刺殺、または射殺されたイスラエル人は10人と発表しました。一方、覆面をしたイスラエル人入植者が「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)共同創設者でラビのアリク・アッシャーマンをナイフで攻撃するビデオがインターネット上で急速に広まりました。これは、西岸地区のナブルス近郊アワルタ村で、イスラエル人入植者がパレスチナ人のオリーブの木に放火する様子をアッシャーマンが撮影しようとしたときに起こりました。ビデオでは、覆面をした男がポケットからナイフを取り出し、後ずさる55歳のラビに繰り返し突進する様子が映っています。覆面男はまた、ナイフで脅しながら、アッシャーマンに殴る蹴るの暴行を振るいました。この入植者は最終的に逃走しました。「人権のためのラビ」(Rabbis for Human Rights)を1988年に共同創立したラビのアリク・アッシャーマンに話を聞きます。この団体はパレスチナのオリーブ収穫を守るため、ボランティアを10年以上にわたり派遣しています。

  • ニューヨーク市では、警察の残虐行為に抗議する「Rise Up October(立ち上がれ10月)」が3日間にわたって行われ、24日には数千人が参加しました。警察の暴力の影響を受けた40家族が全米から参加、コーネル・ウエストやクリス・ヘッジズなどの学者、劇作家イブ・エンスラーや映像作家クエンティン・タランティーノなど有名人も参加しました。現場の声をお届けします。カディアトゥ・ディアロは、1999年2月4日に警察の銃弾41発を浴びて死亡した西アフリカ出身の移民アマドゥ・ディアロの母です。アマドゥ・ディアロが殺されたのは、武器を持たず、自宅玄関の鍵を開けている時でした。ニューヨーク市警察の路上犯罪ユニットは後に解散しています。「アマドゥ・ディアロ以降、何人が不当な殺され方をしたのでしょう」とカディアトゥ・ディアロは言います。「数え始めることも出来ません。私は多くの葬式に参列しました。多くの家族とも繋がっています。私たちは恨んでいるわけではない。法執行機関は、私たちが彼らに反対していないことを知るべきです。彼らに反対しているわけではない。警察の残忍性に反対しているのです」。

  • ピュリッツアー賞受賞ジャーナリストで活動家、長老派教会牧師のクリス・ヘッジズは10月24日、警察暴力を終わらせるためニューヨークで行われた「Rise Up October(立ち上がれ10月)」でスピーチをしました。 ヘッジズの新著はEmpire of Illusion: The End of Literacy and the Triumph of Spectacle(『虚構の帝国 リテラシーの終焉とスペクタクルの勝利』)です。ヘッジズは警察の暴力と大量投獄が家族に与える影響について話しました。「配偶者から切り離された、時には永遠に切り離された夫婦がいる。 兄弟姉妹も引き裂かれてきた。しかし今朝、私たちは何よりも、子どもたちのことを思おう。両親が監獄に入れられた子どもたち、または両親が二度と刑務所から帰ってこない子どもたち、小さな人生が打ち砕かれ、子ども時代が盗まれ、親が刑務所に入れられた痛ましい喪失と汚名に耐え、この世界の無情を理解することができない子どもたちのことを」とヘッジズは訴えました。

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