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2015年6月29日(月)

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  • 米連邦最高裁が全50州においてLGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィア)カップルに「基本的な婚姻の権利」を認めたのを受け、先週末、全米で同性カップルの結婚式が行われました。この歴史的な判決によって、残る14州が施行する同性婚禁止には終止符が打たれます。判決の影響を受けるカップルは数万組に上ります。判決の多数意見を支持したアンソニー・ケネディー判事は「結婚に対する理解の変遷は、自由が持つ新たな側面を新しい世代に明らかにしていく国の特徴だ」と述べ、「国家がゲイとレズビアンの人々を社会の中心的制度から閉め出すことは、国家としてかれらを貶めることだ」と付け加えました。先週末には各地でゲイプライドの祝典が行われ、同性婚の支持者達がLGBTの権利の為にやるべきことはまだあると強調しました。同性婚に関する最高裁訴訟で原告となった二組のゲストに話を聞きます。エープリル・デボアーとジェイン・ラウズはミシガン州の裁判でお互いの子供を養子にする権利を勝ち取りました。マーク・ソロモンはFreedom to Marry(結婚する自由)の全国キャンペーンの代表です。

  • 連邦最高裁が結婚の平等に歴史的判断を下したのを受けて、LGBTQ運動のリーダー達は連邦・州・地方の法的保護を雇用や住宅および商業分野に広げることに焦点を移しています。性的指向に基づく差別を禁止しているのは現在22州にとどまり、同性愛者に対する反差別法は全国的に一貫性と平等性に欠けるものとなっています。「人権キャンペーン」では現在、1964年の公民権法に基づき、全ての性的指向とジェンダー・アイデンティティーに対する連邦保護の拡大を提唱しています。その一方LGBTQ草の根運動の活動家達は全国規模の組織に対し、他の問題にも注意と資源を向けることを呼びかけています。その中には、ゲイとレズビアンの難民や庇護希望者、家族によって家を追い出されホームレスとなった若者の苦難、非常に高い割合でトランスジェンダーの人々が経験する暴力など様々な問題が含まれています。ホワイトハウスのイベントで「強制送還をやめて!」と叫んでオバマ大統領の発言を中断し、全米で報道されたトランスジェンダー活動家ジェニセット・グティエレスに話を聞きます。グティエレスは在留資格のないメキシコ出身の移民です。移民政策の議論で考慮されることの少ないLGBTQ移民のために設立された「ファミリア:トランス・クィア解放運動」(Familia: TQLM)の創設メンバーでもあります。Freedom to Marry(結婚する自由)の全国キャンペーン代表のマーク・ソロモンにも話を聞きます。ソロモンは Winning Marriage: The Inside Story of How Same-Sex Couples Took on the Politicians and Pundits—and Won (『結婚を勝ち取る:政治家、評論家と対決した同性カップルの勝利の裏話』)の著者です。

  • 30歳のアフリカ系アメリカ人女性のブリー・ニューサムは27日、州議事堂の約9メートルの旗竿に登り、南部連合旗を取り外して逮捕されました。警察官が降りるよう叫ぶ間、ブリー・ニューサムは竿の頂上までよじ登り、旗を手でつかむとこう言いました。「あなたが増悪と抑圧と暴力を以て私を攻撃するなら、私は神の名を以てあなたと対決する。今日、この旗は降ろされる」。そして主の祈りと詩編第27編を唱えながら南部連合旗を降ろしました。地上に下りるとすぐ、ニューサムは下で見守っていたジェームス・タイソンと共に逮捕されました。この様子はネット上で広まり、世界中で視聴されました。ニューサムが連行された拘置所から、彼女の支持者に話を聞きます。南部連合旗はニューサムが外した1時間後に戻されました。州議事堂で27日デモを行っていた南部連合旗の支持者と、それに抗議するために集まった人々の双方に話を聞きます。

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