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2014年5月21日(水)

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  • 2006年6月9日夜、米軍のグアンタナモ基地軍事刑務所でサウジアラビア人2人とイエメン人1人の計3人の囚人が死亡しました。彼らの死は大きな謎の一つです。グアンタナモ基地当局は、ヤサー・タラル・アルザラニ、サラ・アメッド・アルサラミ、マニ・シャマン・アルウタビの3人は自らの命を絶ったと発表しました。グァンタナモの司令官である海軍少将ハリー・ハリスは、彼らの死を「我々への不均整な闘争行為」と表現しました。しかし、彼らの死の原因を隠蔽したのではないかという、衝撃的な新たな証拠が明らかになりました。先頃米海軍犯罪調査局から発見された書類によれば、囚人達は自殺したのではなく、拷問によって死んだことを示唆しています。この新証拠には、アルザラニはその夜、「キャンプ・ノ」または「ペニー・レイン」と呼ばれているグアンタナモの極秘施設で、尋問中の拷問で窒息して死んだという目撃者の証言も含まれています。ハーパーズ誌の寄稿編集者スコット・ホートンは、彼が2010年に書いた記事の中で2006年6月の夜の取り調べで何が起こったかという疑問を投げかけています。この記事はナショナル・マガジン賞の報道賞を受賞しました。ホートンは最近、3人の死について新しい詳細を発見し、それをハーパーズ誌の記事The Guantánamo 'Suicides' Revisited (『グァンタナモの「自殺」を再検証』)で発表しました。人権弁護士でありコロンビア大学法科学院の講師でもあるホートンは新著、Lords of Secrecy: The National Security Elite and America's Stealth Foreign Policy (『秘密を握るお歴々:国家安全保障のエリートと米国の秘密外交政策』の著者でもあります。

  • オバマ政権は在外米国人の殺害を承認した政府の機密メモを公表すると発表しました。連邦控訴裁判所は先月、アメリカ自由人権協会とニューヨークタイムス紙が起こした無人爆撃機の法的根拠を求める裁判の判決で、オバマ政権に対しメモの公表をを命じました。この訴訟は何の罪にも問われていない米国生れの聖職者アンワル・アルアウラキ師と彼の16歳の息子アブドルラーマン、そしてサミール・カーンがイエメンで殺害されたことで起こされました。ホワイトハウスはこの判決に控訴しないことを決めました。何名かの上院議員が、公表しなければそのメモの作成者であるデビッド·バロンの巡回控訴裁判所判事への指名を妨害すると明言したからです。しかし、それは機密情報が含まれているという理由で、政権は大規模な部分を編集しメモの公表を延期しました。人権弁護士でありハーパーズ·マガジンでの寄稿編集者スコット·ホートンに話を伺います。

  • 億万長者のデビッド・コークとチャールズ・コーク兄弟について、何人かの共和党員があなたに見てほしくない程ゾッとする新しいドキュメンタリーが公開されました。19日、ミシガン州選出の共和党下院議員キャンディス・ミラーは、ワシントンの国会議事堂で開かれたこの映画の封切りイベントを阻止しようとしました。ミラーによれば、このドキュメンタリー、Koch Brothers Exposed: 2014 Edition(『コーク兄弟を暴露する:2014年版』)は、「派閥的政治をしない」というという議員ルールの一線を越えていると訴え、「この映画の上映は税金で賄われる施設で行うには不適切である」と主張しました。しかしこの主張は通らず、封切りイベントは20日の夜予定通り行われました。2014年版の映画では、コーク兄弟が莫大な財産を利用して、低所得者向け医療保障のメディケイド、高齢者向け医療保険メディケア、社会保障だけでなく、最低賃金の値上げ、気候変動の取り組みや、有権者登録の拡大などを、いかに妨害しているかを描いています。ブレイブ・ニュー・フィルムズの創立者であり社長でもあるロバート・グリーンウォルドに話を聞きます。

  • チャールズ・コークとデビッド・コークは過去40年にわたり、保守系候補者と右翼運動に巨額の金を注ぎ込み、自らも金権政治への道を拓くため休みなく働きました。コック兄弟の純資産は最高で千億ドルと言われ、現在、最も裕福なアメリカ人のリスト「フォーブス400」の4位にランクされています。この二人の兄弟が米国で最も強力な政界の大物にのし上がった様子は、新著Sons of Wichita: How the Koch Brothers Became America’s Most Powerful and Private Dynasty(『ウィチタの息子達:コーク兄弟はいかにしてアメリカで最もパワフルな民間王朝になったか』)で検証されています。この本は何百にもわたるコーク一族や彼らの友人などのインタビュー、そして何千もの法的書類をもとにして書かれました。この新著の著者、マザー・ジョーンズ誌の編集主任であるダニエル・シュルマンに話を聞きます。

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