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2014年2月7日(金)

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  • 製薬会社が死刑執行に自社の製品が使われることを拒否しているため、多くの州では未検査の混合薬が処刑に使われています。その結果、オハイオ州でのデニス・マクガイアの死刑執行のような事件が起きています。このとき州当局は大変な苦痛を与える可能性があるという警告にもかかわらず、未検査の2薬併用の方法を取ったのです。処刑を目撃した記者から話を聞きます。また、マクガイアの場合とはまったく別の混合薬を使って処刑されたミズーリ州の死刑囚の弁護士に話を聞きます。ミズーリ州はこの薬を調合した薬局の名を公表することを拒否しています。一方、6日にはバージニア州議会が死刑囚を電気椅子で処刑する法案の成立をはかりましたが実現しませんでした。これまで使ってきた3つの薬の混合薬を製造するための化学薬品が手に入らなくなり、製造が不可能になったための措置です。バージニア州では、投票の遅れにより死刑の一時停止が発生する可能性があります。バージニア州の死刑執行数はテキサス州につぎ、全米で第2位です。処刑薬の品不足の原因は、欧米で製薬会社が自社製品が死刑に使われることを拒否しているためです。オハイオ州のコロンバス・ディスパッチ紙のレポーター、アラン・ジョンソンに話を聞きます。ジョンソンはマクガイアの処刑を目撃し、マクガイアが息苦しそうにあえいだのを見た、窒息しているように見えたと証言しています。また、もう一人のゲストは弁護士のシェリル・パイレイトもゲストで、1月29日に処刑されたハーバート・スマルスの主席弁護士の一人です。スマルスは致死量のペントバルビタールを投与されましたがミズーリ州は、この薬を調剤した薬局の名前を公開していません。カリフォルニア大学バークレー校ロースクールの死刑クリニックの弁護士ミーガン・マクラッケンも番組に参加します。致死注射法の専門家です。

  • 音楽がうるさいという口論がもとで2012年の感謝祭の翌日に射殺されたフロリダ州のハイスクールの生徒、ジョーダン・デイヴィスの悲劇的な事件を採り上げます。殺害者マイケル・ダンの裁判が6日、開始されました。ダンは、自分の車の隣に停まっていたSUV車に乗っていたデイヴィスと3人のティーンエイジャーの友人に脅威を感じたと主張しています。警察での供述でダンは、車の中にいたティーンエイジャーの一人が「殺し」について何か言うのを聞いたと言っています。デイヴィスが車の中でかがむ姿勢を取ったとき、ダンは、デイヴィスが武器を手にしようとしていると思い恐怖を覚えたと主張しています。ダンは、その時、拳銃でSUV車の車内に向けて4回射撃しました。ティーンエイジャーたちが逃げようとするとダンは彼らの車を追跡してさらに4~5回、射撃しました。後部席にいたジョーダンは致命傷を受けました。ダンは裁判での弁護に、「スタンド・ユア・グラウンド」法と呼ばれる正当防衛法を使うと見られています。この裁判の検事は、トレイボン・マーティン裁判を担当した人物です。ダンの裁判の冒頭陳述の抜粋を聴き、GlobalGrind.comの編集長、マイケル・スコルニクに話を聞きます。スコルニクはこの事件を追っておりデイヴィスの両親とも連絡をとっています。トレイボン・マーティン財団の理事のひとりでもあります。スコルニクはまた、ラッパーのDMXに「セレブリティ・ボクシング試合」でジョージ・ジマーマン[トレイボン・マーティンを射殺したが、正当防衛で無罪判決を得た人物]と対戦しないように頼んだ理由も説明します。

  • テキサス州での飲酒運転事故で4人の死者を出した金持ちのティーンエイジャーが、刑務所に送られないことになりました。2月第1週に出された裁決により、この少年は両親が費用を払う高価なリハビリセンターにはいることを義務づけられました。車を運転していたのは16歳のイーサン・カウチです。事故を起こした時、血液内のアルコールの量は法律で決められている限度の3倍以上で、スピード違反をしていました。カウチは自分の罪を認めており、検察側は20年以上の刑を求めていました。ところが、弁護側の心理学者がカウチは「アフルエンザ(金満病)」患者だと主張し、金持ちの子として育ったために自分の行動の結果について善悪のみきわめがつかなくなったと証言した後、判事はカウチに10年の執行猶予を裁決しました。カウチに対して訴追を行ったタラン郡の検事補リチャード・アルパートに意見を聞きます。また、シラキューズ大学教授でYourBlackWorld.netの創設者でもあるボイス・ワトキンズも番組に参加します。ワトキンズは最近、"Rich, White Kids Have 'Affluenza,' Poor, Black Kids Go to Prison."(「お金持ちの白人の子は『金満病』患者、貧しい黒人の子は刑務所送り」)という題の記事を書きました。

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