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2014年1月24日(金)

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  • 1カ月以上にわたる武力衝突で、数千人の死者を出した南スーダンで、停戦合意が成立しました。発端はサルバ・キール大統領と元副大統領との間の政治論争でしたが、急速に民族的な衝突へと拡大し、内戦勃発が危ぶまれていました。南スーダンがいかにして現代アフリカの植民地主義の爆心地になったかを示す新作ドキュメンタリー映画を紹介しましょう。フーベルト・サウパー監督のWe Come As Friends (『友人としてやって来る』)は、あぶなっかしい自家製2人乗り飛行機の機上から、スーダンの衝突を俯瞰します。映画では、米国の投資家、中国の石油事業者、国連高官、キリスト教の伝道者たちが世界で一番あたらしい国家の「独立」を称賛しながら、それぞれの思惑に基づいてスーダンを形作ろうと格闘するようすを描きます。そこから浮かびあがるのは、文化や経済面での帝国主義がもたらす結果への辛らつな批判です。サンダンス映画祭で初上映を行ったばかりのサウパー監督に話を聞きます。

  • バーレーンを統治する王家と反対派との間で和解交渉が再開されましたが、反体制派への弾圧は続いています。2011年2月に民主化を要求する蜂起が発生して以来、バーレーン政府は、反対派への弾圧を行っています。米国の支援を受けたバーレーン王政は米国海軍第五艦隊に基地を提供しています。第五艦隊はペルシャ湾の米国海軍力を統括しています。バーレーンは、イランと直接向き合う位置にあるため、米国にとっては戦略的な重要性を持っています。サンダンス映画祭で初公開されたドキュメンタリー映画We are the Giant(『偉人は私たち』 )は、活動家一族として名高いアルハワジャ一家の目を通してバーレーンの状況を捉えます。高名な人権弁護士アブドゥルハディ・アルハワジャは、終身刑の宣告を受けて刑に服しており、その娘で積極的に発言するザイナブも現在、服役中です。番組ではマリアム・アルハワジャをゲストに迎えます。マリアムは現在、「バーレーン人権センター」の代表代理ですが、亡命を余儀なくされ海外で暮らしています。

  • ロマンチックコメディObvious Child (『オビアス・チャイルド』)は、ユタで開催中の今年のサンダンス映画祭でもっとも大きな話題をよんでいる作品のひとつです。主演は、「サタデイナイトライブ」の元レギュラーのジェニー・スレートで、ブルックリンで活躍するコメディアン、ドナ・スターン役を演じます。ドナはステージで性的なことや他のタブーをあけっぴろげに話します。妊娠していることがわかった時、ドナは中絶を決意します。米国では女性の3人に1人は人工中絶を受けますが、映画でこのテーマが採り上げられることはきわめてまれです。『オビアス・チャイルド』は、人工中絶をめぐる初のロマンチックコメディとして絶賛されていますが、それにとどまるものではありません。米国で人工中絶の権利を認めた画期的な判決「ロー&ウェイド」から41周年にあたる今週、監督のギリアン・ロベスピエールが番組に参加します。

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