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2012年7月19日(木)

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  • 国防相と内務相と義兄を含むアサド大統領の側近3人を殺害した11日の爆弾攻撃によって、16ヶ月に渡る民衆蜂起は新たな段階に入りました。政府軍と反対勢力の戦闘は、大統領府の至近距離を含む首都ダマスカス全域に及んでいると報道されています。身の安全のために名前を隠したいというシリアの女性の活動家に番組に参加してもらいます。「彼らは統制を失ないつつあります」と彼女はアサド政権について言います。「多くの人々はこの爆弾攻撃を歓迎していますが、心の底では恐怖を感じています。政府側は今度は何をするかと。」

  • 首都ダマスカスを巡る激しい攻防が続いていますが、レバノンのベイルートに駐在するマクラッチー紙の特派員、デビッド・エンダース記者に番組に参加してもらいます。彼は2012年に入ってからシリアを4度訪れています。最近の訪問は6月で、これからまたすぐシリアに戻る予定です。「シリア政府は大規模な反政府攻撃の前に、崩れ落ちようとしています。鎮圧はまったくできません」とエンダースは言います。「国際社会の支援無しで、シリアの人々はそれをほとんど自力で成し遂げているのです。」

  • シリアの政府高官を殺害した水曜日の爆破攻撃が起きたばかりですが、番組ではシリアについての報道を続けます。伝記The New Lion of Damascus: Bashar al-Asad and Modern Syria(『ダマスカスの新しいライオン:バシャ―ル・アサドと近代シリア』)と近刊のSyria:The Fall of the House of Assad(『シリア:アサド家の崩落』)を著したデビッド・レッシュを番組に迎えます。レッシュはテキサス州サン・アントニオのトリニティ大学の中近東史の教授です。「アサドも最初は善意を持った人物だったと思います。しかし、多くの人が当初望んだようなシステムの変革をすることなく、実際には権威主義的なシステムが彼のほうを変えてしまったのです。」

  • 何兆ドルにも値する契約で使われる主要な国際金利を、不正操作したとして16の銀行が糾弾されていますが、そこでおきた組織的な不正のパターンを、ローリング・ストーン誌のマット・タイビ記者が番組で論じます。「ロンドン銀行間取引金利」(LIBOR)は、銀行間の借り入れに適応される平均的な金利で、それによって金銭の価値が決まると言う分析家もいます。バークレイズ銀行は最近、ロンドン銀行間取引金利を不正に操作した件で、4億5千300万ドルの罰金を科されましたが、他の多くの銀行も現在捜査を受けています。「LIBORが下方に操作されたことで、一般の人々にも実際に損害を及びました。というのは、操作によって現地政府がえてして損失をこうむったからです。」とタイビは言います。「今話しているくらいの規模になると、どんな小さな下方操作でも何百億ドルもの損害が生じます。銀負うは業績を健全に見せるためだけでなく、自分たちの金儲けのためにこの不正操作を働いたのです。銀行はこの情報に基づいて、想像しうる限り最大のインサイダー取引を行ったのです」。タイビはGriftopia:A Story of Bankers, Politicians, and the Most Audacious Power Grab in American History(『グリフトピア:銀行家、政治家そして米国史上で最も大胆不敵な権力略奪』)の著者です。

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