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2012年3月27日(火)

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  • 米最高裁判所は医療費負担適正化法(Affordable Care Act)が行き過ぎかどうかを審理していますが、番組では同法が解決策として十分なのかどうかについての討論をお届けします。今回の審理は、2010年に医療保険改革法成立に至るまでの、同法をめぐる議論の白熱した緊張を再燃させています。この法律を支持することは、すべての米国人のための健康保険拡大を支持することと同じと見なされがちですが、無保険の人々を助けるのにこの法律では十分ではないと主張し続けている人々もいます。「国民医療保険制度に賛成する医師たち」(Physicians for a National Health Program)の共同設立者のステファニー・ウールハンドラー医師と、マサチューセッツ州でミット・ロムニーの医療制度改革法と医療費負担適正化法の形成において重要な役割を果たしたジョン・マクドナー医師に話を聞きます。今回の新しい医療保険改革法は「自己負担金や保険免責額といったような保険でカバーされない部分の存在のために、実に数千万人の米国人が十分な保健サービスを受けられないままになります。病気によって破産する人は出続けるでしょう。そして、同法が医療コストを抑制することはないのです」とウールハンドラーは言います。「ですから、最高裁がどんな判決を出そうと、我々にはやはりシングルペイヤー制度が必要なのです」。しかし、マクドナーは「議会と大統領が協力し、有意義で、ほぼ包括的な改革を可決するのに十分な政治的意思が成熟するためには、後20年かかるかもしれない」と、指摘します。

  • 陸軍2等軍曹のロバート・ベールズは17人のアフガニスタン人殺害で訴追されていますが、米国防総省が最近、精神病的行動を誘発することで問題視されている抗マラリア剤についての検証を始めたことを明らかにしたレポーターのマーク・ベンジャミンに話を聞きます。ラリアムとも呼ばれるメフロキンは、兵士らをマラリアから守るために使われますが、妄想や幻覚などの副作用があることでも知られています。メフロキンは、米軍下士官階級を含む多くの自殺や殺人に関係していると見られています。米陸軍は2009年、外傷性脳損傷を負った兵士には同剤を与えるべきではないと定めました。しかし2012年3月、ベールズによる銃乱射からわずか9日後に、陸軍は同剤の検証を早める緊急指令を出しました。「米軍は、外傷性脳損傷のような脳疾患のある人々にはこの薬を与えるべきではないと発表していました」と、ベンジャミンは言います。「しかし米軍は、こうした規則は戦場では守られておらず、脳疾患のような問題がある兵士の一部がこの薬をもらっていたことを発見したのです」。国防総省は、メフロキンの再調査と殺人の間には何の関係もないと述べていますが、ベールズがこの薬を与えられたかどうかについては肯定も否定もすることを拒否しました。ベンジャミンはハフィントン・ポストに対し、国防総省が当初は1月にメフロキンの検証を命じていたと報じています。

  • 1990年、伝説的なアース・ファースト!(Earth First!)の活動家ジュディ・バリが、製材業者たちによる老齢樹のアメリカスギ(セコイア)の皆伐を止めさせるデモに向かって運転している時に運転席の下のパイプ爆弾が爆発しました。バリはもう少しで命を落とすところでした。この事件の後、連邦捜査局(FBI)は、バリと同乗者のダリル・チャーニーを彼ら自身が爆弾を製造したとして逮捕しましたが、2人は後にFBIを訴え、損害賠償として400万ドルを勝ち取りました。しかし今日まで、「誰がジュディ・バリに爆弾を仕掛けたのか?」という疑問は残っています。これは、チャーニーによって制作された新しいドキュメンタリーのタイトルにもなっています。チャーニーに、バリの情熱的な活動と彼女に対する殺害脅迫の歴史について話を聞きます。バリは1997年に癌で亡くなりました。しかし、爆弾を仕掛けた人物のDNAが残っている可能性のある証拠をFBIに隠滅させないようにする対FBI訴訟は現在も続いています。

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