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2012年3月14日(水)

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  • アフガンの大量殺人に関してオバマ大統領は万全の捜査に「労を惜しまない」と誓いました。カブールにいるニューヨーク・タイムズのグレアム・バウリーに最新状況を聞きます。13日、アフガニスタン東部の学生たち数百人が米国への抗議のデモを行い、多くは米軍のアフガニスタン占領に終止符をと訴えました。バウリーはこのアフガン大量殺人の遺族たちに関する記事を書いています。アブドゥル・サマドは妻と4人の娘、4人の息子、さらに親戚2人を失いました。「ここは戦争によって破壊された地区でとても貧しいのです」とバウリーは言います。「2009年の侵攻のときに連合軍はこの地区一帯を掃討し、多くの村を破壊しました。……(追い出された村人たちは)帰還を望まなかったのですが、アフガン政府の強い要請で引き戻されてきたのです。……アブドゥル・サマドやその他の人々もこの町に戻ってきました。そこは米兵が駐留するキャンプからわずか1マイルあまりの場所にありました。だからここは安全だと思ったと彼は言います」。マクラッチー紙の国防総省主任特派員のナンシー・ユーセフにも話を聞きましょう。彼女は今回の大量殺人は、2005年にイラクのハディサの町で起きた米国による民間人24人殺人事件に相当すると話しています。

  • アフガニスタンで16人の村人を殺害したとされる兵士が、それ以前にイラクで脳に重傷を負ったにもかかわらず、どうしてまた戦場に送り戻されたのか、米国の議員たちは国防総省に説明を求めています。戦場の兵士たちが必要な精神科の治療を受けているのかどうか、ケビン・ベイカーとともに検証してみます。ベイカーはイラク戦争の帰還兵で今回の大量殺人の容疑者と同じルイス・マコード合同基地でPTSD(心的外傷後ストレス障害)になりました。「これは、まれな事件ではないし、フォート・ルイスだけに起こっている問題でもない。軍全体の疫病なのです」とベイカーは言います。「軍は実際に勤務している兵士たちを助ける能力がありません。兵士たちの多くは労働者階級の出身で家族を離れて軍に入隊した若い男女であり、命を危険に晒しているのです。そして家に帰ると、彼らにふさわしい扱いを受けない」。今日はプロプブリカのホアキン・サピエンにも話を聞きます。彼は連載調査報道記事 ”Brain Wars: How the Military Is Failing Its Wounded”(ブレイン・ウォーズ: 軍がどうやって負傷兵を見捨てたか)の共同執筆者です。

  • 米軍の公式統計ではイラク・アフガニスタン戦争が始まって以来、11万5000人以上の米兵たちが脳神経に軽度の負傷をしています。この問題に関して非営利のオンラインメディア、プロプブリカで連載記事を書いたホアキン・サピエンに話を聞きます。「私の記事の焦点は、戦線に配備中の兵士たちが脳神経への負傷に苦しんでいるかどうかを、軍がどのように判断しているのかという点でした」とサピエンは言います。「そこでわかったのは、兵士たちの認知機能の基準値を把握するために全兵士に施されるコンピューター式のテストに、重大な欠陥があるということでした」

  • 高騰する燃料価格を見てみましょう。2012年の大統領選挙で共和党候補たちが問題にしている主要課題の1つです。今年になってから、レギュラーガソリンの1ガロン当たりの平均価格は16%も急騰して3.80ドル以上になっています。今週初め、オバマ大統領は共和党の対抗馬たちの何人かに対し、この高騰の原因の1つは彼らが対イラン戦争を吹聴するせいだと非難しました。一方、その共和党候補たちはこの価格高騰が、オバマ大統領がキーストーンXLタールサンド油のパイプライン建設を退けたことと、彼の国内原油掘削拡大についての政治姿勢のせいだとして非難しています。本日のゲストであるマイケル・クレアはそもそも原油価格はこれからも長期にわたり高止まりのままだろうといいます。なぜなら現在残るこの地球上の石油の大半はすでにもう簡単には採掘できないところにあるからです。クレアの最新著作のタイトルはThe Race for What’s Left: The Global Scramble for the World’s Last Resources(『残り物をめぐる競争: 世界の最後の資源への世界的狂騒』)です。

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