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2008.12.22-1
ユタの大学生 原野を救うため飛び入り入札で権利買い占め
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*リアルプレーヤーが見られない方は、こちらのフラッシュ動画 (前半) (後半)をお試し下さい
米国土地管理局は2008年末、ユタ州南部に広がる連邦政府所有の原野における石油ガス採掘権の競争入札を断行しました。この売却には、多くの環境団体が強く反対していました。「南ユタ原生自然環境保全同盟」(Southern Utah Wilderness Alliance)のスティーブン・ブロックは、「激安販売だ。石油ガス業界へのブッシュの最後の置き土産」と非難しています。
環境団体が差し止め訴訟などで抵抗する中、ユタ大学で経済学を学ぶティム・クリストファーが、たった一人で公開入札の妨害をこころみました。彼は入札会場に入り込み、入札に参加することによって多くの区画の値をつり上げ、結果的に2万2000エーカー(約8900ヘクタール)を落札したのです。
彼の行動によって入札は中止され、その後の競売は延期されました。彼は検挙され、これから裁判所に初出廷するところです。とっさの思いつきで起こした行動が、ユタ州の広大な自然を石油採掘による環境汚染から救ったのです。ごく普通の学生が、どんな意図でこのような行動に出たのでしょう?
「環境の重要性はずっと気づいていて、いつか信念を持ったリーダーが現れるのを待っていた。でも結局、もうこれ以上待ちきれなくなって、その人物は自分でもいいのだという事実を認めざるをえなくなった」とティムは言います。
・2009年4月3日 ブッシュ政権の国有地売却を妨害したユタ大学生 競争入札妨害で起訴
結果的に起訴されることになり投獄の恐れもありますが、彼の信念は返って深まったようです。学生ですから心細い面もあったようですが、全米各地から彼に対する強い支持が寄せられたことも注目されます。行動を起こした人物を孤立させず、強力なバックアップ体制がまたたくまに築かれるのが米国の素晴らしさでしょう。
一方、米内務省は6月12日、ブッシュ政権末期のユタ州における採掘権競売は法的手続きが不適当であったと非難する報告書を発表しました。 (中野)
ゲスト
ティム・デクリストファー(Tim DeChristopher)
環境活動家、ユタ大学の学生。
http://www.bidder70.org/
字幕翻訳:川上奈緒子/校正:桜井まり子
全体監修:中野真紀子・付天斉
前半:ユタ州の学生「入札者のふり」で、政府による原野6万ヘクタールの石油ガス掘削向け競売を妨害
ユタ大学の一学生が約2万エーカーの原野を掘削から救うために、競売で「買い占めた」いきさつを話します。米国土地管理局は2008年末、ユタ州南部に広がる連邦政府所有の原野における石油ガス採掘権の競争入札を断行しました。この売却には、多くの環境団体が強く反対していました。「南ユタ原生自然環境保全同盟」(Southern Utah Wilderness Alliance)のスティーブン・ブロックは、「激安販売だ。石油ガス業界へのブッシュの最後の置き土産」と非難しています。
環境団体が差し止め訴訟などで抵抗する中、ユタ大学で経済学を学ぶティム・クリストファーが、たった一人で公開入札の妨害をこころみました。彼は入札会場に入り込み、入札に参加することによって多くの区画の値をつり上げ、結果的に2万2000エーカー(約8900ヘクタール)を落札したのです。
彼の行動によって入札は中止され、その後の競売は延期されました。彼は検挙され、これから裁判所に初出廷するところです。とっさの思いつきで起こした行動が、ユタ州の広大な自然を石油採掘による環境汚染から救ったのです。ごく普通の学生が、どんな意図でこのような行動に出たのでしょう?
「環境の重要性はずっと気づいていて、いつか信念を持ったリーダーが現れるのを待っていた。でも結局、もうこれ以上待ちきれなくなって、その人物は自分でもいいのだという事実を認めざるをえなくなった」とティムは言います。
後半:新政権はブッシュ政権の環境投げ売り政策を無効化
ブッシュ新政権発足草々、ケン・サラザール内務長官はブッシュ政権が任期切れ直前に断行して物議をかもした、ユタ州南部の原野約6万ヘクタールの入札を無効にしました。 入札者を装って広大な土地を落札し、売却の遅延を成功させたユタ大学の学生デクリストファーの喜びの声を聞きましょう。●その後の展開
ティムはその後、入札妨害の罪で4月始めに起訴されました。有罪になれば最大で禁固10年、75万ドルの罰金が課せられます。4月29日、彼は無罪を主張し、法廷での闘いが始まりました。ティムの行動には多くの人々の支持が集まり、ソルトレークシティーでは200人の支持者が集会を開きました。初公判は7月です。・2009年4月3日 ブッシュ政権の国有地売却を妨害したユタ大学生 競争入札妨害で起訴
結果的に起訴されることになり投獄の恐れもありますが、彼の信念は返って深まったようです。学生ですから心細い面もあったようですが、全米各地から彼に対する強い支持が寄せられたことも注目されます。行動を起こした人物を孤立させず、強力なバックアップ体制がまたたくまに築かれるのが米国の素晴らしさでしょう。
一方、米内務省は6月12日、ブッシュ政権末期のユタ州における採掘権競売は法的手続きが不適当であったと非難する報告書を発表しました。 (中野)
ゲスト
ティム・デクリストファー(Tim DeChristopher)
環境活動家、ユタ大学の学生。
http://www.bidder70.org/
字幕翻訳:川上奈緒子/校正:桜井まり子
全体監修:中野真紀子・付天斉
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