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2020年1月21日(火)

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  • 1月21日は、上院で米国史上3人目の大統領の弾劾裁判が始まり、米国の政府にとって歴史的な日となりました。ミッチ・マコネル上院多数党院内総務によって提案されたルールの下で、下院民主党とトランプの弁護団はそれぞれ、冒頭陳述として2日間にかけて24時間を与えられ、その後上院議員は質疑に16時間、討論に4時間を与えられます。上院はその後、新たな証人喚問をするかどうかを投票します。チャック・シューマー上院少数党院内総務は、マコネルは弾劾裁判の進行を急がせようとしていると述べています。一方、下院の弾劾マネジャー(検察官役)の1人でもあるアダム・シフ下院情報委員長は、中央情報局(CIA)と国家安全保障局(NSA)が弾劾裁判に関連する可能性のある書類を凍結したとして非難しています。こうした中、トランプ大統領は自らの弁護団に、その捜査によってビル・クリトンが弾劾される結果となった、ケネス・スター元独立検察官、元ハーバード大学法学部教授のアラン・ダーショウィッツを含む何人かの著名な弁護士を追加しました。スターとダーショウィッツは2008年、常習的な小児性愛者ジェフリー・エプスタインが性的人身売買罪で逮捕されたとき、非常に有利な司法取引を受けられるよう手助けしました。エプスタインの被害者の一人は、ダーショウィッツも彼女に性的暴行を加えたと訴えていますが、ダーショウィッツはその容疑を否定し続けています。ウォーターゲート事件の操作とニクソン大統領の弾劾を取材したThe Invisible Bridge: The Fall of Nixon and the Rise of Reagan(『見えない橋:ニクソンの凋落とレーガンの隆盛』)を含むいくつかの本の著者で歴史家のリック・パールスタインに話を聞きます。

  • ミッチ・マコネル上院多数党院内総務がその進行を急がせていると非難されている、上院の弾劾裁判が1月21日に始まります。下院民主党とトランプの弁護団がそれぞれ24時間の冒頭陳述をおこなったのち、上院議員たちは16時間の質疑と4時間の討論に移ります。歴史家で著者のリック・パールスタインと、「法の下の公民権を求める弁護士委員会」(Lawyers' Committee for Civil Rights Under Law)の代表兼事務局長のクリステン・クラークに話を聞きます。クラークは、マコネルのルールのおかげで、トランプの弾劾裁判は1週間以内には終わり、多くの討論は夜に行われることになるだろうと言います。この進行のしかたは、「上院と国民に事実を知らしめない」ようにデザインされていると彼女は言います。

  • アメリカ国立公文書記録管理局(NARA)は1月18日、2017年ウィメンズマーチの写真を改ざんし、トランプ大統領に対する批判を削除したことに謝罪しました。NARAは、Rightfully Hers: American Women and the Vote(『正当に彼女のもの:アメリカ人女性と投票』)と題した展覧会で、初回のウィメンズマーチの大きな写真を展示しました。しかし、「神はトランプを憎んでいる」と読めるポスターを含む、トランプのことを言及した少なくとも4つのプラカードのトランプの名前が読めないようぼかしをかけました。同じ写真の中の女性器に言及したプラカードもぼかされていました。米国の「歴史の番人」を自称するNARAが写真を改ざんしていたという衝撃的な新事実は、1月第3週にワシントンポスト紙で初めて報じられました。NARAは当初、ワシントンポスト紙に対し、こうした修正は「今の政治論争に関わらないよう」行われたとして、自分たちが写真を編集する決定をしたことを支持していました。しかし1月18日、第4回ウィメンズマーチのためにワシントンDCを含む全米の都市で数万人が街頭を行進しているさなか、NARAの職員が問題の写真を裏返し、そこに謝罪文を掲示する姿が目撃されました。しかし、批評家たちは謝罪は十分ではないと言います。アメリカ自由人権協会の副法務部長ルイス・メリングに話を聞きます。「NARAの仕事は歴史を記録することです。その仕事は大統領への批判を消し去るように歴史を操作することではありません」と、メリングは言います。

  • スウェーデンの17歳の気候活動家グレタ・ トゥーンベリは、気候変動について何もしないことで彼女が世界経済フォーラムを初めて非難してから1年後の1月21日、同フォーラムのためにスイスのダボスに集まった世界の指導者や企業幹部たちに向けて演説しました。「私たちには、“低炭素経済”は必要ありません。“より低い排出”も必要ありません。私たちは排出を止めなければなりません」と、トゥーンベリは述べました。「そして私たちが、排出がマイナスになるテクノロジーを持つまでは、正味排出ゼロについては忘れなければなりません。私たちには本当の排出ゼロが必要なのです」。

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