サウジアラビアの大規模石油施設が14日(土)に無人機と巡航ミサイルの攻撃を受け、トランプ大統領は軍事行動も辞さない構えを見せています。この攻撃についてはイエメンのフーシ派反政府勢力が犯行声明を出していますが、攻撃がイエメンではなくイラクもしくはイランから来た可能性を示唆する多数の報告が出ています。サウジのアラムコ社が運営する石油施設が大きな損害を被ったことで、原油価格は15%以上上昇しました。攻撃された施設には、世界最大の石油加工施設も含まれています。この攻撃で、サウジアラビアの石油生産能力は日量600万バレル近く減少するとの見込みもあります。米国はただちにイランを非難しましたが、世界の他の主要国はまだ責任の所在を明言していません。デモクラシー・ナウ!のニューヨークのスタジオに、「国際危機グループ(International Crisis Group)」でイエメン専門のシニアアナリストを務めるピーター・ソールズベリーを迎えて話を聞きます。ワシントンDCからは、コードピンクの共同創設者で著書にInside Iran: The Real History and Politics of the Islamic Republic of Iran(『イランの内幕:イランのイスラム共和国の歴史と政治の真実』)があるメディア・ベンジャミンが加わります。
ニューヨークの独立放送局Democracy Now!を日本語でおとどけしています