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2019年6月19日(水)

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  • フェイスブックが新しいグローバルに通用する仮想通貨リブラを発行する計画を発表しましたが、これは世界の金融システムを作り変えてしまいかねない動きの一つです。フェイスブックは18日、一年以上をかけて密かに計画を続けてきた仮想通貨についての詳細を公表しました。同社が来年、提供開始を予定しているリブラには、ビザ、マスターカード、ペイパルやウーバーなどの大企業が参画します。フェイスブックは、「数十億人に力を与えるシンプルな国際通貨と金融インフラ」を作りたいと述べています。この計画は既に金融規制当局や議員から猛烈な反対を受けています。民主党上院議員シェロッド・ブラウンは、「フェイスブックは既に大きすぎ力が強すぎる。そして同社はその力を使って、ユーザーのプライバシーを保護することなく、顧客データを食い物にしている。フェイスブックが監査されることなくスイスの銀行から危険な新仮想通貨を運営することを許すことはできない」とツイートしました。「アメリカン・プロスペクト」誌の編集長デイビッド・ダヤンから詳しく聞きます。彼が「ニュー・リパブリック」誌に書いた最近の記事のタイトルは、「あなたの世界を支配するためのIT巨大企業の最終戦争」(“The Final Battle in Big Tech’s War to Dominate Your World.”)です。

  • アレクサンドリア・オカシオ=コルテスがニューヨーク市で、民主党下院の超大物ジョー・クローリーを破って2018年の民主党予備選に勝利し、ニューヨーク市の政治機構を一夜にして逆転させてから1年近くがたちました。以来、オカシオ=コルテスは、アウトサイダーから一転して、アメリカ中央政界において最も有力な政治家の一人となりました。もう一人の若い候補がクイーンズ区で歴史的大逆転を狙っています。同性愛ラティーノの31歳の公設弁護人[連邦、州、郡、市などに公務員として雇用され、貧困な被告人のための刑事弁護を専門に行う弁護人]ティファニー・カバンがクイーンズ区の地方検事選に立候補しています。彼女は、保釈金制度の廃止[裁判前、保釈金が払えないために有罪の確定がないにもかかわらず収監が続く容疑者の存在が問題となっている]、軽犯罪の起訴の廃止、性労働の非犯罪化、悪徳地主、不正な警官や入国税関管理局(ICE)の追及を掲げて選挙戦をたたかっています。カバンが選出されれば、クイーンズ区の刑事司法制度に大きな転換をもたらすばかりでなく、全米に新たな先例を打ち出すことになるでしょう。勝利には、いずれも制度改革を唱える7人の候補者による混戦を勝ち抜かなければなりません。候補者の中には、クイーンズの民主党エスタブリッシュメントの支持を受けたクイーンズ区長メリンダ・カッツもいます。民主党の予備選挙は6月25日。ニューヨークのスタジオでティファニー・カバンと話します。

  • アフリカ系アメリカ人の一家族がアリゾナ州のフェニックス市を訴えています。4歳の娘がファミリー・ダラー[アメリカの百円ショップ]の一店舗で人形を万引きした嫌疑で、警察官が家族に銃を突きつけました。ソーシャルメディアで広がったビデオの中では、複数の警察官が家族に銃を向け叫んでいます。中の一人は4歳の少女の父親ドラボン・エイムズに対し顔面を撃つと脅迫すらしています。このビデオはネット上で急拡散を続けています。少女の母親、アイーシャ・ハーパーが、子どもを抱いているから両手を上にあげることはできない、自分は妊娠中であるといっているのが聞こえます。フェニックスの市長と警察署長はこの事件について謝罪し、警察官の対応を批判しました。フェニックス市の活動家によれば、同市の市警は警察官による暴力や殺人がはびこっており、今回の事件は最新の一例にすぎません。2018年にフェニックス市では警察官の発砲事件が前年の2倍近くにあたる44件発生しており、同規模の市の中では全米最多でした。ドラボン・エイムズ、アイーシャ・ハーパー、そして家族の代理人ジャレット・モーピンから詳しく聞きます。家族は17日、市に対して1千万ドルの訴訟を起こしました。

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