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2019年3月21日(木)

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  • アムネスティ・インターナショナルは、米国が過激派グループ、アル=シャバブを標的にソマリアで秘密裏に行う空爆で、民間人の犠牲者が出ているのを隠蔽していると非難しています。米国は2017年からソマリアで100回以上の空爆を行っています。米国防総省は長年、空爆による民間人犠牲者はいないと主張してきましたが、新たなアムネスティの報告書によればたった5回の空爆で少なくとも市民14人が死亡、さらに8人が負傷しています。実際の民間人犠牲者の数はもっと多いとみられています。アムネスティ・インターナショナルの武装および軍事作戦の上級危機アドバイザーであるブライアン・カスナーに話を聞きます。カスナーはアムネスティの報告書The Hidden US War in Somalia(「米国の秘密ソマリア戦争」)の作成に関わりました。(画像クレジット:2019 DigitalGlobe, 出典:Google Earth)

  • ハイチでは街頭でのデモが続いています。参加者は政府の腐敗と国の石油基金の管理が不適切だったとしてジョブネル・モイーズ大統領の辞職を求めています。この抗議活動は昨年7月にはじまりましたが、2月に重武装した米国人5人が首都ポルトープランスの中央銀行付近で逮捕され、武器を隠し持っていた上に「政府の任務を遂行している」と主張したため、モイーズ大統領への追及が厳しくなっています。傭兵たちはハイチで刑事責任を問われることなくすぐに米国に送り返され、このことが国民の更なる怒りを買い、そもそも彼らがなぜ中央銀行にいたのかについて政府の説明を求める声が高まっています。ハイチ・リバルテ紙(Haiti Liberté)と調査報道サイト「ジ・インターセプト」による衝撃的な新調査で、傭兵たちは追い詰められたモイーズ大統領が指示した任務で中央銀行にいたことが明らかになりました。その任務の目的はハイチ中央銀行に向かう大統領補佐官を護衛することで、補佐官は政府の石油基金口座から8000万ドルをモイーズ大統領が管理する口座に振り込む予定でした。この調査報道と同時期に、ハイチ議会はジャン・ヘアリー・セアン首相の不信任案を可決し退任に追い込みました。ハイチ・リバルテ紙の記者でジ・インターセプトとの調査報道記事を共同執筆したキム・アイブス記者に話を聞きます。

  • 民主党の下院議員たちは、トランプ大統領の義理の息子で大統領顧問であるジャレッド・クシュナーが、CIAの懸念にも拘わらずなぜ最高レベルの機密へのアクセス権限を与えられたのかの調査を続けています。ニューヨークタイムズ紙は先日、トランプが当時首相補佐官であったジョン・ケリーに、諜報機関職員の判断を無視してクシュナーに機密情報へのアクセス権限を与えるよう命令したと報道しました。クシュナーは、最初の権限申請書で外国の接触先100以上を開示せず、FBIが彼の金融取引歴および海外投資家との接触に関する身元調査をした後、その権限申請は却下されました。クシュナーはその後、申請に3度手を加え、2018年5月、最終的に彼に恒久的機密取扱権限が与えられました。本日は著者ビッキー・ワードに話を聞きます。彼女は新著Kushner, Inc.: Greed. Ambition. Corruption. The Extraordinary Story of Jared Kushner and Ivanka Trump(『クシュナーInc.――強欲、野心、腐敗。ジャレッド・クシュナーとイバンカ・トランプ驚きのストーリー』)で、クシュナーがいかに自分の家族の金融取引に有利な政策を海外で奨励してきたかの詳細を明らかにしました。彼の政策がカタールとサウジアラビア間で戦争の引き金になりかけたこともあったと言います。

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