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2018年10月24日(水)

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  • 中間選挙まで2週間を切りました。ジョージア州の知事選を取り上げます。同州では民主党のステイシー・エイブラムズ候補が、米国初の黒人女性知事を目指して出馬しました。世論調査では、エイブラムズ候補と対立候補のブライアン・ケンプジョージア州務長官が、激しい接戦を繰り広げています。しかし、ここへきてケンプ候補が州務長官の地位を利用して投票抑圧を行なったという告発が持ち上がり、選挙戦は大揺れとなっています。今月に入り、エイブラムズ候補は53,000人分の有権者登録申請が保留されにしているとして、ケンプ州務長官に辞任を求めました。保留された申請の7割がアフリカ系アメリカ人有権者のものですが、同州の人口に黒人が占める割合は3分の1以下です。またケンプ候補に対しては、有権者登録名簿から大勢の有権者を削除したとして投票権活動家も提訴しています。ローリングストーン誌は23日、ケンプ候補が共和党の資金提供者たちとの私的な会話で、投票権を行使するジョージア州民が多すぎることへの懸念を伝える声が記録された録音を発表しました。その数時間後、エイブラムズとケンプは初の公開候補者討論会で、火花を散らしました。ハーバード大学ケネディー政治学大学院のリア・ライト・リガー教授に話を聞きます。The Loneliness of the Black Republican: Pragmatic Politics and the Pursuit of Power (『黒人共和党員の孤独:実利主義政治と権力追求』)の著者です。

  • ジョージア州知事選に立候補した共和党のブライアン・ケンプ州務長官は、自らの監督の下にのジョージア州に現在居住している34万人以上の住民を有権者名簿から削除していたことが、新たな調査で発覚しました。ブライアン・ケンプとジョージア州の投票抑圧について調査しているジャーナリストのグレッグ・パラストに話を聞きます。パラストは削除問題をめぐるケンプに対する訴訟に加わっています。

  • 23日のジョージア州知事選候補者討論会で、民主党知事候補ステイシー・エイブラムズは、1992年に州旗を焼き捨てる抗議行動に参加したことについて釈明しました。その図柄に南北戦争時の南部連合の有名な戦旗が組み込まれていたからです。ジョージア州はその後、州旗のデザインを変更し、公民権活動家たちにとっては勝利となりました。ハーバード大学ケネディ政治学大学院のリア・ライト・リガー教授に話を聞きます。

  • カンザス州では、ラティーノ系が住民の過半数を占める都市が、唯一の投票所を市の外に移動させたことで、市の役人に非難が集まっています。新しい投票所は最寄りのバス停から1マイル以上も離れています。カンザス州ドッジシティは人口の60%がヒスパニックですが、AP通信によると、同市を含むフォード郡では2014年の選挙でヒスパニック系の投票率はわずか17%に過ぎず、白人の投票率は61%でした。ACLU(米国自由人権協会)の報告によると、ドッジシティの唯一の投票所には13,000人以上もの有権者が割り当てられていますが、他の場所では一投票所当たりの有権者数は平均1,200人です。フォード郡民主党の議長ジョニー・ダンラップに話を聞きます。

  • 移民の権利団体による新調査により、アマゾン、パランティア、マイクロソフトのような企業が、トランプ政権の移民収監と国外追放の運用を迅速化して儲けている衝撃的の事実が明らかになりました。国土安全保障省の440億ドルの予算のうち約10%がデータ管理に当てられています。折りしも「政府監視プロジェクト」(Project on Government Oversight)が入手した新たな文書により、アマゾンが、問題が多いとされる自社の顔認識技術の使用を開始させようと移民税関捜査局(ICE)に働きかけていることが明らかになりました。これを利用すると、ビデオ画像に映し出された顔をスキャンすることで移民をリアルタイムで識別することができます。ミヘンテMijente(ラティーノ住民組織のための全国政治ハブ)の主催者ハシンタ・ゴンザレスに話を聞きます。同組織は、「移民防衛プロジェクト」(Immigrant Defense Project)と「全米弁護士組合による全国移民プロジェクト」(National Immigration Project of the National Lawyers Guild)と提携してWho's Behind ICE?The Tech and Data Companies Fueling Deportations(『ICEの背後にいるのは誰? テクノロジー&データ企業が国外追放を加速させる』)という新報告書を発表しました。

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