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2018年6月28日(木)

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  • アンソニー・ケネディ最高裁判事が退任を発表したことで、トランプ大統領は米最高裁に保守派判事を指名する機会を再び得たことになります。ケネディ判事は、レーガン大統領が指名した最高裁判事で、9名の判事からなる最高裁の決定票を握る人物と見なされてきました。6月27日、ケネディ判事は「ジャニス vs. AFSCME(アメリカ労働総同盟・産業別組合会議)」裁判の判決で、公的部門の労働組合が団体交渉の恩恵を受ける組合員に組合費を課すことは、米国憲法修正第1条で保障された言論の自由の権利を侵害するという、保守派の主張を支持しました。これで公的部門の労働組合は組合費を課すことが難しくなりました。ケネディ判事は今週、トランプ大統領によるイスラム教徒入国禁止令についても多数派意見に同意し支持しました。しかし、彼は数々の重要な裁判でリベラル派の判事らと意見を共にしてきています。女性の中絶の権利を保障する「ロー vs.ウェイド」判決が覆されるのを防ぐのに重要な役割を果たし、同性婚、アファーマティブ・アクション(社会的弱者への是正措置)、そして刑事司法改正も支持してきました。27日、トランプ大統領はこの先40から45年判事を務められる人物を指名したいと発言しています。Slate.comの上級編集者ダリア・リトウィックに話を聞きます。

  • アンソニー・ケネディ判事が退任を発表した米最高裁では6月27日、労働組合に不利な重要な判決が言い渡されました。米最高裁は、サミュエル・アリート判事が執筆した5対4の判決で、団体交渉のために労働組合が組合費を課すことを許すイリノイ州法は、米国憲法修正第1条で保障された言論の自由を侵害するものであるという児童支援専門家マーク・ジャヌスの主張を支持しました。この判決はいわゆる「公正な取り分」条項を無効とするため、公的部門の労働組合から数百万ドルに上る組合費を奪うことになります。マーク・ジャニスは、コーク兄弟の「アメリカンズ・フォー・プロスペリティ」(Americans for Prosperity)、米国立法交流評議会(ALEC- American Legislative Exchange Council)を含む右派グループから支援を受けていました。Slate.comの上級編集者ダリア・リトウィックに話を聞きます。

  • 6月26日、サンディエゴのデイナ・サブロウ連邦判事は、バラバラになった家族の5歳以下の子ども達を14日以内に、5歳以上の子ども達を30日以内に親と再会させなければならないとする判決を下しました。米保健社会福祉省(HHS)のアレックス・アザー長官は、親とバラバラにされた子どもたちは簡単に居場所を把握できると主張しています。しかし移民の親と彼らの弁護士の主張はそれとは全く異なります。テキサス州ブラウンズビルを拠点とする移民弁護士ロシェル・ガルザに話を聞きます。ガルザは、トランプ政権の「ゼロ容認」政策でバラバラになった移民家族の代理人を務めます。

  • 米・メキシコ国境からお送りする本日の特別放送では、人権弁護士のジェニファー・ハーバリーに話を聞きます。ハーバリーは、40年以上テキサス州のリオグランデ・バレーに住み、トランプ政権の「ゼロ容認」政策に対処する支援を積極的に行ってきました。マヤ人 の指揮官でゲリラだった夫のエフライン・バマカ・バスケスは、80年代にグアテマラ軍に捕まり行方不明になりました。長期に渡る調査の結果、ハーバリーは、夫の殺害と拷問の隠蔽に米国も関わっていたことを知りました。現在ハーバリーは、グアテマラ、エルサルバドル、ホンジュラスから避難する人々への支援を行っています。

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