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2018年4月12日(木)

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  • 4月12日、トランプ大統領が次期国務長官として指名したマイク・ポンペオCIA長官の承認公聴会がはじまりました。2017年、米上院はポンペオを66対32票でCIA長官に承認しましたが、今回の投票はかなり接戦になる見込みです。少なくとも共和党、ランド・ポール議員は、イラク侵攻と拷問を支持したポンペオの承認には反対すると表明しています。ポンペオはまた、長い間反イスラム派団体と関係を持っており、全米イラン系米国人協議会(National Iranian American Council)はポンペオが承認されればイラン核合意が脅かされ、米国がイランを攻撃する危険が高まると警告しています。ポンペオの指名について全米イラン系米国人協議会のトリタ・パルシ理事長と、調査報道サイト『ジ・インターセプト』のスタッフ記者ゼイド・ジラーニに話を聞きます

  • バーモント州選出の無所属のバーニー・サンダース上院議員は、議会による宣戦布告なしにシリア攻撃を行わないようトランプ政権に警告しました。4月11日、サンダース議員はツイッターに「トランプ大統領はシリア戦争を拡大する法的権限を持っていない。米国が宣戦布告するかを決定するのは大統領ではなく議会だ。そして議会はその義務を放棄すべきではない」と投稿しました。全米イラン系米国人協議会(National Iranian American Council)のトリタ・パルシと、調査報道サイト『ジ・インターセプト』のゼイド・ジラーニ記者に話を聞きます。ジラーニ記者はWith Latest Syria Threats, Trump Continues to Be More Confrontational Toward Russia Than Obama Was(「最新のシリアへの脅しでトランプはオバマ以上にロシアへの対立の姿勢を示した」)と題された記事をグレン・グリーンウォルドと共同執筆しました。

  • ポール・ライアン米下院議長が今秋の中間選挙には再出馬しないと発表し、ワシントンに衝撃が走りました。下院では40人以上の共和党派議員が辞任または引退を発表しましたが、それには委員会の議長9人が含まれています。11月の中間選挙では勢いに乗る民主党が多数派を勝ち取ることを共和党は恐れているのではないかとの推測をよんでいます。最も有力なライアン議員の後任候補ポール・ニーレンは白人至上主義の反ユダヤ主義者で、米国にいるムスリムを全員国外退去処分にするよう求めている人物です。ブルックリン大学およびニューヨーク市立大学大学院センターの政治学コーリー・ロビン教授に話を聞きます。ロビン教授は、ニューヨーカー誌が「トランプの出現を預言した書籍」と評したThe Reactionary Mind: Conservatism from Edmund Burke to Donald Trump(『反動主義気質--エドマンド・バークからドナルド・トランプまでの保守主義』)の著者です。

  • 全米各地で教師による抵抗が続いていますが、オクラホマ州では数十人の教師たちが7日間、約177キロに渡るタルサから州都オクラホマシティへの行進を完了しました。教育予算をめぐる教師によるストライキが9日目を迎え、タルサからオクラホマシティに至るまで公立校は未だ休校となっています。今回のストが行われる中、米最高裁は公的部門の労働組合に団体交渉の恩恵を受けるが組合費を払わない職員を許す前例を作ることになる「ジャヌス vs. 米国州・郡・市職員同盟(AFSCME)」を検討しており、判決によっては全米の公務員組合に大打撃となる可能性があります。また、トランプ大統領は連邦裁判所に右派判事を多数任命することに成功しており、これから先数十年にも渡り司法制度の流れを変えつつあります。引きつづきブルックリン大学およびニューヨーク市立大学大学院センターの政治学コーリー・ロビン教授に話を聞きます。ロビン教授は保守派運動を「弱く支離滅裂」、米民主党は「中身のないマシーン」だと評し、教師による抵抗など労働者の運動が米国における「本物の抵抗」だと言います。

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